皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。

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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。

解く際のポイントテキストが入ります。

①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。

このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。

それでは、今回のお題はこちらです。

”法人の代表者”が含まれるのは?(正解率38%)

問題

次の定義のうち「法人の代表者」が含まれるのは?

A 健康保険法の「事業主」
B 労働安全衛生法の「事業者」
C 労働契約法の「使用者」
D 労働基準法の「使用者」

ついでに見たい

心が折れそうになる瞬間に「あんなに勉強をしたのにテストで結果がでなかった」ときがあります。
「この試験に向いていないのかも…もうやめてしまおうか」という気持ちにすらなります。
本当にツライ瞬間ですが、ここが過去の合格者が通った分岐点でもあります。

解答・解説

”正解はここをクリック”

D 労働基準法の使用者」。

法人の使用者、事業者、事業主の横断整理をすると、
・原則→法人そのもの
・例外(労基法の使用者)→法人そのもののほか、法人の代表者や現場での業務命令権を有するものをすべて含む
 
最初に労基法の使用者の範囲を押さえるので、労働基準法を原則と捉えがち。

結果、その後に続く安衛法、労働契約法などで、いちいち「労働基準法と違う理由」を確認しなければいけなくなる。
法人そのものが原則で、労働基準法だけやたら広い、という押さえ方をしたほうが楽。

社労士試験の勉強を進めていると、「例外」ばかりの勉強になり、無意識的に「例外」が「原則」に置き換わってしまうことがある。
この状態が「基本論点を取りこぼす」温床。
「例外」の勉強をするときは「原則」の存在を意識して学習を進める。

以上、今回の問題でした。

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。

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【今日の一言】

暗記のコツ。
・思い出し(暗唱、書くなど)
・忘れていてもすぐテキストを見ずにひねり出す
・接触機会を増やす(トイレに貼る等)
・聴いた直後に復唱
・1日おき、1週間おき、1か月おきに反復する
・既存知識と関連付ける
・寝る前に覚える

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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