皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。
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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。
①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。
このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。
それでは、今回のお題はこちらです。
相対的給付制限(正解率57%)
問題
労災保険において、「故意の犯罪行為」「重大な過失」「正当な理由がなく療養に関する指示に従わない場合」に、相対的給付制限の対象になる保険給付に含まれないものは?
A 遺族補償給付
B 休業補償給付
C 傷病補償年金
D 障害補償給付
読み上げ目的条文【動画】
目的条文を読んだり、聴いたりするときは、
①手段
②小目的
③大目的
を意識しましょう。
解答・解説
「A 遺族補償給付」。
相対的給付制限の対象になる保険給付は、労働者本人の所得保障給付である「休業、傷病、障害」の3つ。
遺族補償給付は、”遺族に落ち度はない”という考え方で、制限の対象外。
列車の遮断機が降りているのに車で通過しようとして衝突事故→労働者が死亡し「重大な過失」とされたが、「遺族には罪はない」ということで、遺族補償給付と葬祭料が支給された、という事例がある。
なお、制限額は「故意の犯罪行為」「重大な過失」は30%。制限期間は3年。
制限理由3つ、対象になる給付3つ、制限額30%の”トリプルスリー”。
以上、今回の問題でした。
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。
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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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