社会保険労務士試験合格を目指す皆様、こんにちは。
金沢博憲(社労士24)です。
社会保険労務士試験は合格率一桁%で推移する難関国家資格といわれています。
近年の合格者数や合格率の推移は次のとおりです。
合格率の推移や合格基準点の決定ルールなどの詳細はこちらでまとめています。
社会保険労務士試験の受験生の皆さん、こんにちは。 令和2年(2020年) 第52回 社会保険労務士試験の合格発表が11月6日(金)にありました。 今年、過酷ともいえる道程を進まれたすべての皆様に敬意を表します。 合格の声 …
この社労士試験の難易度がなぜ高いのか、合格にする上でなにが難しいのか考えてみると、次の3つの理由をあげることができます。
- 総得点の基準点に加え、各科目に基準点が設定されていること
- 試験範囲が広いこと
- 自学自習の勉強時間がとれないこと
このうち、2つ目と3つ目のそれぞれの理由について説明します。
試験範囲が広いこと
社労士試験は、試験科目が10科目あります。
そして、相互の科目が複雑に絡み合っています。
ある科目のことを理解していないと、この科目のことを理解できない、という関係があるのです。
そのため、社労士試験に合格するためには、各科目の内容を理解した上で、他の科目との関係性を意識しながら全科目の学習を進める必要があります。
しかし、1科目目(一般的には労働基準法)も時間をかけてじっくり取り組んでいると、2科目目の勉強している途中で忘れ始めてしまい、後半の科目の頃には、前半の科目を忘れてしまっているという状態になります。
すなわち、社労士試験に合格するためには、全科目の全体構造と相関関係を理解することが最も重要なのですが、同時にそれが最も難しく、最も時間がかかる部分なのです。
その試験範囲の広さを克服するコツがあります。
1科目にじっくり時間をかける、ではなく、全科目を何度も反復する、です。
実はそれが「理解」につながる早道になります。
これは「全科目高速回転」といっています。
全科目1回転目では全く理解できなかったことが、2回転目、3回転目になると霧が晴れるように理解できることが社労士試験では数多くあります。
1回転目にわからないことがあっても、決して立ち止まらずに、どんどん先に進みましょう。それが結果的に近道です。
ピッタリの諺があります。「読書百遍、意自ずから通ず」。
どんなに難しい書物であっても、繰り返し読むうちに意味が自然とわかるようになるものだというこの意味は、社労士試験の勉強でも当てはまるものといえるでしょう。
繰り返せば、分かる。
繰り返せば、つながる。
繰り返せば、忘れない。
それが社労士試験の攻略法なのです。
自学自習の時間がとれないこと
難関国家資格の社労士試験は、お勤めの方でも講義を聴いた上で自学自習の時間を確保すれば合格可能です。
ただ、その自学自習の時間を十分確保すること自体が環境的に難しくなります。
社労士試験の受験生の年齢層は幅広いですが、ボリュームゾーンは30歳、40歳代です。
お仕事で役職を持つことになったり、転職を考えたり、また、ご家族が増えたりするようになると、社労士試験の勉強で学ぶ知識の必要性が高まります。
そこで、30歳、40歳台で社労士の勉強をはじめられる方が増えるのですが、同時に、この世代になると、勉強に当てられる時間が少なくなります。
お仕事で責任が増し、また、子育てなどご家庭のご用事も増えるからです。
そのため、講義を聞くことはできても「過去問を解く」ことなどの自学自習の時間を確保できず、なかなか実力を伸ばすことができなくなるのです。
もちろん勉強時間の確保のためには、スキマ時間を活用するなどの工夫はあります。ただ、それにも限界があるかも知れません。
「ならば講義を聞かないで問題だけ解く」という独学スタイルも、全く知識がない状態で解くわけですから、実になる学習にはなり難いです。
社会保険労務士合格を目指す皆様、こんにちは。 資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。 社労士試験に難易度が高いといわれる理由の一つとして、勉強時間の確保の難しさがある、という記事を以前ご紹介しました。 社労士 …
「全科目高速回転」と「自学自習の時間の確保」を両立させるには?
以上の社労士試験を難しくしている2つの理由を克服するために開発したのが「社労士24」というLearningコンテンツです。
「社労士24」は単なる概要解説やポイントまとめではない網羅性のあるインプット講義が24時間で完結するWeb通信です。
全科目が24時間、1.5倍速で16時間です。その気になれば、1週間で全科目1回転できます。
そして、一般的には講義時間全科目100時間以上かかると言われていますが、それが24時間に短縮されます。講義の時間が短くなる分、自覚自習の時間を確保することができます。
「社労士24」で講義時間を短くしていることは目的ではなく、手段です。
全科目の高速回転が可能になるように、そして、自学自習の時間を確保できるようにするための手段です。
社労士の知識を必要とされる方々にお一人でも多く社労士の勉強をはじめて頂き、続けて頂き、合格して頂きたいという思いから開発したものです。
なぜ「社労士24」が網羅性を確保しながら全科目24時間で完結できるか、次の記事でまとめています。
社会保険労務士試験合格を目指す皆様、こんにちは。 前回の記事で、社労士試験の試験範囲の広さを克服するためには、全科目の高速回転、そして、自学自習の時間を確保することが重要であるとご紹介しました。 この「全科目高速回転」と …
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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