2026年社労士試験合格体験記(10)「持続可能な学習習慣」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2026年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は匿名様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記 #金沢クラス

合格体験記募集中

合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら

プロフィール

30代 事務職 

【社労士を目指したきっかけ】

転職があり、過去に労務担当部署での勤務経験があったので、履歴書に書ける資格を増やせれば……という動機で受験しました。
実際の転職活動は初回受験前でしたが、採用面接では社労士試験の学習について話題にすることもできました。

その後、R6の試験結果は不合格でしたが、合格まであと少しだったこと、何より不合格のままではカッコ悪いという気持ちもあり、合格するまで続けてみようと思いました。

【得点状況】

R6:選択34・択一42 
R7:選択34・択一32 
R8:選択34・択一51 

【利用のコンテンツ】

R6・R7:独学(市販の教科書・問題集・重要判例集・その他参考書籍、アプリ問題集(秒トレ+大原トレ問)、過去問WEBサイト、Youtube動画)
R8:社労士24+直前対策コース、アプリ問題集(秒トレ)、重要判例集

【学習計画の立て方】

基本的には、素直に配信順・送付順に学習を進めました。
大原から演習や模試教材が適切な時期に送られてきたので、知識が最も定着した状態で本番を迎えられました。
実質的に大まかな学習計画を大原が立ててくれているようなものなので、この点に予備校を利用するメリットを感じました。

日常的な基本事項の復習では、忘却曲線を意識し、科目に偏りが出ないように学習を進めました。

【勉強時間の作り方】

隙間時間の活用と「ながら」学習で勉強時間を作りました。

学習する上で気を付けたのは、「持続可能な学習習慣」であることでした。

社労士試験は年1回の試験で、運も大きく絡むため、自分の能力だけで「頑張れば必ず受かる」とは言えません。
不合格になっても自己否定に陥らず、また次年度に向けて同じように勉強を続けられるメンタルを維持することが重要だと考えました。

やる気の出ないときはやらない、集中が切れたらやめる、遊びの予定は楽しむ、といった感じで、職場の昼休みや移動時間、家で動画やゲームの合間に問題を解く、食事をしながら講義動画を見るなど、普段の日常に無理なく取り入れられる形で勉強の習慣を作りました。

直前期でも、たとえば模試や問題演習は一度に1回分を解こうとはせず、1日に1~2科目だけ解く→答え合わせをして解説を読む、というように細分化し、1日2時間程度の学習時間で済むようにしました。

結果として、無理なく、大きなストレスを感じることもなく、楽しく勉強を続けられたと感じています。
もちろん前提として、多少無理をしてでもいち早く資格を取りたい、という動機ではなかったこともありますが。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

R8総学習時間:(推定)150時間(3年トータル約500時間前後?)
6月~7月:平均1時間/日
8月   :平均2時間/日

勉強時間はあまり意識していませんでした。
半日~1日続けて取り組んだ日もあれば、少しもできなかった日もあります。
また、もっぱら集中して取り組むのではなく、他の作業と並行していた日も多いので、平均値にはあまり意味がないかもしれません。

疲れているのに勉強時間を無理やり確保しようとした日は、たとえば解説文を読んでもほとんど頭に入ってこないと感じました。
そのため、機械的に勉強時間を一定数確保するよりは、やれるときにまとまった時間で取り組む方が良いと感じました。

【回転数】

社労士24:3~4回転、アプリ問題集:2~3回転、その他問題集・演習・模試等:1回転

社労士24の動画は、1周した後は苦手分野を中心に再度視聴しました。
多くの場合は食事や家事、ゲームをしながらの流し見でしたが、気になる部分はリピートして集中して見るようにしました。
本番直前の1週間には、1.5倍速でもう1周しました。

不思議と、見るたびに発見があり、1周目では理解できなかった部分や細部の説明が、最後にはスッと頭に入る感覚がありました。

演習や模試等は、用紙に書き込みをする関係上、1回で頭に入れる前提で解説を読み込むことにしていました。
WEB版ならまっさらな状態で何度も解けますが、画面上の長文をペン入れなしで読むには集中力(=時間)が必要です。
それよりは、社労士24の動画を視聴するか、アプリの選択式問題を解く方がタイパが良いと考え、WEB版での繰り返し学習はやめました。

【一番苦労したことと解決した方法】

雇用保険と社会保険一般常識、年金科目に苦手意識があったため、これらの学習は比較的余裕があり、集中力がある日に回すようにしました。

その結果、理解しづらい点が生じたときには、その都度教科書やネット検索で調べたり、AIに論点の比較をまとめさせたりと、比較的丁寧に学習できたと思います。

そもそも勉強に取り組む気力がないという問題に対しては、「やれる日が来るだろう」と楽観的に構えることにしていました。
その分、たとえば家事や身の回りの整理、休息の確保など、学習の障害になりうることに対処するようにしました。

実際、いざ勉強に着手できた日は集中して学習を続けられることも多かったので、そういうときに他の雑事に気を取られないようにしました。

【選択式の勉強方法】

独学時代から使用していた問題集アプリと判例集を、そのまま使い続けました。

アプリは、同じものを使用していたのでUIに悩まされることがなく、無駄なく記憶の定着に役立ちました。
答えを安易に暗記するだけにならないよう、正解肢が分かっても問題文と解説文を一読することを大事にしました。

残念ながらトレ問の選択問題集は着手する時間がなく、1度もやれませんでしたが、これをやれていれば、本試験ではもう少し点が取れていた問題もありました。
結果論ですが、問題は解けなくても、穴埋め完成文を一読するくらいはやっておけばよかったかもしれません。

判例は、重要判例をまとめた市販の冊子を直前期に一読しました。

細部まで読み込むのは非効率なので、「見たことがある」程度の状態を目標にしました。
頻出判例以外の重要な部分や、頻出判例のあまり抜かれていない箇所を中心に、濃淡をつけて読みました。

【不合格だった年の原因と今回変えたこと】

最初の不合格では、単に「とりあえずもう1年あれば受かるだろう」くらいに思っていましたが、R7試験がまるで歯が立たなかったこともあり、スタンスの見直しを迫られました。

目標は択一試験の点数アップであり、そのために、広く科目全体の基本事項を確かなものにしつつ、重点事項を効率的に押さえることが重要だと考えました。

その結果、独学へのこだわりは捨て、予備校を検討しました。
X(旧Twitter)やYouTubeで金沢先生が投稿しているコンテンツに興味を持ったこともあり、大原の社労士24を選びました。

他の講座よりも相対的に手頃な価格で受けられるのも魅力でしたし、「どうせやるなら楽しくやりたい」と思ったことが大きな理由です。

あわせて、自宅に長時間の座位での学習に耐えられる環境がなかったので、勉強場所の机と椅子を新調しました。
それまでは座椅子だったので、連日数時間も座っていると腰が痛くなったためです。

くだらないようですが、集中できる物理的な環境の確保は、早めにやっておいてよかったと感じています。

【勉強内容】

他の資格勉強もあったことと、長期的な記憶力に自信がないこともあり、本格的な学習シーズンは本番前3か月間とし、それ以前はほぼ社労士24の配信を追いかけることのみをしていました。

・5月まで(直前期の前)
 ・移動時間になるべくアプリで問題を解く
 ・社労士24の講座が配信されたら観る

・5月~7月(直前期)
 ・移動時間にアプリで問題を解く
 ・平日に択一トレ問50問以上/日(仕事の昼休みのうち30分を活用)
 ・社労士24の講座が配信されたら観る+苦手科目を再視聴する
 ・演習・模試問題を解き、解説を読む。不明点は調べて解決する

・8月(最直前期)
 上記に加え、
 ・毎日アプリ問題集最低50問
 ・大原や他の予備校が出している最終チェック用コンテンツの確認
  (出題予想講義や演習など。無料でも割と豊富)
 ・最後に社労士24を1.5倍速で1周

【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】

(試験まで)

事前の会場下見はせず、マップで交通手段のシミュレーションをしておきました。

当日は地震の影響で開始時間のずれがありましたが、かえって直前の詰め込みの時間ができると思ったので、前向きに捉えていました。

(選択式)

選択式の見直しが終了したら、早めに退室しました。3点確保できているか怪しい科目もあったので、一般的には答え合わせをすべきでないと言われていますが、自分は答え合わせをしました。

結果的には、心配を早めに吹っ切って択一試験への切り替えができたので、良かったです。

(択一式)

択一式試験では、社会保険科目から先に解くという手法は知っていましたが、イレギュラーな順番は誤りを誘発すると考え、ベーシックに頭から解きました。

問題文は、まず正誤のいずれを問うているかを確認したうえで、文節ごとに「/」で区切り、重要な部分に下線、接続詞に○を付け、正しく文意をとれるようにしました。

計算問題や複雑な問題は、候補肢を絞ったうえで仮解答を記入し、後回しにしました。

過去の受験経験から、時間に追われるという意識は持たずに済み、落ち着いて解答できたと思います。

最後にマークミスがないか確認するとともに、余白に各科目10問の解答肢をまとめて記入しておきました。

【受験生の方へのメッセージ】

社労士試験は運の要素もあり、努力が必ず報われるとは限らない試験です。

また、試験以外の生活も大事です。
どんな難関試験であれ、時間やお金、仕事や家族など、何もかも犠牲にできるわけではありません。

どこまで試験のためにお金や時間を使えるか(使ってよいか)は、人によって違います。

自分の場合は、仮に不合格になっても、来年また同じ生活を続けてもよいと考える水準で学習を進めてきました。
絶対受かるのだという強い気持ちも大事ですが、もし不合格になったときに自己嫌悪と後悔で不幸になってしまうなら、それこそコストを費やして受験する意味はないのだと考えるからです。

自分が払える労力を見極めることは、軽い気持ちで受験することとは違います。

みなさまの学習が楽しく、豊かな生活に資するものになることをお祈りします。

【その他ご感想など】

最後になりましたが、良質な教材と講座を届けてくださった金沢先生をはじめとした講師陣の皆様、いつも迅速に事務対応をいただいた事務局の皆様に心より感謝申し上げます。

 

その他の合格体験記

その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
是非Twitterのフォローお願いいたします!

↓ランキングに参加しています。↓

にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ