皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。

Twitterで選択対策」のバックナンバー版ブログで選択対策」の配信です。

選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。

解く際のポイントテキストが入ります。

①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。

このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。

それでは、今回のお題はこちらです。

仮想年金額クイズ(正解率58%)

問題

令和X年度の年金額。
・名目手取り賃金変動率→プラス0.3%
・物価変動率→プラス0.5%
・マクロ経済スライドによる調整率→マイナス0.1%
令和X年度の年金額は、既裁定者については、前年度の年金額に比べて【?】された額になる。

A プラス0.2%
B プラス0.3%
C プラス0.4%
D プラス0.5%

ついでに見たい

マクロ経済スライドは年金の沼ポイントだが、試験の得点にはほぼ繫がらない。
ゆえに、時間をかけずそこそこ分かったら、次に進むのが攻略法。

解答・解説

”正解はここをクリック”

A プラス0.2%」。

「名目手取り賃金と物価変動率」どっちを使うか?

・新規裁定→必ず”名目手取り賃金”
・既裁定→いずれか”低い方”
既裁定者は、原則、物価変動率(プラス0.5%)を基準に改定
しかし、令和X年は物価>賃金のため、名目手取り賃金変動率(プラス0.3%)が基準になる。

プラス改定のため、マクロ経済スライドによる調整が発動

プラス0.3%をマイナス0.1%する

結果、前年度に比べプラス0.2%された額となる

 

以上、今回の問題でした。

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。

メールマガジン募集中

メルマガでもお役に立つ「選択式対策」「法改正情報」「統計情報」「学習方法」などのコンテンツを無料配信しています。
ぜひご登録ください。メールアドレス以外の個人情報は不要です。

メルマガに登録いただくと、#Twitterで選択対策で出題して選択式問題についても、おおむね2週間後に、同じ問題がメール配信されます。
ちょうど忘れかけのタイミングで届きます(笑)
忘却曲線を意識した反復学習にお役立てください。

⚠返信完了メールが届かない場合、「迷惑メールフォルダ」に振り分けられている可能性があります。
ご面倒及び迷惑をおかけしますが、探してみてください。

【今日の一言】

各科目の最後半に位置する届出は「細かい&つまらない」で疎かにしがち。
しかし、知っていれば瞬速で解ける「サービス問題」。捨てるのはもったいない。
だからといってすべての期限逐一を覚えるのもコスパが悪い。
そこで「20%の労力で80%まで」おさえる。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
Twitterもやっています。

↓ランキングに参加しています。↓

にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ