皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2023年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
今回は”ニコル”様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
プロフィール
【プロフィール】
36歳男性、医療機関で精神保健福祉士の仕事をしています。
【得点状況】
令和3年 選択式16点 択一式24点
令和4年 選択式31点(社一が2点) 択一式35点(労災・雇用が3点)
令和5年 選択式35点 択一式51点 →合格
【利用のコンテンツ】
1年目 他塾 web通信
2年目 大原 社労士合格コース 通学
社労士24
トレ問アプリ
3年目 大原 必勝リスタート+経験者合格コース (1月まで映像通学、2月から教室通学)
社労士24
トレ問アプリ
学習方法
【学習計画の立て方】
1年目は通信で計画倒れの連続で雇用までしか勉強できず、空気感だけつかんだ1年でした。
2年目で大原に入塾。2年目は理解後追い形式で授業を受けたら択一トレ問を2~3周(問題を読んだら即解説を読む形式)をし、テキストの該当ページを読んでいくサイクル。
3年目(今年)は、基礎がある程度あるので、理解後追いではなくまず授業で理解したうえで問題へ、を意識しつつ、2年目のサイクルに加えて選択トレ問1周も学習序盤から行いました。
【勉強時間の作り方】
通勤が片道2時間でした。そのうちの約半分が勉強に充てられたので、上記サイクルの進捗に宛てました。
またトレ問アプリはふとした隙間時間にできるのでおすすめです。
作り方、という作り方は意識はしていないですが、趣味や外出の時間を削って勉強に捧げるイメージだと思います。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
平日は通勤時間中の勉強含めて2~3時間、休日は年内までは4~5時間、年明けからは7~8時間をコンスタントに確保しました。
トータルはアバウトにですが、
1年目300時間
2年目600時間
3年目1000時間 くらいかなぁとおもいます。
【回転数】
直前期のみのカウントで、
講義1周
テキスト3周
択一・選択トレ問半周ずつくらい(本当は1周したかったが間に合わず)
ただしテキストに択一トレ問の内容を書いてあったので、実質テキスト読みのたびに択一トレ問をまわした効果もあったかもしれません。
社労士24 1周
【一番苦労したことと解決した方法】
統計が苦手で、妻に手伝ってもらい暗記事項(労働経済テキストの太字)を暗記カードにまとめておぼえこみました。
【選択式の勉強方法】
5月までは授業に合わせて選択トレ問を1周ずつ。
6月は行わず(択一答練の勉強のみ)
7月は選択答練に合わせて選択トレ問をA問題優先で。半周くらいしかできませんでした。
選択答練と2回の模試で間違えた問題はその都度きちんとおさえるようにしました。
【勉強内容】
まずは2年目の話からさせていただきます。
労働編の中間テストは23点とまずまずでしたが、健保で11点、国年で10点とってしまい、今年はちょっと厳しいかな、と思ってきました。また、社会保険編の中間テストは最後まで解き終えることさえできず。点数は確か、18~19点だったと思います。
模試はもちろん2回ともD判定。1年目に通っていた予備校の模試も申し込んでわざわざ会場受験しました(こちらもD判定)しましたが、振り返れば無駄だったと思います。
そして迎えた3年目(今年)。
前半は必勝リスタートと経験者合格コースの映像通学でした。(教室通学の曜日に自身の都合が合わず)
通信ではなく映像通学にしたのは1年目のように計画倒れとなることを防止するためでした。
授業を映像で受ける⇒択一トレ問を3周、選択トレ問を1周、テキスト読みを1周。
このサイクルで、映像の配信ペースにあわせて労基安衛までは週あたり1コマ、労災以降は週あたり2コマ(月に授業、火水でトレ問とテキスト、木に授業、金土でトレ問とテキスト日曜日は予備日 というサイクル)で進めていきました。
テキストには、択一トレ問全問の対応箇所に問題番号と〇×、×問には×どころがどこだったかをすべてメモしていきました。(⇒以降のテキスト読みのとき、トレ問学習も同時にできるように!)
確認テストは満点目標で。今年はぎりぎりでなく余裕をもって受かるんだという気概でやりました。
労働編の中間テストは27点でした。
中間テスト後、当日の午後を利用してリスタート講座の社会保険部分を映像で受けなおしました。
社会保険科目の学習をよりスムーズにするためです。
健保以降は難しくなることが2年目の経験からわかっていたので、なんとか都合をつけて教室通学に切り替え、講師に対面で質問ができるようにしました。この判断はよかったと思います。
学習サイクルは労働編までと同様で、もともと予備日にしていた日曜日に教室授業にいく(つまり月~土で映像であらかじめ学習しておき、日曜日におさらい的に再度授業を受けるやり方)やり方を取りました。とても良かったのでお勧めです。
教室授業では毎回質問し、熱心に指導してもらえ疑問点を都度解決できました。
ゴールデンウィークで1周授業が空きますがそこを利用して昨年択一で基準点割れした労災と雇用の映像授業受けと択一トレ問一周を差し込みました。
この1週間で直前期の労働編学習のいわば「0周目」をするのは個人的におすすめです。
社会保険編の中間テストは24点でした。昨年のように時間切れにはならなかったです(笑)
社一の確認テストと2週つづいていましたので、私は中間テスト優先で勉強しました。
そのせいで社一は15点でしたが間違ってなかったと思います。
労働経済と法改正も上記のサイクルでやり、終了と同時に答練の範囲に合わせて全科目回転をしました。
答練で20点以上を目標に、「予習型」(先に範囲の学習、答練を確認テストのように利用)で行いました。
徴収労一だけ18点でしたが、ほかはすべて20点クリアしました。
映像授業(社労士24ではなく本編授業)の1.5倍速視聴とテキスト読み全科目を最重要課題とし、択一トレ問もできるところまでやりました。
昨年、直前期学習が計画通りいかなかったので、今年はまずスケジュールありき(何日まではこの科目、というように)とし、もし択一トレ問が終わってなくても強制的に次の科目へ、と進めていき、とにかく択一答練に合わせて一回転を終わらせることを最優先しました。
最後の答練から1回目の模試まで1週間あくことがわかっていたので、一番ボリューミーな健保~国年序盤の回(第4回?)は問題を持ち帰り、その空いた1週間で自宅でやりました。そうしないと、上記の予習型がうまくこなせないためです。
1回目の模試でAA判定とりました。模試の復習は、テキスト掲載問題と授業での指摘事項のみ学習しました。
それで合格には十分だと思います。
AA判定に慢心せず、選択答練にあわせて2回転目をしました。テキスト読み⇒選択トレ問というサイクル。
選択答練は3点以上をコンスタントにという目標でやりましたが、労基安衛と労一社一は難しく、結構2点を取ってしまいました。
しかし、間違えた問題のおぼえこみを淡々とやりました。
2回目の模試は点数自体はよかった(択一59点)のですが、選択労一で2点を取ってしまい、判定はBA判定でした。
くやしくて総合答練1回目までの1週間で労一(統計や判例も含む)の学習ばかりしましたが、総合答練1回目の労一選択もやはり2点や1点を取ってしまいました。
しかし、教室の先生のアドバイスで、やはり全科目をまんべんなくやったほうがいい(せっかくできていた科目を最後の1か月で忘れてしまう現象がある)とのことであったため、以降の学習は普通に3周目の全科目回転(10日かけてテキスト読み全科目、難度の高い健保・国年・厚年と確認テストで点の悪かった社一は本編授業を1.7倍速視聴)をしました。
振り返るとこの判断はやはり正解でした。
ラスト3日で、社労士24イッキをし、前日の午後は統計白書の総復習に捧げました。
社労士24は労働編と社会保険編の中間テスト前、および直前期の学習に主に使いました。その他の時期は「今年は余裕をもって受かりたい(=知識量の確保)」という思いから本編授業を優先しました。
しかし、大原生なら値段も安価ですし、直前期利用だけというスタイルでも私は持っていたほうがいいと思います。
【受験生の方へのメッセージ】
社労士試験は、運要素もなくはないかもしれませんが、私は努力が報われやすい試験だと思います。
運要素があるとすれば労一と社一の選択だけだと思いますが、労一については法令と統計と白書、答練の間違えた問題をつぶしておけば基本的には3点は取れると思います。
今年、労一は法令から3つ抜かれたので、来年以降は法令の重要度が上がると私は思います。
社一は令和4年の選択が難しかったですが、社一だけは☆や参考も細かくおぼえこむことを意識すればやはり難しい年でも3点は取れると思います。
社一だけはと言いましたが、労災や雇用も択一で細かいことが出るときがあるので、やはり参考も読んでおいて損はないと思います。
【その他ご感想など】
はじめから大原にしておけばよかった!と思いました。
そのくらい、授業も先生も教材も模試もすばらしかったです。
大原と大原の先生のおかげで合格することができました。
心の底から感謝しています。2年間ありがとうございました!
その他の合格体験記
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『資格の大原』ブログ 社労士の「社労士合格体験記」の記事一覧です。「社労士」といえば『資格の大原』。社労士試験の合格率、難易度、勉強方法、勉強時間、独学について、「時間の達人シリーズ社労士24」の評判などをご紹介します。資格の大原 社会保険労務士講座 専任講師 金沢博憲が担当しています。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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