2023年社労士試験合格体験記(41)「”年金の理解は後からついてくる”は本当」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2023年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら

今回は”歩く職安”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

プロフィール

【プロフィール】

30代前半 男性 官公庁勤務です。
2022年2月頃から独学で勉強開始。

【得点状況】

2022年は選択式社一で1点基準点割れ。択一式は37点。特に年金科目が全く点が取れませんでした。
2023年は選択式:34点(労基・安衛:5点、労災:4点、雇用:3点、労一:5点、社一:3点、健保:5点、厚年:4点、国年:5点)
択一式:56点(労基・安衛:5点、労災:9点、雇用:8点、労一・社一:9点、健保:7点、厚年:9点、国年:9点)

【利用のコンテンツ】

2022年試験:独学 市販のテキストと問題集
2023年試験:経験者合格コース(通信)、トレ問(アプリ 社会保険科目のみ)、社労士秒トレ(アプリ)

学習方法

【学習計画の立て方】

2022年試験の合格発表後に勉強を再開しました。
計画はあまり立てませんでしたが、金沢先生の言うとおり毎日年金に触れるようにしました。(アプリのトレ問)
モチベーションの維持のため、3月に年金アドバイザー試験を受験しました。
直前期までは曜日ごとに科目を決めていました。一例ですが、金曜日は必ず徴収法。平日夜は年金科目と決めておくことで、今日はいいやという気持ちを少しでも消すような形にしていました。

【勉強時間の作り方】

平日は朝早起きして勉強時間を捻出(週に2、3回程度)
終業後は家に帰るとだらだらしてしまうので、帰りにカフェなどに寄り勉強していました。(立ち寄るだけでテキストを開いたりするので、強制的に勉強できます。)
休日は必ず午前中に2時間程度勉強時間を確保していました。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

平日で1時間から2時間 休日で3時間から5時間
直前期(最後の2ヶ月)は平日2時間 休日8時間から10時間。
直前期は休日のみコワーキングスペースを借り、朝起きたら何も考えずに行くことにしていました。
やる気が起きなくても周りに資格試験や仕事をしている方の姿を見ると自然にモチベーションが湧いてきます。

【回転数】

択一式の問題集は各科目5回転以上。
特に年金科目は「毎日年金」のおかげで15回転以上していたと思います(トレ問アプリ)。

選択式の問題集は労一で5回転。その他は1〜3回転

過去問は29年度から令和4年度の6年分を5回転程度。問題文を読むと答えが浮かぶ程度までやりました。

テキストの読み込みは5月頃から読み込み、読んでも理解できないところは付箋を貼り、
数日後に付箋箇所を読むということを繰り返していました。
(付箋は直前期まで剥がさず、そのままにしていました。)
結果的には結構な数を周回していたと思います。

【一番苦労したことと解決した方法】

一度目の受験の時に、年金科目で全く点数が取れなかったので、年金科目は毎日触れること(トレ問 アプリ)を意識しました。おかげで本番では得点源となりました。
金沢先生がおっしゃっておられた理解は後からついてくるという言葉は本当です。

徴収法も苦手だったので、1月頃から毎週欠かさず、トレ問とテキスト読みを繰り返していました。
毎週ざっくりとテキストを読んでいると段々、理解が深まるので、1周目理解できなくても読み進めていくことが重要だと感じました。

あと苦労したのはモチベーションの維持です。
勉強をルーティン化するように心掛けるとともに、
YouTubeで勉強系のvlogを頻繁に視聴し、モチベーション維持していました。

【選択式の勉強方法】

これといった特別な対策はしていませんが、労一は不安だったので、選択式問題集を繰り返し、他の科目はテキストの読み込みで補いました。

判例については、直前期の白書まとめのテキストを読書感覚で読み続けました。

統計関係は毎日YouTube(聞き流し社労士的なもの)で聞き流していました。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)
平日は択一式問題集とテキストの繰り返し。
休日は講義を視聴し、択一式問題集及び過去問をひたすら解いていました。
徴収法が苦手ということもあり、毎週1時間から2時間は触れるようにしました。何回も読んでいると
そんなに難しく感じなくなります。
労一、社一は4月頃から徴収法と同様に毎週触れるようにしました。テキスト読みを中心に勉強しました。

択一問題集については、ただ単に正誤判断するのではなく、根拠を持って正誤判断するように心掛けていました。
講義については分からない分野は何度か視聴するようにしていました。

・5月~7月(直前期)
テキスト読み(選択式を意識したのはこの辺りから)
休日は午前は労働科目、午後は社会保険科目、夜は統計・白書と決めていました。(今日何を勉強するとか考えなくて済むため。)
具体的に、この頃から直前演習や模試を使用して問題を解き、1教科に時間を掛けずに、科目ごとの空白期間を減らすことを意識していました。

模試も大原の2回分を受験。これ以上受けると復習が疎かになるなという印象を持ちました。

・8月(最直前期)
ここでは徐々に問題演習は感覚を忘れない程度に、テキストをひたすら読み込みました。
テキスト読みに飽きたら問題を解くというサイクルで勉強していました。
直前期で付箋を貼っていたところは繰り返し読むようにしていました。

メッセージ

【受験生の方へのメッセージ】

参考になるかは分かりませんが私がこの試験を通じて、感じたことを記します。
この試験は恐らく、得意科目と苦手科目の差を縮めることが重要な気がします。
私自身、雇用保険法を得意科目と勝手に思い込んでおり、「歩く職安」とまで自ら思っていたくらいです(笑)。
しかし本番では、雇用保険法で点数を取れない場合も十分考えられますし、実際に、今年の試験でも選択式の雇用保険法の問題で受講手当の給付日数と日雇労働求職者給付金の特例給付の給付日数がどっちが40日だったか全く思い出せず、どちらの回答も40日にしてなんとか3点確保したくらいです。
この経験から、得意科目については過信をせず、細かい箇所も見ておくこと、苦手科目については短い時間でもいいので、触れる機会を多くするのが重要だと感じました。

教材についても、私は大原だけで十分でした。

【その他ご感想など】

大原を受講したきっかけはYouTubeで見た金沢先生の講義や社労士24が非常に分かりやすかったからです。
「アレ」を成し遂げるという信念で勉強してきましたし、金沢先生を信じて勉強してきて良かったです。
この場を借りて改めて金沢先生に御礼申し上げます。ありがとうございました。
奇跡的にどこかでお会いし、直接お礼が言えることを楽しみにしています!

 

その他の合格体験記

その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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