社労士試験合格を目指される皆様、こんにちは。
東京水道橋校の石戸泰史です
学習を始めたばかりの頃はもっとやる気があったのに、今はモチベーションが下がってしまっているとのご相談を受けることがあります。
今回は、モチベーションアップの方策について書かせていただきたいと思います。
目的を再確認
皆様にとって社労士試験合格はゴールではないはずです。
どうして社労士試験を受験することになったのか、目的を再確認してみましょう。そうするとどうでしょう、学習を始めたばかりの頃のやる気が戻ってきませんか。
私の場合は、法律を駆使して困っている労働者のサポートをしたいと思っていました。
そして、クライアントから絶対の信頼を得られる「本物の」社労士になることが目標でした。
ですから、「モチベーションが下がってしまって」とか、「労災保険が難しい」とか、そんなことを言っている場合じゃないと思っていました。
そんなことを言っている社労士は誰も信頼してくれませんから。
たまに勉強が辛くなってきても、「楽勝、楽勝」と自分に言い聞かせていました。
「武士は食わねど高楊枝」です。
何事にも動じない「本物の」社労士を目指しましょう。
自分を褒めてあげる
社労士試験を受験する義務は誰にもないはずですし、受験を止めても誰にも文句は言われないはずです。
それにも拘わらず、趣味に費やす時間や睡眠時間その他多くのものを犠牲にして難関な社労士試験に果敢にもチャレンジしている皆様は、それだけで十分に価値のある素晴らしい存在です。
自分は覚えが悪いと嘆いたり、定例試験でミスをした自分を責めたりするのではなく、ときには思いっきり自分を褒めてあげましょう。
社会的責任を意識する
ノブレス・オブリージュという言葉をご存じでしょうか。
フランス語で「高貴さには義務を伴う」というような意味合いです。
私なりに、これを社労士受験生に当てはめてみますと、社労士の受験ができるような立場にある皆様は選ばれた人間であり、そんな皆様は立派な社労士になって労働者や会社を守る社会的責任があるといえるのではないでしょうか。
皆様は、労働問題に関する最後の砦、いわばセーフティネットなのだと思います。
活躍している自分を想像する
一〇年後の皆様は、どんな社労士になっているのでしょうか。
会社の管理部門を取りまとめるリーダーでしょうか、それとも多くの社労士を束ねる社労士法人の代表でしょうか。
または、将来の社労士を育成する講師でしょうか。
皆様が部下にテキパキと指示をする姿や、教壇の上で多くの受講者を前に講義・講演をする姿を想像するとワクワクしませんか。
その理想像までもう一歩のところまで来ています。
今日の学習がまた皆様をその理想の姿に近づけることになります。
最後に
いかがだったでしょうか。やる気がでてきましたか。
モチベーション管理は、社労士の業務の一つである労務管理の一分野です。
皆様が社労士の実務家になりましたら、他人のモチベーションを管理する立場になります。
まずは、そのシミュレーションとして、ご自身のモチベーションをアップさせて、さあ、今日の勉強を開始しましょう。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座 石戸 泰史