皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。

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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。

解く際のポイントテキストが入ります。

①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。

このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。

それでは、今回のお題はこちらです。

4か月以内の季節的労働者(正解率36%)

問題

【?】の規定は、季節的業務に4か月以内の期間を定めて使用される者については適用しない。
ただし、その者が所定の期間を超えて引き続き使用されるに至った場合においてはこの限りではない。

A 解雇予告
B 健康保険の被保険者 
C 短期雇用特例被保険者

D 日雇労働被保険者

 

ついでに見たい

2021年社労士試験の全問・全選択肢の解答解説。
初見や難問に出くわしたときの受験生心理や対処法も含めて解説。
該当科目が学習が終わった後に御覧ください。
こちらの動画は「健康保険法」。

 

解答・解説

”正解はここをクリック”

A 解雇予告」。

必ずごちゃつく「4か月以内の季節的は除外」シリーズ。

「季節的雇用を理由に除外→適用」になる見分けポイントは「要件×時期」。
・解雇予告→所定超えたら×超えたとき
・短期雇用→[所定超え+通算4か月超]×超えたとき
・健保→途中から被保険者になるパターンはない

設問は、
・「途中から適用がある」表現になっている→健保消えた!
・「通算4か月超」の要件がない→短期雇用消えた!
→結果、解雇予告が正解

このように季節的シリーズは、労基、雇用、健保で取り扱いが全てばらける
その認識があると実は整理しやすい。

科目順番で「労基(かなり適用されやすい)→雇用(まあまあ適用されやすい)→健保(途中からなることない!)」という「徐々に厳しくなる」押さえが個人的には覚えやすい。

以上、今回の問題でした。

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。

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【今日の一言】

社労士試験の計算問題は四則計算ができれば十分。
問われるのは「計算力」ではなく「計算式の知識」。
計算問題を間違える原因の多くは「計算」間違いではなく「計算式」間違い。
次の手順で解く。
①条文上の計算式を想起する
②計算式に文中の数字に当てはめる

①②を同時進行すると間違える。
ありがちなのが、①計算式を立てる前に②計算に没頭→計算式が抜ける。
例えば、計算の最後にあたる、在職老齢年金の「2分の1」や、遺族厚生年金の「4分の3」が抜けてしまう。

 

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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