【社労士】超直前期はテキスト読み込みが9割【読み方】

みなさん、こんにちは。
金沢博憲(社労士24)です。

今回は、「最後の1週間はテキスト読み込みが9割」というタイトルです。
ベストセラーのタイトルにちなんでみました(笑)

色んな勉強方法を耳にすると「テキスト読み」が大事らしいけど、フンワリしていて、いまいちよくわからない、という方、多いと思います。

そこで、今回は、

  • なぜテキスト読み込みが大事なのか
  • テキスト読み込みの効果的なタイミング
  • テキストの読み込みの具体的なやり方

といった内容でお送りします。

テキスト読みが大事な理由

”基本が大事”の基本とはテキストだから

よく基本が大事といいます。

じゃあ、その基本とはなんでしょうか?

これにはいろいろな考え方があると思いますが、「テキストに掲載されている情報」が基本というのが私の持論です。

つまり「基本の問題を落とさない」とは「試験中にテキスト(基本書)が手元にあればとれた問題を落とさない」ということです。

そして、どんな基本書にも択一合格基準点分の情報はあります。

であれば、テキストの内容を脳内に構築し、取り出せるようにすれば、合格圏内です。

そのために、テキストの読み込みは大事なのです。

テキスト読みをする5つの理由

さらにテキスト読みが重要である理由を具体的にすると5つあります。

①分断された知識を体系的にアタマに収めるため

合格者の方は、テキストの目次と関連する出題論点がアタマの中にあり、その脳内テキストから情報を引き出して問題を解いているのです。

②過去未出題であるが、テキスト掲載の重要事項を確認するため

テキストに掲載されている重要事項であるのに、過去出題されていない(問題として解く機会が少ない)ため、手薄になっている箇所があります。
テキスト読みは、その手薄な箇所をカバーします。

下の図にあるように、択一式を安定的に50点に乗せるには、②(テキスト掲載・未出題)の強化がポイントです。

③選択式対策として、規定の条文表現を知るため

ある規定を内容としてざっくり理解していても、正確な条文表現まで押さえきれていないことがあります。
選択式の問題は、条文表現をありのままで問うことがありますので、選択式対策として、条文表現としてキーワードに押さえておく必要があります。

④問題を解くより短い時間で、全範囲を確認するため

全科目の問題を解くよりも、テキストの読んだほうが早く全科目を確認することができます。

⑤メモった弱点や過去の書き込みをみるため

ご自身で書き込んだメモは、将来のご自身へのメッセージ。
書き込みがなされたテキストが、あなたにとっての唯一無二の最適な教材となります。

 

なぜ超直前期にテキスト読み込みが大事なのか?

そして、テキスト読みが最も大事になる時期は、試験前の1週間~2週間、すなわち「超直前期」です。

突然ですが、もし「試験会場にテキストか問題集のいずれかを持ち込み可」というルールだったら、皆様はどちらを選ばれるでしょうか?

おそらく「テキスト」を選ぶ方が多いでしょう。
直感的に「問題集」より「テキスト」を持ち込んだ方が点が取りやすい気がしますよね。

もちろん、現物は持ち込み不可です。
ただ、「脳内にあるテキスト」は持ち込み可です。

「脳内テキスト」の構築するための方法が、超直前期に全科目のテキストを読み込むことなのです。

しかし、なんの心構えも準備もなく、いきなり「はい、1週間で全科目読んでください」と言われても、できるものではありません。

超直前期に「それが実現可能になるよう」に、事前に準備をしておくことが必要があるのです。

テキスト読み込みのタイミング

最初からテキスト読みしても効果は薄い

ならば、勉強のしはじめからガンガンとテキスト読み込みした方がしたら良いのかというとそうでもないです。

学習初期は、テキスト読み込みしても、あまり効果的ではないからです。

その理由は2つあります。

  • 最初からテキストを読んでも、重要性のメリハリがつかない。
  • どういう出され方(引っ掛け方)をするかわからない。

重要性や引っ掛け方がわからないと、テキストを読んでいても、メリハリがつかない読み方になってしまいます。

では、項目の重要性や、引っ掛け方はどのように知ることができるのでしょう?

それは「問題を解く」ことです。

初期~中期は「問題を通じたテキスト確認」が中心

問題を解くことで、テキストの中の膨大な情報のうち、押さえるべき部分、押さえ方を認識をすることができるのです。

したがって、学習初期から中期に掛けては、むしろ「問題集を解くこと」を中心した勉強になります。
それを通じて部分的にテキスト確認をしていくことになります。

テキストと問題集の配分をざっくり数値化すると、

  • 学習初期~中期→テキスト3:問題集7
  • 学習後期→テキスト5:問題集5
  • 超直前期→テキスト9:問題集1

といった具合でしょう。

そして、出題可能性に応じたメリハリをつけた読み方を習得した上でこそ、超直前期、特に最後の1、2週間こそテキスト読み込みが絶大な効果をもたらすのです。

今からしておくテキストの”下ごしらえ”

超直前期に入る前のテキスト読み込みは、「問題を通じたテキスト確認」という説明をしました。

その過程で、超直前期の読み込み効果を最大化するために「今から」しておきたいことは、テキストの”下ごしらえ”です。

勉強中の”気づき”をテキストに、今からどんどん書き込んでいきましょう。

あらゆる情報をテキストに一元化するのです。

書き込みの種類としては、

  • 過去の出題実績(出題箇所にマーク)
  • 項目の引っ掛け方(択一問題集から転記)
  • 選択で抜かれそうなキーワードにチェック(選択式問題集から転記)
  • 覚え方(語呂あわせ、趣旨)
  • 他の科目との相違点
  • 板書などの図解
  • 弱点(苦手な部分)

上記のような書き込みをすることで、テキスト読みをする際は、ページごとに、「このページから出題される可能性のある論点は、ココとココ」と認識できるようにしておくのです。

そのために、過去の出題論点に印を付けておきましょう。
例えば、資格の大原の択一トレーニング問題集(トレ問)を解いたら、テキストの該当箇所に”T123”といった風に問題番号を記入しておくのです。
これは問題集への逆引きにもなって便利です。

付箋の活用

書き込みスペースが少ないページについては大きめの付箋を活用しましょう。

大きめの付箋紙にミニまとめを書き溜めて、テキストに貼っておきます。

また、直前期、特に苦手な所だけを寄せ集めて、A4用紙やノートに貼ると、弱点ノートの出来上がりです。

 

テキスト読み込みの効果を高める方法

目次を活用する

テキストを読んでると、同じサイズの文字ばかりを目が追い、違うサイズの文字(見出しなど)に意識がいかないことがあります。

本文をよく読んでもみても、見出しを意識してないと効果は半減です。
全体の構造が入ってこないからです。

読み込みをするときは、常に「目次」や「見出し」を意識しましょう。
今、どの項目を学習しているのか、常に意識しながらが本文を読むのです。

そのため、テキストよみをするときは、最初に目次をみて「この項目を読むぞ」と意識し、その項目が終わるつど、また目次に戻ってどこの話であったかを確認しましょう。

そして、目次の項目ごとに、読んだ日付や、理解度(得意、普通、苦手の3段階評価)を記録しておきましょう。

理解度の低い項目から優先して読み込むようにしていきましょう。

 

「テキスト読みは時間がかかる…」の対処方法

テキスト読みのメリットを挙げてきましたが、一方で、デメリットもあります。

テキスト読み込みの最大のデメリットは、「時間がかかる」ことです。

最初の労働基準法からじっくり読み込んでいこうとすると、勉強が全く進まない状態に陥ります。

そこで、前述の通り、学習初期から中期は、「問題を通じたテキスト部分読み」を推奨しています。

その上で、テキスト読みのスピードを上げる方法をご紹介します。

読む回数を増やす

小説も、1回目は時間が掛かりますが、繰り返すうちにあっという間に1冊読み終えることができるようになります。
読み飛ばしている部分は脳みそで補完できているわけですね。

同様に、テキスト読みも1回目はどうしても時間がかかります。
しかし、回数を重ねるうちにコツがつかめてスピードが上がってきます。

分割して読む

まとめて1冊全部読もうとすると、時間が掛かりますし、集中力を維持することが難しいこともあります。

そこで、目次ごとに分割して、日を分けて読むという方法があります。

「今日はここからここまで」、「明日はここからここまで」、と目次の項目ごとに読んでいきます。

読んだことを忘れて、同じところを2回読むなどのムラがでないように、目次ごとに読んだ日付を記録していきましょう。

段階を分けて読む

回数を重ねるにしても最初からじっくり読むのは時間が掛かります。

そこで、読み込むレベルを段階を分けて、徐々に段階を挙げていきましょう。

テキスト読みには3段階あります。

①ざっくり読み

学習範囲を流し読みします。
「見出し」にふれる程度です。
「目次」をみるだけでも効果はあります。
主に講義前に行います。

②ポイント読み

太字部分、書き込み、過去出題部分とその周辺といった部分部分を読んでいきます。
主に講義後に行います。

③じっくり読み

条文や通達を音読(又はエア音読)しながら、目を一文字一文字追っていきます。
いわば”一人読み合わせ”です。
規定の内容を厳密な条文表現を一致させることが目的です。
「選択式であと1点」という段階で行います。

上記のうち①②は合格のために必要です。
一方、③については、「選択式であと1点」という実力者の方向けです。
③はとにかく時間がかかりますので、全科目ではなく、選択の不安がある科目(一般や安衛)のみに絞るといったメリハリの付け方もOKです。

科目の優先順位をつけて読む

全科目を労基から順番に読み込む必要はありません。

特に苦手意識を感じる項目から優先して読み込みをしましょう。

また、選択式対策のために読み込むという場合は、「労一、社一、安衛」を優先しましょう。
これら3科目は、択一での出題問題数(過去問)が少なく、「問題を通じたテキスト確認」だと、スキマが生まれやすい傾向にあるためです。

 

「テキスト読みすると必ず眠くなる…」←○○で打破しましょう

セルフレクチャーで脳みそを動かす

テキスト読みをしていると、眠くなるのはあるあるです。

これって脳みそが受け身状態だからです。

今は自分の出番じゃないなって休んでしまっているのです。

そこで、テキスト読みをしているときも脳みそを働かせることが大事です。

その方法がセルフレクチャーです。

自分に対して講義をします。

校長先生の話を聞いていると眠いですが、話している校長先生は眠くなりません。

発信者側は眠くならないのです。

具体的には、テキストの項目をみる、概要や論点を思い出す

例えば、再就職手当だったら、

①再就職が早いときにでる手当

②支給残日数は3分の1以上

②支給率は最大70%

という具合に思い出して、答え合わせしながら本文をよむ

この方法ですと、テキストを読んでいるときに、なにかアタマに入っていない感じもなくなりますので、おすすめです。

立ち読み

眠くなることへの対処法。

もう一つが「立ち読み」です。

立ちながら寝るのは困難ですからね(笑)。
物理的に睡眠を阻止する方法です。

 

それでは、なしとげましょう!

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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