2023年社労士試験合格体験記(42)「計画通りに進まないと何もかも嫌になるタイプだったので…」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2023年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら

今回は”伊藤まむる”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

プロフィール

【プロフィール】

会社員、女性(子ども2人)
人事総務部門で労務管理を担当
第二子育休中から勉強開始

【得点状況】

R5 選択34点 択一59点

R3は労働科目まで勉強したところで記念受験、R4は社保科目まで勉強したものの白書統計に手がつけられず選択社一で基準点割れ。

【利用のコンテンツ】

通信のみ 社労士24+直前対策、経験者合格コース
その他 他社市販参考書

社労士24は3年間、経験者合格コースは2年目のみ受講しました。メインは社労士24で、経験者合格コースは苦手論点部分と最高裁判例、横断まとめのレクチャー視聴とテキスト使用。

学習方法

【学習計画の立て方】

特に学習計画は立てず行き当たりばったりです…参考にならず申し訳ありません。

育休中に勉強を始め、興味の赴くままにあちこち脱線したり論点をじっくり深掘りしたり自作ノートを作ってみたり、ありとあらゆる「やってはいけない」と言われる勉強方法をしているうちに育休期間含めた2年はあっという間に終わりました(笑)。
3年目は復職したこともありさすがに計画を立てましたが、「1ヶ月に1科目は回そう!」程度。
あまり細かく計画を立てると計画通りに進まなかったときに何もかも嫌になってしまうタイプなので、このくらいで充分でした(ちゃんと綿密に計画を立ててスケジュールを守って進めるのが合格への近道だと思います!!)。

【勉強時間の作り方】

育休中のリスキリングですが、赤ちゃんの細切れ睡眠、動き出してからの目の離せなさなどもありそれほどまとまった勉強時間は取れません。私は、集中して勉強したい日は保育園の一時預かりを利用していました。
本格的な育休復帰前に、子どももある程度の免疫を獲得できるので一石二鳥です。

復職後は通勤中に社労士24のレクチャーを聞き、帰宅後子どもたちが寝た後にその日に聞いたレクチャー部分のトレ問を解く。
週末に集中してテキスト読みや論点のまとめをするなど、隙間時間とまとまった時間を効率良く使い分けることを意識しました。
隙間時間で1テーマの視聴が完了できる社労士24だからこそ、可能だった勉強サイクルです。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

育休中は手の空いた時間はほぼ勉強に当てていましたが、長時間できる日もあれば全然できない日もあり。
復職後は、平日は通勤中の往復1時間弱と、夜子どもたちが寝た後の2〜3時間。土日は5時間くらいです。
勉強時間のカウントはしていなかったので、トータルはわかりません。

【回転数】

既にベースが出来上がっていた3年目は、直前期までにレクチャーとテキスト読み、択一トレ問のセットを各科目1回転ずつ。

択一トレ問は正誤判断だけでなく、なぜバツなのか、どこがどうなればマルになるのか、ちなみにこの原則の例外は…など周辺論点までノートに書き殴りながら、1問1問じっくり取り組みました。
このやり方だと回転数は落ちますが、わかったつもりが実はあやふやだったところが見えてきます。

【一番苦労したことと解決した方法】

各科目ともに初回のインプットが一番きつかったです。

私は漫然と全科目を周回しても覚えられないタイプなので、ある程度手応えを感じるまでひとつの科目に取り組むことにしました。
まずレクチャーを聞きテキストに書き込みをしながら1回、次に科目内の項目ごとにテキストを読みつつ択一トレ問、最後の仕上げに択一と選択のトレ問を通して解く。
さすがにこれだけ繰り返せば科目の骨格が見えてくるので、そこまで掴んでから次の科目に行くようにしていました。

【選択式の勉強方法】

選択対策は初回インプット時に回したトレ問以外、時間がなくてあまりできませんでした。特に3年目は選択トレ問を1問も解きませんでした(ゴメンナサイ)。出題のされ方を押さえておけば択一の知識でおおよそ対応できると思ったためです。
選択用の勉強をしていないと対応できない部分、目的条文や抜かれそうな文章などは直前期にノートに書き出し、図にしたりして覚えました。

【勉強内容】

3年目の勉強内容です。

・5月まで(直前期の前)
レクチャー視聴、テキスト読み、択一トレ問の3点セットで各科目を1回転。
忘れかけてきた1ヶ月後に確認テストで復習。

労一は、浅く広くの短期記憶向きなのでこの時期は後回しでもいいと思いました。
健保を固めてから社一に入らないと、国保や介保と混ざって沼るので要注意です。

・5月~7月(直前期)
白書、統計、判例などの直前対策。
全国統一模試2回、模試復習。

模試は2回とも会場受験してよかったです!時間配分だけでなく、後半のスタミナ切れやわからない問題が続いた時のメンタル、お昼に食べたくなるものなど、実体験しないとわからないので。

・8月(最直前期)
全科目、最後のテキスト読みと直前対策演習。

記憶の底に沈んだ記憶を叩き起こして回る1ヶ月でした。時間との戦いになりますが、この8月で全科目の記憶をどれだけ「使える状態」に引き上げられるかが社労士試験の合否の分かれ目だと思います。
なお私はこの時期まで目的条文を覚えていなかったので、最直前期に大慌てで覚えました…当然ですが、目的条文は早めにインプットしておいた方が精神衛生上良いです。

メッセージ

【受験生の方へのメッセージ】

社労士試験は範囲も膨大だし、何回覚えても忘れるし、合格なんて本当にできるのだろうかと心が折れそうになることがあると思います。
正直、最後までそうです。
超直前期でも基本論点をド忘れしてて泣きそうになったり、子どもから夏風邪をうつされたり、久しぶりに開いた労一のテキストは何も覚えてなくて愕然としたりします。ですが、諦めずにやるのです。この試験は最後まで諦めなかった人が勝ちます!!

【その他ご感想など】

私は通信講座のみの受講でしたが、金沢先生が常に伴走してくださっている感覚でした。
レクチャー動画やテキストだけでなく、メールでの選択対策、X(Twitter)で発信される「神まとめ」など、受験生がまさに必要としている情報を惜しげもなく提供してくれます。

緊張感がピークの本試験当日の朝、金沢先生が送ってくれたエールにホッとして本来の力を発揮できた受験生は大勢いたことと思います。

金沢先生、本当にありがとうございました!!

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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