今年の択一は確かに難しかったです。

だからこそ、その中で、取れる問題、取れない問題はどれだったのか、取れる問題の取り方はどう取るのか、分析することが重要です。

そこで、択一式全問について、1問1問取りやすさを検証していきます。

難易度ランクを次の3段階評価します。

★★★→とりたい
★★☆→どうにかしてとりたい
★☆☆→これはとれない

本試験問題はコチラ

この記事の解説と、ご自身の解答を照らし合わせて、どの部分を取ればよかったのか、という確認にお役立てください。

その際、得点できなかったところばかり見るのではなく、ご自身が得点できたところは、「ここはちゃんと取れている」「勉強した成果が出た」と捉えることです。
今回できた問題だって、最初はできなかったはずです。
そういう問題をさらに増やしけばといい、と考えてください。

今回は、国民年金法です。

国民年金法

問1★★☆

正解C

A○
B○
C×→すべての保険料をまとめて前納する場合においては、6か月又は年を単位として行うことを要しない
D○
E○

Cは一瞬原則を想起し○に思えるが、よく見ると例外を問う問題と分かり×と判断できたらすごい。

問2★★★

正解C(○アウエ)

ア○
イ×→2分の1
ウ○
エ○
オ×→当日に喪失

3つの○組合わせだが、イとオの×が明確なので、アウエが○としたほうが、より確実。

問3★★★

正解A

A×→審査官の決定の経た後
B○
C○
D○
E○

Aで一本釣りしたら他はみない。時間とスタミナの節約。

問4★☆☆

正解B

A×→講習期間は国年、実習期間は厚年と国年に加入
B○
C×→住民となった日
D×→単身でも留学は、国内居住扱いなので喪失しない
E×→第2号の資格は65歳で喪失

ABCがよくわからないので無理め。
Bは「住民票とか拘んないよな確か-」という感覚で○にできたらすごい。

問5★★★

正解D

A×→出産の予定日の6か月前
B×→定時制・通信制も対象
C×→利用できる
D○
E×→住所が異なっていれば、住民票上の住所が異なっていなくても対象になる

CEはよくわからないが、Dが絶対○なので、一本釣りしたい。

問6★★★

正解E

A×→先発は停止されない
B×→1年
C×→支給されない
D×→25年以上
E○

the基本。取りたい。

問7★★★

正解D(×ウオ)

ア○
イ○
ウ×→繰上げていると請求できない
エ○
オ×→その他3親等内の親族が請求できる

ウオの×が確実で、特定できる。

問8★★★

正解B(○2つ)

ア○
イ×→支払期月でない月でも支払われることはある
ウ×→産前産後免除期間中も納付できる
エ○
オ×→選択替えはいつでも可能

個数問題だが、得点しやすい個数問題

問9★★★

正解D

A×→老基の受給資格期間を満たしているため、65歳以後は加入できない
B×→繰り下げ申出できない
C×→控除(割引)は適用される
D○
E×→死亡に関する一時金

the基本。確実にとりたい。

問10★★★

正解E

A×→国内居住要件ない
B×→子に遺族厚生年金、夫に遺族基礎年金が支給
C×→48×1/2+12×3/4=33か月で要件満たさない
D×→該当によって受給権発生
E○

the基本。確実にとりたい。

まとめ

三段階評価の配分は次の通りになりました。

★★★→8問
★★☆→1問
★☆☆→1問

目標点→厚生年金保険法で9点以上

今年は、健康保険をどうにか耐えて、年金2法で大きく稼ぐことができたかがポイント。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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