皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。
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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。
①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。
このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。
それでは、今回のお題はこちらです。
差別禁止規定(正解率50%)
問題
労働基準法4条「使用者は、労働者が女性であることを理由として、【?】について、男性と差別的取扱いをしてはならない。」
A 賃金
B 賃金、労働時間その他の労働条件
C 定年年齢
D 募集及び採用
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労働基準法から順次配信。
2021年社労士試験の全問・全選択肢を解説します。今回は労基。担当:金沢博憲(#社労士24、経験者合格コース)問題PDFはこちら→https://www.sharosi-siken.or.jp/exam/info.html【INDEX】今回は労基です。0:00~問12:55~問27:32~問312:25~問418...
解答・解説
「A 賃金」。
労働基準法では
・法3条 国籍、信条、社会的身分を理由とした労働条件全般(雇入除く)についての差別禁止
・法4条 性別を理由とした賃金差別の禁止(男女同一賃金)
の2つが規定。
法3条から、性別による差別禁止は、意識的に除外している。
労働基準法上、性別による差別禁止は、賃金のみ定めている(罰則付き)。
一方、賃金以外の労働条件についての差別禁止規定は、男女雇用機会均等法に置かれている(罰則なし)。
「女性であることを理由として」とは、「労働者が女性であることのみを理由として」、あるいは「社会通念としてまたはその事業場において、女性労働者が一般的または平均的に能率が悪いこと、勤続年数が短いこと、主たる生計の維持者ではないことなどを理由とする」ことを意味する。
なお「差別的取扱いをする」とは、不利に取り扱う場合だけでなく、有利に取り扱う場合も含みむ。
以上、今回の問題でした。
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。
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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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