2024年社労士試験合格体験記(11)「育児をしながら合格された方の体験談に励まされて」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は”二児の母に至るまで”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #社労士合格体験記

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プロフィール

30代、女性、専業主婦
7年間の総務職経験あり
昨年11月に第二子を出産

【社労士を目指したきっかけ】

仕事で尊敬できる社労士の先生と出会い社労士という職業に強い憧れを抱きました。
その後転勤族の夫と結婚し、将来的に就職が難しくなることから自立ができる資格を身に着けたいと思い社労士を志すことにしました。

【得点状況】

1回目 2018年 不合格 選択式1点不足
2回目 2019年 不合格 択一式合計点(2,3点くらい)不足
3回目 2021年 不合格 選択式1点不足
4回目 2022年 不合格 選択式、択一式ともに1点不足
5回目 2024年 合格 選択式34点、択一式51点

【利用のコンテンツ】

1回目 他校通信
2回目 なし
3回目 社労士24、直前対策
4回目 市販本、直前対策
5回目 社労士24、直前対策

この他、Xや過去問サイトを利用していました。

【学習計画の立て方】

昨年10月末から勉強を再開しました。
出産を控えていたためとりあえずは出産までに動画視聴と過去問サイトで全体を復習することを目標としました。
産後は無理をせず日常生活が落ち着いてきたら金沢先生の計画に沿って学習を進めることにしていました。

【勉強時間の作り方】

朝に2時間程度、日中は長女が幼稚園で次女がお昼寝している間に1〜3時間机に向かって勉強し、家事の隙間時間には耳勉をしていました。
産後は睡眠時間と勉強時間を確保するため、育児本を参考に赤ちゃんの生活リズムを整えることにも注力しました。
結果、生後3ヶ月には夜通し寝てくれるようになり早い段階で勉強ができる環境に整えることができて良かったです。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

平日は4時間、土日祝日は2時間程度、トータルで700時間弱。
産後2ヶ月間はテキストを開くことも動画視聴することもできませんでした。

【回転数】

動画は数えきれないくらい聞きました。
主に勉強した箇所の復習として、ながら耳勉をしていました。
試験直前になる頃には倍速で聞き取れるようになりました。
トレーニング集は択一式5回転、選択式3回転、間違った箇所をプラス数回転しています。

【一番苦労したことと解決した方法】

毎回反省点を活かして勉強に取り組んできましたが、受験する度に違う領域で得点を落としてしまい新たな弱点を突かれているような感覚でした。
不合格を複数回経験して思うことは『◯を重点的に』ではなく、選択式も択一式も白書対策も改正点も全て確実に抑えることが必要だということです。
領域ごとにボリュームや精度の差はありますが、どれも曖昧な記憶ではなく確実にアウトプットできるまで完成度を高める必要があると思います。

今回は時間の確保が難しかったこともあり、ツールは社労士24だけに絞りました。
過去問サイトも利用していましたが自分が間違えた問題、ひっかかりやすい問題がトレーニング問題集に集約されていることに気づき途中で使うのをやめました。
模試も復習しきれないため大原の2回だけです。
教材を絞ることに不安もありましたが、時間が経つにつれ記憶が抜ける部分がありトレーニング問題集の回転数を上げて全体を総復習する方が結果的に良かったです。

また、直前期は模試が始まるうえに改正点や白書等でさらに学習ボリュームが増し追加領域の学習が手薄になりがちです。
過去に追加領域の復習をしきれず点数を落とした経験があったため、模試は2回転、直前演習は3回転しました。もし複数のツールを利用していたら直前期はとても手が回らない状況だったと思います。

今回の本試験では大原模試の的中問題があったため本当に復習しておいて良かったです。

【選択式の勉強方法】

選択のトレーニング問題集とテキスト読みを繰り返しました。

テキスト読みは読んでも記憶に残らず苦手でしたが、選択式のトレーニング問題集がテキストの掲載順に作られているのでテキスト読みが終わったら問題を解く、と並行して行うと頭の切り替えになって良かったです。

直前期は時間がないため早い段階でテキスト読みとあわせてトレーニング問題集を一通り終えておくと良いと思います。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)

10月下旬に勉強を開始し1ヶ月で総復習。
11月に出産し育児に専念。
2月〜4月にかけて学習ペースを取り戻す。
動画視聴、テキスト読み、トレ問の繰り返し。

・5月~7月(直前期)

平日は4時間、土日は2時間。
テキスト読み、トレ問の繰り返し。目的条文・判例・白書読み、改正点などの直前対策。
動画は隙間時間に耳勉。
反復学習で直前期前の記憶を維持しつつ直前対策。
直前対策も項目ごとに終わり次第反復学習へ。

・8月(最直前期)

子供の夏休み前半は毎日2時間。
直前2週間は4〜6時間。
模試や直前演習を含めて総復習。
最後1週間はトレーニング問題集、社労士24倍速視聴。

【受験生の方へのメッセージ】

今回の受験は産後でもあり時間の確保が難しい状況でした。
再受験を悩んでいた昨年この時期に、育児をしながら合格された方の体験談を読んで励まされもう一度受験することを決意しました。

これまでの受験では自分の娯楽時間がないのはもちろん、夫に協力してもらったり直前期に子供との遠出を控えたり家族に自分の都合を合わせてもらう場面が多々ありました。
毎度結果が不合格でそのたびやるせない思いでいました。
すぐに気持ちを切り替えることもできず再受験を悩んできました。

その最大の理由は合格できる保証がないのに犠牲にする時間がとても多いことでした。
これまで通りのやり方では後悔が残ると思ったため今回は家族との時間を最優先にし、やりたいことはやって勉強もするというスタンスでのぞむことにしました。

生活は育児を中心に、友人からの誘いや娯楽の時間も制限せず気の向くままに、子供の夏休みも帰省して目一杯楽しみました。
直前2週間だけは家族の協力を得て自分の時間を確保させてもらいました。

それにも関わらず模試では2回とも択一で50点台を取れるようになり、テキスト未掲載の問題も既存の知識から正解を推測できるようになりレベルアップした手応えを感じました。

教材を絞って反復学習したことにより過去から積み上げてきた知識をしっかり定着させることができたのだと思います。

複数回受験の方へになりますが、もし次の受験を悩まれているのであれば一度休んでみるのもありだと思います。
私も初回受験からこれまで妊娠・出産のタイミングで2度受験を断念しましたが勉強から離れてもやはり諦めきれないことに気がつきました。
ブランクがあっても一通り復習すると意外とすぐ記憶は取り戻せます。
今回は時間の確保が難しい状況でしたがこれまで学習を続けてきた自分自身の知識と経験が助けてくれました。過去に費やしてきた時間は無駄ではなかったです。

【その他ご感想など】

金沢先生の講義はひたすら暗記ではなく理論的に説明をしてくれるのでとても理解がしやすかったです。
また、ところどころに覚え方のくすっとポイントがあるので記憶に残りやすく、一度聞いただけで先生の講義が大好きになりました。
コンパクトにポイントがまとめられたテキストも画像で覚えたい派の私にとっては最適な学習ツールでした。
毎日更新されるXも楽しみにしていました。
金沢先生の声越しに娘の泣き声を聞きながら育児をしたことは一生忘れません。

ありがとうございました。

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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