今年の択一は確かに難しかったです。

だからこそ、その中で、取れる問題、取れない問題はどれだったのか、取れる問題の取り方はどう取るのか、分析することが重要です。

そこで、択一式全問について、1問1問取りやすさを検証していきます。

難易度ランクを次の3段階評価します。

★★★→とりたい
★★☆→どうにかしてとりたい
★☆☆→これはとれない

本試験問題はコチラ

この記事の解説と、ご自身の解答を照らし合わせて、どの部分を取ればよかったのか、という確認にお役立てください。

その際、得点できなかったところばかり見るのではなく、ご自身が得点できたところは、「ここはちゃんと取れている」「勉強した成果が出た」と捉えることです。
今回できた問題だって、最初はできなかったはずです。
そういう問題をさらに増やしけばといい、と考えてください。

今回は、厚生年金保険法です。

厚生年金保険法

問1★★★

正解C

A×→審査官に審査請求
B×→審査会に審査請求
C○
D×→審査請求できない
E×→不服の理由とすることはできない

こういうのでいいんだよ、という問題。
健保で崩れたリズムから立ち直りたい。

問2★★☆

正解B

A×→長い方(第2号)につく
B○
C×→法87条①~③で計算した額(延滞金)が100円未満なら徴収しない
D×→100分の4
E×→厚労大臣の認可を受けて、機構の理事長が任命

Cが迷う。保険料なら1000円未満、延滞金なら100円未満だが、条文番号しか明記されていない。

問3★★★

正解D

A○
B○
C○
D×→厚生年金保険の被保険者期間に算入されない(国民年金第1号被保険者の期間に算入される)
E○

こういうのでいいんだよ問題Part2

問4★★★

正解C(できない三つ)

ア→できない
イ→できない
ウ→できる
エ→できる
オ→できない

一つの知識で一点とれるサービス問題。
「申出できる」方を解答しないように注意。

問5★★☆

正解C(○イとエ)

ア×→長期要件で給付乗率の引き上げ
イ○
ウ×→55歳未満の母に受給権は発生しない
エ○
オ×→繰り下げ加算額は遺族厚生年金の額に反映されない アとウはすぐ消せる。

イエオが事例でやややりづらい。
二択に絞ってどうかというとこ。

問6★★☆

正解A

A○
B×→被保険者が提出
C×→異なる数値は用いない
D×→認定されることはある
E×→請求月の翌月から

Aはよくわからないが、B~Eの×は判断しやすい。
消去法でA。

問7★★★

正解D

A○
B○
C○
D×→24か月以上
E○

こういうのでいいんだよPart3

問8★★★

正解C

A○
B○
C×→老齢厚生年金が一部支給停止なら、加給年金は支給停止されない
D○
E○

こういうのでいいんだよPart4

問9★★★

正解E

A×→合算できる
B×→別々に計算する
C×→在職中は特例適用なし
D×→そんな調整はない
E○

こういうのでいいんだよPart5。
Cは「在職中」の見逃し注意。

問10★★☆

正解D(○ウオ)

ア×→障害認定日の翌月から
イ×→傷病が治ゆすることが要件
ウ○
エ×→長期要件のみ該当のため300みなしない
オ○

エが事例でやや惑わされるかも。

まとめ

三段階評価の配分は次の通りになりました。

★★★→6問
★★☆→4問

目標点→厚生年金保険法で8点以上

やはり年金は得点源(-ω☆)キラリ

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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