【社労士 選択式】正解率78%!船員の適用関係【科目横断】

皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。

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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。

解く際のポイントテキストが入ります。

①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。

このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。

それでは、今回のお題はこちらです。

船員の適用関係(正解率50%)

問題

「船員保険の被保険者(船員保険法に規定する疾病任意継続被保険者を除く。)は、被保険者となることができない。」

何の法律?

A 健康保険法
B 雇用保険法
C 厚生年金保険法
D 労災保険法

 

ついでに見たい

【動画解説】「直前対策期の勉強方法」
5月以降の学習計画の参考にしてください。

 

 

解答・解説

”正解はここをクリック”

A 健康保険法」。

船員独自の社会保険制度「船員保険制度」は、かつては一般の制度とは完全に分離されてた。

しかし、船員の数の減少などで独自運営が困難となり、厚年→労災・雇用の順で一般の制度に統合されている。

結果、現行の船員保険の被保険者の適用関係は、次の通り。
・労災→適用。労災から本体給付、船員保険から上乗せ給付がでる。
・雇用→適用。ただし、カニ漁漁船の乗組員などは適用除外。
・健保→除外。ただし、元船員(疾病任意継続被保険者)は適用。
・厚年→適用。短期雇用でも適用除外されない。
すなわち、
・原則→船員にも適用あり
・例外→健保は除外、雇用は一部の漁船員が除外

特に、雇用保険では、原則・例外の関係があべこべになりやすく注意。
船員についての適用除外の規定があるため、「船員は原則除外」と思い込んでしまう罠がある。
「大部分の船員は雇用保険の被保険者であり、一部の者だけが除外」と理解しておけば、過去問レベルの◯×判定は容易。

以上、今回の問題でした。

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。

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【今日の一言】

年度のおわり、年度のはじめ。
異動、転勤、昇進。
ご家族の卒園、卒業、入園、入学、入社。
すべてのことが忙しい時期、勉強を抑えめになるのは普通のこと。
できなくて当たり前、できたらすごい。

それでも、できないことを責めてしまうなら、5分だけ、やってみる。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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