2024年社労士試験合格体験記(9)「”基本が大事”を信じて、初受験で合格」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は”ひこなそ”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #社労士合格体験記

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プロフィール

年齢:30代前半
性別:男性 
職業:市役所職員
最終学歴:4年生大学卒(経済学部経済系学科)

【社労士を目指したきっかけ】

私は市役所職員として勤務しておりますが、公務員としては避けては通れない、数年のサイクルで全く違う業務内容の異なる別の職場への異動があり、ただただ日々の業務に忙殺される将来に不安を感じ「どこにでも通用する専門的な知識を身に着けたい」と一念発起し、福祉関係の業務を担当をしていたこともあり、業務に関連する健康保険や年金の知識を深める目的で、社会保険労務士試験の挑戦を決意しました。

【得点状況】

令和6年度 
選択 38
(労基5 労災5 雇用5 労一4 社一5 健保5 厚年5 国年4)
択一 53
(労基8 労災6 雇用8 一般8 健保5 厚年9 国年9)
※R6.10.10入力時点、合格通知が届いてないので自己採点の結果です。
ありがたいことに初受験一発合格をすることができました!

【利用のコンテンツ】

・社労士24+直前対策
・大原のトレ問アプリ(社会保険科目のみ利用)

序盤はどこの書店でも売っているテキストを使って学習を開始しましたが、社労士24の受講を開始してからは、それ一本で勉強していました。
以降他の問題集やテキストなどには浮気せず、とにかく大原から送られてくる教材、模試等を完璧に仕上げることを意識しました。

【学習計画の立て方】

私の場合は、本格的に勉強開始する前に、大原からの教材発送スケジュールを参考にざっくりと試験当日までの年間スケジュールを立てました。
1年間の目標総勉強時間数や、いつまでに何回転するかなどを決めました。
開始タイミングは6月くらいです。

スケジュール作成にあたってはとにかくいち早く全貌をつかむことを目標にしました。
社労士24は前年の講義が最初からすべて視聴ができましたので、最初の科目の労働基準法を開始するのと同じタイミングで最初の社会保険科目の健康保険の動画視聴やテキスト読みを進めていき、1月にはなんとか全科目一回転させました。(この時点では勿論ちんぷんかんぷんで、こんなのやるんだ、これは理解が難しそうな内容だなとかを把握する程度です)

しかし、このおかげで、年明けからの健康保険、年金科目の学習がかなりスムーズに進められたと思います。
あとは模試や本試験日を目標にあと何回転できるかを把握しながら、自分に足りない点、自信がない点などを優先的に学習するよう計画を微調整しつつ勉強を進めました。

【勉強時間の作り方】

・定時ダッシュ。人によってこれはかなり困難かと思いますが、私は事前に社労士受験をすることを上司に相談し、協力していただきました。
業務時間内はとにかく効率化、時間を捻出することを念頭に、日中の仕事に集中しました。
残業する同僚を尻目に帰宅するのは結構勇気がいったし、心苦しかったですが、周りの職員の理解もあり、勉強に集中させていただきました。

・お昼休憩はご飯食べたら即トレ問。昼休憩1時間のうち択一式のトレ問を最低50題以上解くことをルーティンとしていました。

・飲み会、遊びの誘いはすべてキャンセル。一切いかない。

・通勤の講義ながら聞き 。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

前半
平日:3時間程度
休日:5時間程度
後半
平日:5時間程度
休日:8時間程度

本試験までに大体1500時間ほどはやりました。
通勤中のながら視聴やYouTubeの社労士関連の動画視聴などを加えるともっと時間を費やしていると思います。

【回転数】

講義:通勤中のながら聞き等もしていたので、何回見聞きしたかわかりません。
テキスト:12回
択一式トレ問:12回転(間違えた問題だけ解く、などもしていたので、実際にはもっと回数を重ねていたと思います)
選択式トレ問:6回転
直前対策:2回転
模試:受験+解きなおしで合計2回転

【一番苦労したことと解決した方法】

私は初学ということもあり、自分の勉強方法はあっているのか、このペースで進めていいのか、社労士24の教材だけで本当に本試験に太刀打ちできるのか、こんなに私生活を犠牲にして不合格だったらどうしようとか、正直常に不安との闘いでした。
一方、他の教材に手を出す余裕もありませんでしたから、社労士24の講義、テキスト、トレ問をひたすら繰り返しました。

YouTubeや講義の中での金沢先生の励ましのお言葉、学習アドバイスに何度も救われてきましたが、何より「基本が大事」という言葉を信じて勉強をつづけました。

これまでやってきたテキスト、トレ問から問われれば絶対に間違えない、という自負を胸に挑んだ初めての大原の全国統一模試では、選択式32点、択一式54点を取ることができ、それまでの不安は一気に晴れ、それまでの勉強が確信へと変わり、本試験まで駆け抜けることができました。

社労士試験を熟知している先生方が口を揃えていう、「基本が大事」という言葉は、この過酷な試験を切り抜ける、最も重要で、最も強力な言葉なのだと痛感しました。

【選択式の勉強方法】

結局は繰り返しテキストを読みこむことが一番の近道だと思います。

選択肢のグルーピングなどの解放テクニックはあるかと思いますが、基本的には問題文を読んでいて空欄のキーワードが頭をよぎる、或いは選択肢に違和感を感じるようになるまで、テキストの読み込みが大切だと思います。

できなければ、テキストの読み込みが甘い、と自分に言い聞かせていました。

あと、択一式と同様に、間違えたらテキストに戻り確認し、なぜ間違えたのか、何が理解できていなかったのか、何か認識できていなかったかを把握するようにしていました。

【勉強内容】

・6月~8月
市販のテキストをとにかく読み飛ばしていきました。
この時点は全く覚えることはせず、社労士の試験範囲の全体像を把握するような意識で気楽にやってました。

・8月~1月まで(労働科目編)
この期間は大原教材発送スケジュールに合わせて講義視聴、テキスト読み、択一・選択トレ問をとにかく回転させました。
メイン科目1か月くらいの間に択一トレ問を6~7回転させるようなイメージで進めました。
サブ科目として社会保険科目も進めており、ゆっくりとですが動画視聴→テキスト読みを進め、アプリのトレ問をダウンロードし、テキストを見ながら解きました。
サブの社会保険科目は後半戦に向けての種まきというイメージで進めていました。

・2月~5月(社会保険科目編)
この期間も基本戦術は変わらず、大原から送られる教材発送スケジュールに合わせて、メイン科目の講義視聴、テキスト読み、択一・選択トレ問の繰り返しです。
サブとして労働科目の復習を進めていきました。
ゴールデンウィーク終了のタイミングで全科目学習が完了しました。

・6月~7月(模試受験に向けて)
7月6日と7月27日に模試を受験したのですが、それまでにどれだけ全科目を回転させるかに注力しました。
またこのあたりから、統計白書や判例も毎日少しずつ触るようにし、学習計画に沿って、各科目まんべんなく学習できるよう進捗管理に気を付けました。
2回目の模試受験に向けては自身の弱点克服ため、苦手なトピックやよく間違える問題を中心に学習を進めました。
毎日統計、毎日判例は継続しました。

・8月(最直前期)
テキスト読み中心で全科目4回転くらいしました。
本試験を意識し、直前対策パックの問題や模試を活用しながら、5肢択一で解くなど、本番を意識して問題を解きました。試験前日は全科目のテキストをザーッと一通り流し、当日の朝まで目的条文や統計の確認を行い、本試験に臨みました。

【受験生の方へのメッセージ】

とにかく社労士試験は範囲が膨大で大変な試験でした。
令和6年度の本試験の択一式試験は健康保険法をはじめ例年より難しかったようですが、それでも社労士24のテキスト、トレ問、そして金沢先生の講義、お言葉を信じ、合格点をもぎ取ることができました。
とにかく「基本が大事」、これに尽きると思います。
社労士合格にはよく1000時間の勉強が必要といわれていますが、単に時間を重ねるだけでは合格できない、相当な我慢強さや精神力が試される過酷な試験だと思います。
これから勉強される方、今合格に向けて頑張っている方は相当な覚悟でこの試験勉強に臨まれていることと思いますが、自分を信じて突き進んでください。
そして社労士24というコンテンツは、その強力な支えになると思います。

【その他ご感想など】

社労士24はテキストが薄く、ほんとにこれで合格できるのか?と半信半疑でしたが、内容は過不足なく的確、そして講義はテンポよく、時にくすっと笑える小ネタ、語呂合わせなども交えてあり、楽しく学ばせていただきました。
金沢先生の言葉の中で、仕事や育児など日々忙しい中で社労士試験に挑戦している自分を称賛してあげてください、というメッセージがありました。
ただ社労士に受かるため情報を一方的に流すだけでなく、社労士を志す一人一人に寄り添い、考えながらコンテンツの作り込みをされているのだなと感じるともに、社労士の「人を大切にする」ことを自ら体現されているのだと深く感心いたしました。
数ある教材、予備校がある中、社労士24を始め、金沢先生、資格の大原に出会い、勉強できたことを心から幸運に思います。
ありがとうございました。
社労士24フォロー申し込みました。
これからもよろしくお願いいたします。

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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