皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。
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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。
①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。
このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。
それでは、今回のお題はこちらです。
労使委員会の協定代替決議(正解率59%)
問題
労使協定には、「労使委員会」の決議により代替できるもの、できないものがある?
次のうち、代替できないものは?
A 1か月単位の変形労働時間制
B 専門業務型裁量労働制
C 賃金全額払の例外
D 年休中の賃金
選択式で「あと1点ほしい」という局面で使えるかもしれない小技。
解答・解説
「C 賃金全額払の例外」。
労使委員会は、企画業務型裁量労働制や高プロ制度を導入するために設置が義務付けられている。
その設置のメリットとして、協定代替決議が可能である。
【協定代替決議】
①代替不可→任意貯金・賃金全額払の例外(労働時間要素がゼロなもの)
②代替可能(決議の届出は不要)→原則
③代替可能(決議の届出が必要)→時間外・休日労働
以上、今回の問題でした。
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。
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【今日の一言】
これまで解いてきた問題は習熟度別に3つに分類できる。
A「何度やっても正解」問題
B「正解したり間違ったり」問題
C「何度やっても間違える」問題
直前期はABC別に次のように取り組む。
A→メンテとして問題・解答一緒に見て確認
B→最大の伸びしろ。重点的に反復演習&テキスト確認、Aレベルに引き上げる。
C→直前期からではBレベルにしかならない→捨てる勇気も必要。
Cの1問の克服に時間を掛けるより、Bの10問を磨くことに力を入れる時期。
Cの代表例は、労災の業災・通災の認否事例。時間泥棒。
スクール模試でも結構出題される。
試験では「どっちともとれる」グレーな事案が出題。
所詮択一1問、◯×の2択。
勘で正解率50%は保障。
深掘り厳禁。
そこにかける時間は、後半の費用徴収・特別支給金・特別加入にアテたほうが得点は上がる。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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