皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2021年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
時短グッズを積極活用
今回は”cbaaaaan”様から頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
【属性】
- 5回目で合格
1年目:TAC 初学なのに始めたのが3月という無知スタート
2年目:LEC 上司の阻害に遭って全く勉強できず(いつでも勉強できる環境とは限らない!)
3年目:ユーキャン 理解ある部署に異動し勉強したけど選択択一ともに届かず
4年目:大原 選択クリアしたのに択一1点足らずで落ちる
5年目:大原 合格
3末まで正社員→無職
コロナ禍で経営悪化した20年来勤めた会社を早期退職優遇で辞め、特定受給資格者になりました。
実際に申請して初めていろんなことが腹落ちしました。
普通に就活していましたけど、全然うまくいかなくて、勉強する上での精神上よくないので、6月でいった就活をやめて、7月8月は試験に集中しました。
そうやって試験に集中したはずが、労一選択1点でしたので、合格発表のその日まで落ちたと思ってまして、就活うまくいかずの上、試験失態の絶望からの、まさかの救済合格で、本当に自分が合格したのだと信じられるまで1週間ぐらいかかりました。
【利用のコンテンツ】
- 社労士24と他校模試(LECとユーキャン)
【学習計画の立て方】
いっぱい廻すとか、私は全然無理だったので「来る教材と問題集を全部終わらせる」を目標にしていて、とにかく、未着手のものが無いようにしました。
何かが届いた時点で、次の教科が来るタイミングを確認して、そこまでに終わらせるにはいつまでにどの範囲をいつまでに終わっていないと、終わらないのかを逆算して、期限を決めてやりました。
「XXは〇〇ページあるから、〇月中に終わらせるには1日〇ページがノルマ」みたいな感じです。
【勉強時間の作り方】
仕事をしていた間は、元々コアタイム有フレックス+条件付きリモート可の会社でしたが、コロナ禍でフルフレックス+フルリモートにもなったので、身支度と通勤時間だった部分は全部勉強時間。
特に朝を集中時間にしてました。
退職してからは、勉強=仕事にしてました。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
アプリで管理していて、合格年は見る限り400時間強ぐらいでした。
うち8月で110時間なので 平均すると1日5.5時間
(試験前日まで21日しかない↑)
7月 100時間 1日3.5時間
6月 70時間 1日2.5時間
5月 60時間 1日2時間
4月 50時間 1日1.5時間
1~3月 30時間 1日1時間
【回転数】
すみません、問題集は全て1回転しかやってないです。
(正確には本試験前に各教科の苦手箇所だけもう1回の計2回転)
5年目ということもあって、過去5年で何回もやっていると思っていたし、苦手とか得意の範囲がだんだんわからなくなったので、とりあえず全部ならすローラー作戦。
他の方みたいに、いっぱい廻すのは自分には向いておらず、丁寧になぜそれが×かの論点を重視していました。
【一番苦労したことと解決した方法】
自分ノートのまとめ。
例えば、「健保の協会と組合」「社一の確定拠出と確定給付」「健保の日雇いと雇用の日雇い」など、似て非なる系をごちゃまぜにして間違えることに気づいたので、全て完璧な対比表を作って、ノートを“正”にして、ノートを作りこむことで覚えました。
ノートは時間かかるので、効率悪いんですけど、いったん作ったら絶対です。
××と混同して間違う、というものはノート作ると整理できて二度と間違えません。
【勉強内容】
・5月まで(直前期の前)
①決めた学習ノルマ(届く教材全て)
5月中までで、配布された全ての問題を一度やっておくこと。
特に選択の問題集は時間も掛かるので、選択の問題集に、要約、その問題を解いて感じたこと、関連キーワードや思ったことを付記して、直前期に(解くではなく)読み返しました。
選択はこれすごくオススメです。
②厚生労働省や労働局のHPのパトロールざっと見
去年、「そういえばXX統計って、何調べている統計なんだ?」って、いつやっているとか調査対象とかぼんやり調べていて、自分の野生の勘にビックリ!それで正答してました。(択一足りなくて落ちたけど!)
・6月~7月(直前期)
①白書統計の色付けと要約 これをやっておくと、直前の直前で時短で閲覧できる
例>増えた:赤 、減った:青 特記事項:黄 など
②決めた学習ノルマ←だんだん物量が増え、模試地獄!
各模試2回やるんですが、1回目は全て1教科ずつやっていました。
2回目は2時間半以内で全教科解く、という本試験ばり。
1回目はとにかく丁寧に、がモットーで、「?」は飛ばして正解肢を選ぶでなく、丁寧に全肢見て、解答に30分、採点復習には長いと2時間かけて、1週間でやっと1回分模試全教科終えるぐらい、ゆっくり挑んでいて、模試というには邪道なやりかたです。
その1回目から1か月後ぐらいにその模試やり直しするんですが、この2回目が私の中の模試。
1回目やったときから2回目の再模試まで1か月以上と、かなり間が空いているので答えは覚えていませんが、1回目で平均46~50点、2回目で50~55点って感じでしたね。
2回目で間違うのが本当に復習の必要な個所だと絞れるので、そこを重点的に見直しました。
コロナの影響で会場受験でなくなった各社は模試の回数が増やしてきていて、私、計8回×2の16回模試やっていて、地獄でした。やり遂げましたけど。
模試のやりすぎには注意しましょう。
・8月(最直前期)
①上記、選択問題集要約読み込み
②上記、色分け白書のイメージ読み込み
③上記、今までやっていた模試を全部模試としてやり直し。本試験感覚を磨く。
【2022年受験生の方へのメッセージ】
タブレットに投資しましょう。
今はかなり安いので1つ投資に買っていいと思います。
自分はお風呂タイムが「社労士24」視聴タイムで、お風呂と脱衣所で毎日タブレット再生していました。(携帯だと画面が近くないと見えない!)お風呂再生、バカにできなくて、1日30分として15時間、みなさんたぶん1.5倍以上の再生でしょうから、お風呂タイムだけで1か月全教科廻せます。
寝ホン(寝ホン:寝る時専用痛くないイヤホン)にも投資しましょう。
寝る前にイヤホンで聞きながら寝る人も多いと思うんですが、寝ホンじゃないもので頑張ると、翌朝の耳の痛みが地味に不快。続けるのが難しくなるので投資しましょう。
寝ホン楽です。
勉強にまとまった時間取れる日は、ポモドーロ勉強法がオススメです。
25分やってどんなにキリが悪くても強制的に5分休憩、というのなんですが、キリのいいところまでやってしまうと、再スタート→集中に時間かかるんですけど、強制休憩だとさっきの続きが気になって、すぐに入り込めます。youtubeにいっぱいポモドーロ映像上がっているので、タブレットで再生しながらやるといいタイムキーパーになります。
「スマやめ」という無料アプリ
スマホを触らずにいた時間を勉強時間として記録できるのですが、やめているその時間で、魚が成長します。魚を成長させたくて、勉強してました。
魚の成長が励みになりました。
とても助けられたアプリです。
このアプリで400時間の勉強時間をカウントしました。
私はタブレットとスマホの二刀流で、「お風呂再生」「寝ホン」「ポモドーロ」「スマやめ」を活用していました。
あと、ネットスーパー、つくおきjp、らでぃっしゅぼーやのミールキット、食洗器、ホットクック、など、お金で買える時短は積極活用するとよいと思います。
一瞬高くついたように感じますが、家事時間を勉強時間に換えられるので、時間を買っていると思えば高くありません。
【その他ご感想など】
以上、自身の振り返り含め、詳細をまとめました。(要約してください)
金沢先生ありがとうございます。
要所要所で心の支えでした。
いろんな勉強法があると本当に思います。
落ちるたび、やり方がまちがっていたんじゃないかと思いました。
思いましたが、私にはこれしかできなかったし、私が合格できる勉強法だったんだと思います。
だからみんな、自分を信じて、教材を信じて、金沢先生を信じて、それでいいと思います。
努力が無駄だったかどうかは、とことん最後までやらないとわかりません。
とことん最後までどうぞやり抜いてください。
その他の合格体験記
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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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