皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2021年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
強弱をつけて、全体感を押さえながら要点を確実にしていく
今回は”deroko”様から頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
【属性】
- 30代、女性、企業で人事を担当(労務は未経験)
得点状況
R3:選択式29(労一2点)、択一:51
6年目の合格でした。
直近3年間はすべて選択式の基準割れでした。
【利用のコンテンツ】
- 大原 トレ問アプリ(最新版リリース直後から)
- 社労士24+直前対策(2021年6月から)
- このブログ、twitterなど
※社労士24申し込み前までは、他社の通信教育を利用
【学習計画の立て方】
かなりざっくりとしたスケジュールの立て方でした。
だいたい3月までにインプットが全部終わっていること、トレ問3周終わるまでインプット完了と言わない、模試は大原2回分+他社1回分受けること、など年間を通して終わらせるノルマだけを決め、デイリーでの管理はそこまで細かく行っていませんでした。
家事育児仕事で、精緻なスケジュールが組めなかっただけでもありますが・・
【勉強時間の作り方】
2歳の子供がおり、フルタイム勤務で、おまけに昇格した年だったこともあり時間の捻出にはかなり苦労しました。
すべての教材をiPad、スマホ両方で見られるようにし、隙間時間をすべて活用しました。
子供が寝てから、お昼休み、家族の協力を得て土曜日は半日こもる、等細切れですが勉強を続けることができました。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
概ね平日2時間、休日3時間、連休などは合宿しましたが、それでも年間600時間程度かと思います。
平日は、きちんと机に向かったのは1時間程度で、あとは隙間時間で問題をとくことが中心でした。
【回転数】
- 社労士24:レクチャー1周、苦手な国年・健保・労一のみ3~5周
- トレ問アプリ:概ね4回転程度
- 選択式トレーニング問題集:こればかりは、申し込みが直前ですべて消化できず、労一・社一・労基のみ2回転、雇用と労災は未着手、年金健保を1回転。
【一番苦労したことと解決した方法】
受験年数が長いとありがちな、忘却・知識の混同が起きがちでした。
これこそが、悩んだ末直前にも関わらず社労士24を申し込んだ決め手です。
不安に思った時、ピンポイントに該当チャプターの講義を確認し、不安を消したらまた問題に取り掛かる・・というスタイルができたことで、直前期、ひたすらにアウトプット学習を徹底することができました。
選択式の勉強法
社労士24を申し込むまでは他社テキストをアプリに取り込み、オリジナルの暗記シートを作っていましたが、申し込み後は選択式トレーニング問題集に助けられました。
一部教科は手が回りませんでしたが、苦手としていた一般常識・労基はかなり使いやすく、勿論一般常識は対策の立てようがない問題もありがちですが、「これさえ押さえておけば、わからない問題がきても多数派に入れる・・・」という心の安定につながりました。
【勉強内容】
・5月まで(直前期の前)
他社で数年学習しており、今年はそちらの講義はあまり見ず、法改正+テキスト読みで疑問に思ったところ+過去問で間違っていたところのみ講義を視聴していました。
隙間時間にはトレ問アプリを活用していました。
・6月~7月(直前期)
他社の答練をやりつつも、毎朝Twitterで金沢先生の問題をといたり、このブログを見たり・・ということも1年間続けてきた中で、「一つ一つを丁寧にさらう今の学習より、強弱をつけて、全体感を押さえながら要点を確実にしていく社労士24での学習の方が良いのかも・・」とずっと悩み続け、5月下旬・・色々と疲れて今年で受験を絶対最後にしたい!後悔したくない!と急に思い立ち、勢いで社労士24+直前対策を申し込んでいました。
自分でも、思い切ったなぁと思います。笑
大原の教材が届いてからは、とりあえず社労士24レクチャーを一回転したのち、苦手意識のある箇所のレクチャーを繰り返しました。
総合演習、直前演習、模試2回分は確実にこなしましたが、正直選択式のトレーニング問題集までは十分に手が回らず、手つかずの教科も出てしまいました。
・8月(最直前期)
総合演習、直前演習、模試の見返しのほか、白書対策をしていました。
3年連続選択式(一般常識)で不合格ということもあり、何を見ても不安で、そして白書ばかりやっていると択一の知識が抜けていくのかと不安・・というスパイラルでしたが、社労士24はかなりコンパクトに振り返ることができるので、不安払しょくに役立ちました。
【2022年受験生の方へのメッセージ】
何度も選択式で落ちて、気持ちも不安定だった直前期、自分の考え方が変わるきっかけがありました。
ある書籍で人間の学び方について書いていて、「しっかりと手順を読み込んで、それから実践することが向いている人と、とりあえず実践してみて何が悪かったのか手順で振り返るタイプ、2種類の人間がいる」とありました。
私は明らかに後者だ、と確信し、漫然と選択式対策にはテキスト読み・・でもつまらなくて寝ちゃう・・という状態になるくらいならと勉強時間の9割を問題を解くことに使いました。
間違えれば間違えるほど、自分にとって記憶が定着する良い機会、と思えて気持ちが前向きになりました。
100人100通りの勉強法があります。いいと思ったことは素直に取り入れ、自分にしっくりくる方法で頑張って下さい!
【その他ご感想など】
私が正式な大原生だったのはわずか2か月です。
投稿して良いのか悩みましたが、その前からずっとトレ問アプリユーザーでしたし、何よりも「長年他社の教材で基礎固めをしていて、社労士24が気になる・・という方がいたら是非全力でお勧めしたい!」と思い書いています。
知識が増えれば増えるほど、忘れたり、違う物と紐づけて間違えるという事象がおこり、何よりもそれが気持ちの不安につながって適切な時期に選択式対策へシフトできない要因になったりします。
既に基礎がある方こそ、社労士24で全体感を整理して、不安なところだけピンポイントで復習しながらとにかくアウトプットに注力する・・こういう使い方にとても向いた教材だと思います。
私はたった2か月でも、元は取れたと確信しています。
ただ、勿論1日でも早く始めていたら講義を味わえたのにな、とも感じていますので(笑)少しでも興味のある方には全力でお勧めします!
その他の合格体験記
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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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