皆様、こんにちは。
本試験前の最後の1週間を迎えると、「何に手をつければいいか分からない」というご相談を多くの方から頂きます。
1年間分の広大な学習範囲の復習をしようというのですから、「完璧でない」と感じるのも無理はありません。
しかし、この試験は「完璧でないと合格できない」という試験ではありません。
満点を取らなくても受かる試験、択一で約3割間違えても受かる試験ということを、改めて思い出して頂きたいのです。
完璧にはこだわらず、やることを絞っていきましょう。
そのためのポイントをご紹介します。
最後の1週間の過ごし方を決める一助となれば幸いです。
①学習計画の時間割を作る
最後の1週間の時間割を作って、睡眠、仕事、家事の時間を入れ込んだら、それら以外の時間はすべて学習時間に充てましょう。
【ざっくり”週の時間割”の作り方】
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そして、「計画したことは必ずやる、計画していないことはやらない」と割り切ることが大切です。
②新しいことはやらない
最後の1週間で、新しいことに着手して定着させる時間的余裕はありません。
使い慣れた教材の復習に徹して、今憶えていることをより確実にするようにしましょう。
すなわち「キホンが大事」です。
③復習が済んだ教材は封印する
復習が完了した教材は、”感謝の気持ちを込めて”、ダンボールに詰めたり、表紙に「済」と書くなどして封印してしまい、本試験まで開かないようにしましょう。
「今日の復習でこの教材ともおさらばできる!」と思えば復習にも身が入ります。
そして、復習後封印すると、書棚の本が目に見えて少なくなっていき、心理的負担が軽減→「学習が進んでいる!」という達成感が本試験までのモチベーションを支えます。
④全科目満遍なく復習する
例えば老齢厚生年金ばかりやっていては、他の科目の復習がおぼつかないです。
この1週間で全科目学習できるように計画を立てましょう。
分かっている部分はさらっと、苦手な箇所は重点的にというメリハリが大事です。
最後の1日は、全科目復習できると最高です。
⑤難解な内容は、丸暗記or捨てる
難解な内容を理解して消化する時間はもうありません。
丸暗記するか、「自分の苦手はみんなの苦手」と割り切って捨てる勇気を持ちましょう。
⑥集中力を常にキープする
勉強時間を長く取れても、ダラダラしていると効果半減です。
- 1日の学習の必達目標を明確にする
- 25分おきに5分、または50分おきに10分休憩を取る
- 飽きを防ぐため科目(労働→社保)や教材(択一→選択→テキスト)をチェンジする、
などして、勉強の質を維持しましょう。
⑦十分な睡眠時間を確保
「ラスト1週」の締め切り効果を活用し、頭の処理速度を上げていく。
これと並行して、十分な睡眠時間を確保する。
その日、処理した情報を脳内整理し「使える知識」とする”戦略的”睡眠。
同時に身体も休ませる。
頭も身体も本試験にピークを持っていく。
動画解説はこちら
こちらの動画の「53:40~」辺りからが最後の1週間の過ごし方の解説です。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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