皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。
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今回のお題はこちらです。
労働安全衛生法第65条の3(正解率40%)
最高裁判例(電通事件)「労働基準法は、労働時間に関する制限を定め、労働安全衛生法65条の3は、作業の内容等を特に限定することなく、事業者は労働者の健康に配慮して労働者【?】するように努めるべき旨を定めている」
A に対する人事権を適切に行使
B の就業環境を適切に整備
C の従事する作業を適切に管理
D の労働時間を適切に短縮
正解は「C の従事する作業を適切に管理」。
電通事件(平成12年3月24日)では、過重労働についての企業側の民事上の損害賠償責任を認める初判断が示された。
その判決文で引用されたのが「安衛法65条の3」。
過労死の防止を直接の目的とする規定ではないが、その予防に使えるものと解釈した。
同じ問題が平成16年の安衛法の選択式で出題されている。リピート注意。
選択式は、条文や判例などの”正しい文章”を穴抜きにしているため、空欄前後に”正解を匂わせる”言葉が普通に登場する。
この問題文では「作業の内容等」をヒントにして「作業×管理」を選ぶ。
択一の勉強が進んでくると、この”匂わせ”を逆に警戒して、ヒントに従えないことがある。
「択一は間違い探し×選択は正しい文章」の切り替えを。
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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
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