今年の択一は確かに難しかったです。
だからこそ、その中で、取れる問題、取れない問題はどれだったのか、取れる問題の取り方はどう取るのか、分析することが重要です。
そこで、択一式全問について、1問1問取りやすさを検証していきます。
難易度ランクを次の3段階評価します。
★★★→とりたい
★★☆→どうにかしてとりたい
★☆☆→これはとれない
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この記事の解説と、ご自身の解答を照らし合わせて、どの部分を取ればよかったのか、という確認にお役立てください。
その際、得点できなかったところばかり見るのではなく、ご自身が得点できたところは、「ここはちゃんと取れている」「勉強した成果が出た」と捉えることです。
今回できた問題だって、最初はできなかったはずです。
そういう問題をさらに増やしけばといい、と考えてください。
今回は、択一式の一般常識です。
一般常識
常識問1 ★☆☆
正解D
A○
B○
C○
D×→「代替要員の確保」が最多
E○
「全部○じゃね?」と思える問題。細かい…
常識問2 ★★☆
正解A
A×→「正社員以外の労働者(派遣労働者を除く)の労働条件」が最多
B○
C○
D○
E○
簡単ではない。
ただ、B~Eはもっともらしいが、Aは、「正社員以外なら派遣労働者よりパート労働者のが多くない?」「労働条件の方が大事じゃない?」という違和感で×と推測できたら、すごい。
常識問3 ★★★
正解B
A×→労働条件を詳細に定めていなくても、労働契約は成立
B○→労契法では実質判断
C×→手続きも合理性判断で考慮する
D×→狭い
E×→労働者が申し込みしたら、使用者は承諾したとみなす
比較的取りやすい問題。
常識問4 ★★★
正解E(×エオ)
ア○
イ○
ウ○
エ×→募集及び採用
オ×→問題となる(労働時間短いのに同じ目標設定はえげつねえ)
エ×は確定。相手方のイオを検証。
イは○だから、オは未知でも×と判断可能。
常識問5 ★★★
正解C
A○
B○
C×
D○
E○
明確に分かるのはE○くらい。
ただし、Cの、「登録前に社労士名乗っても名称使用制限には抵触しない」というのが、かなり違和感あるので、×と判断できたらすごい。
常識問6 ★★☆
正解E
A×→分割は一部についてできない
B×→事業主の全部の同意
C×→4分の3以上
D×→事業主は清算人になることはできない
E○
未出題論点が多く、難しい。
ただしABCは、健康保険組合の規定から類推することもできなくない。
常識問7 ★★☆
正解D
A○
B○
C○
D×→連合会に届け出
E○
Dは細かいが、ABCEは○と判断しやすいので、消去法で取れるかどうか。
常識問8 ★★☆
正解B
A×→都道府県知事が指導助言
B○→包括除外が可能
C×→理事が清算人となる
D×→被保険者代表、保険者代表、公益代表
E×→都道府県知事に報告
Bは既出論点なのでぜひ取りたい。けど、未出題に惑わされるかも。
常識問9 ★★☆
正解B(○アウ)
ア○
イ×→収入の6割が年金
ウ○
エ×→23か国
オ×→二重負担防止
エはドイツで正解と思わせといて、22か国が×、という「えっそこ?」問題。
しかし、アウはまったく×要素がないので、エはひょっとして22か国が引っ掛けかもと判断できたら、すごい。
常識問10 ★☆☆
正解C
A×→3か月以内に死亡。葬祭料
B×→5万円とは限らない。
C○
D×→埋葬に要した費用に相当する金額
E×→5万円とは限らない。
未出題論点(BC)もあり、Cもテキスト掲載論点だが、結構細かいので、難しい。
まとめ
三段階評価の配分は次の通りになりました。
★★★→3問
★★☆→5問
★☆☆→2問
目標点→一般常識で6点以上
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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