2025年社労士試験合格体験記(32)「育児と勉強、社労士24は最強の武器」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回はおこめからお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記

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プロフィール

30代 金融機関勤務(現在育休中) 3歳・1歳の母 

【社労士を目指したきっかけ】

日々子育てと仕事に追われていましたが、将来の選択肢を増やしたいとぼんやり考えていました。
そんなタイミングで年金業務に携わることになり、社内にいる社労士有資格者との関わりが増え、自分も勉強してみたいと思い、受験を決意しました。

【得点状況】

選択 30点(労災・社一2点)
択一 43点

初受験でした。

【利用のコンテンツ】

社労士24+直前対策
金沢先生のメルマガ
秒トレ
イラストでわかる労働判例100
過去問ランド
Xに投稿されている問題(金沢先生やシャロスタさん)
その他社労士関連Youtube

【学習計画の立て方】

昨年10月、社労士24申込み。

講座申込後から前年度の動画を視聴することができたので、ひとまずそちらを1周し、全体をざっくり把握。

その後は、送られてくる教材をその次の科目が始まるまでに終わらせる…の繰り返し。

最直前期の8月だけは、試験日までにやることを週単位でリスト化し、そのスケジュール通りに進めました。

【勉強時間の作り方】

現在育児休業中で、上の子は保育園に行っているので、下の子と2人で過ごす時間を勉強にあてました。

勉強開始時は下の子がまだ生後1ヶ月、勉強するぞ!というより、育児の合間でなんとなく携帯を触ってしまっていた時間を動画視聴にあてる感じでした。

その後、下の子の生活リズムが整い始め、子どもが寝ている間は机に向かって勉強できる唯一の時間だったため、すべての家事を後回しにして、勉強を最優先。

また、我が家の寝かしつけは、部屋を真っ暗にして静かに子どもたちが寝るのを待つ、というスタイルなので、イヤフォンで動画を聞き流したりしていました。

他にも、上の子がお絵描きしている横で勉強したり、病院の待ち時間等を活用。

そして、勉強を始めてから時短レシピのレパートリーが爆増しました。笑

普段の家事を少し短縮して生まれるスキマ時間の積み重ねが、結果に結びついてくれる大きな力になっていました。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

・2024年10月~今年6月末
平日 2~5時間
休日 1〜2時間
 
・7月~8月
平日 5~8時間
休日 7~10時間
 
記録上は730時間程。

平日は子どもが寝た後に仕事を終え帰宅することが多い夫ですが、直前期の土日は家事育児全てを任せ、勉強時間を確保。(感謝!)

【回転数】

動画:8~10回転
択一式トレ問:8~10回転(基本は動画視聴毎)→不正解問題は最後に抜き出し正解するまで解く

選択式トレ問:1回転(安衛・労一・社一のみ2回転)

直前対策:択一・選択・総合演習各2回転

模試:2回受験し、その後もう一度解きなおし

試験直前、個人成績表に基づき「全体正答率高め×自分は不正解」の問題を中心に復習

【一番苦労したことと解決した方法】

とにかく科目が多いので、苦手箇所があっても、立ち止まっている時間がないのが、性格上しんどかったです。

ギリギリまで「理解も暗記も無理…捨てだ…」という箇所もありましたが、深掘りしたくなる気持ちをグッと堪えて、全科目の繰り返しに徹していると、試験2週間前、突然点と点がつながる感覚があり、苦手箇所に対する視野が一気に広がりました。

「こことここが繋がってる?じゃあ次はこのレクチャーを見てみよう」と、複数科目を横断的に視聴することで、かなり理解が深まりました。(労基⇄労一、健保⇄社一等)

「苦手箇所の一点集中」ではなく、「全科目を間隔空けずに復習」していたからこそ見えた景色だと思っています。

【選択式の勉強方法】

わからない部分はテキストに戻り、周辺を読み込んでいくやり方で進めました。

特に対策なしのまま迎えた7月の模試2回とも、選択式はA判定だったので、引き続き、基礎知識を固めることに。
(本試験では、2科目が2点となってしまいましたが…)

あとは秒トレアプリです。

5月頃までは、毎日100問正解するまで、科目ランダムでやっていました。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)
昨年秋の段階で、2024年度版の動画をすべて視聴、

その後は送付されてくる科目を次の科目が始まるまでに終わらせることだけ意識。
 
項目毎動画+テキスト書き込み→項目毎択一トレ問
↓ (1周できたら、すぐ同科目2周目へ)
通しで動画+書き込み補強→通しで択一トレ問
↓ (計2周終えたら、選択トレ問へ)
選択トレ問(テキスト読みも兼ねて)→次の科目へ

時間が取れる時は上記の通りメイン科目をガッツリ進め、スキマ時間はそれ以外のサブ科目にサラッと触れる程度。

トレ問の不正解問題は必ずテキストに戻り、引っ掛けワードや曖昧な部分は全て書き込みました。
 
・5月~7月(直前期)

このあたりから、毎日午前中に判例・統計・白書を取り入れるように。

朝、子どもの保育園出発までの支度が済んだら、家を出るまでの30分~1時間は白書まとめ読み進めたり、テキスト内の統計問題を繰り返し解き進めていました。

判例はテーマ別に読み進めると抜かれそうなキーワードが見えてきて、効果的でした。

(今年の選択労一で出た判例は初見でしたが、学習中に読んだ似たような判例でキーワードが頭に残っていたので、正解できました)

あとは直前対策や確認・中間テスト、模試の復習、択一トレ問をひたすら解いていました。
 
勉強開始当初から、テキストへの情報集約を意識し、細かすぎるくらい書き込みました。

法改正テキストのスクリーンショットを該当科目ごとテキストに貼り付けたり、過去問で気になった問題などを貼り付けたりしていました。
(余白を追加できるアプリでテキストに広めの余白を作り、とにかく書き込み)
8月はテキストを読み込もうと決めていたので、そこに合わせてテキストを育てていきました。
 
ひたすら全科目を回し続けたので、この頃には比較的、社会保険科目は得意科目になっていました。
本試験後の自己採点では途中まで「全然点数取れてないかも…」と震えましたが、社会保険科目で点を稼げたこと、特に最後の国年で9点稼げたのはかなり大きかったです。
 
・8月(最直前期)
8月序盤でトレ問は卒業し、動画視聴とテキスト読み中心。

午前は動画視聴、午後はテキスト読み、気分転換に過去問ランドで少し問題を解く、といった感じでした。

試験1週間前の土日は、350肢チャレンジで試験前最後の問題演習とし、ラスト1週間で動画視聴とテキスト読みをそれぞれ全科目2周しました。

テキスト読みは、トレ問を解き続けたおかげで「引っ掛け方」や「知識の問われ方」を意識することができ、「ここはこういう引っ掛けがありそう」という視点を持ちつつ、太字部分だけではなく、自分の書き込みも含め全て読み込みました。

動画は6月頃から2倍速で視聴。
高速回転できるのでとても効果的だったと思います。

【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】

本試験の択一式では、社会保険科目から解き始めました。

比較的得意であったことから、絶対得点を稼いでおきたく、時間的・精神的余裕のあるうちに解いてしまいたかったからです。

科目を終えるごとに、時間を問題用紙にメモしていました。

全体を一度解き終えるのに約2時間、自信のある問題が全然なかったためほぼ全問ザっと見返すのに約1時間強、最後の15分程度でマークミスがないか見直しという時間配分でした。

余談ですが、選択式の労災・社一でわたしが落とした1点は、社労士24の内容でカバー可能な問題でした。
試験中、頭では「テキストのここに書いてあった」「金沢先生はこう言っていた」と思い浮かべられたのに、あまりの緊張と焦りで選択肢のグルーピングができておらず、きちんと全選択肢に目を通さないまま解答。

試験後冷静になり、「なぜあの解答を選んだのか?」とかなり落ち込みました。
(そのため、解答速報を見て心の底から後悔し、しばらく廃人と化す)
選択式は絶対そこに答えがあるので、もっと冷静に落ち着いて解くべきでした。

試験本番独特の雰囲気にのまれないメンタルも相当必要だなと痛感しました。

わたしは模試2回とも、0歳児と離れることが出来ず自宅受験でしたが、会場受験にして会場慣れしておくことも重要なのだと思います。

択一も、焦り・冷静さの欠如が原因で落とした問題が複数ありました。

【受験生の方へのメッセージ】

わたしは選択補正+択一ギリギリで合格しているので、体験記もあまり参考にはならないかもしれません。
 
ただ、社労士24の魅力だけは語ることができます。
毎日、自分ひとりの時間を捻出することは容易ではなく、育児と家事に追われていますが、そんな生活に勉強を取り入れることができたのは、社労士24だったからだと思っています。

家事をしながらでも、座っていなくても、抱っこ紐で当時0歳の子を抱えながらでも、勉強を進めることができました。

「勉強する」ことに対するハードルはかなり下がりました。

コンパクトながらも中身は凝縮されており、社労士24の内容をしっかり頭に叩き込むことができれば、本試験でも十分戦えると感じています。

誰も解けないような難問を取りに行くための学習ではなく、「絶対取りたい問題」「できれば取りたい問題」を落とさないための基礎を叩き上げることの重要さに、早めに気付けてよかったです。(ただ、わたしは択一50点を目指していたので、まだまだ詰める必要があったと反省)
 
また、SNSの使い方は大切だなと思います。同じ目標に向かって勉強している人たちに刺激を受けることも多いですが、模試の時期などは高得点の人たちばかりが目に入り、

「自分は全然成長していないんじゃないか」と、かなり凹みました。(わたしは模試2回とも、択一式及び総合評価Cでした。)

ですが、とにかく基礎を固めよう=テキストに記載されている内容はすべて頭に入れるくらいの勢いでやっていこうと決めていました。

結果、点数はギリギリでしたが、絶対取っておきたいと講評されていた問題を落とすことはなく、なんとか今年の合格基準点に乗ることができました。

模試はあくまで、自分の弱点把握や時間配分等の確認と割り切っておいた方が良かったなと思います。

人と比べる必要は全くないです。

知識量だけではなく、その他にも乗り越えなければならない壁がたくさんある試験だと思います。

わたし自身、モチベーションが下がった時は、過去の合格体験記を読んで持ち堪えていましたので、拙い文章ですが、どなたかの試験に立ち向かう気持ちに、少しでも寄り添うことができていれば光栄に思います。

【その他ご感想など】

試験後は手応えゼロ、完全に諦めモードで意気消沈でした。

そんな状態でも、ふたを開けてみるとなんとか合格することができていたのは、勉強のハードルを下げてくれた「社労士24」のおかげです。

おそらく今のわたしの生活では、ボリュームのある講座だと消化しきれなかったと思います。

今は生活の中心が育児のため、その合間に勉強時間を差し込んでいくには、
「テキストに情報を集約(携帯やタブレットを開けばいつどこでもすぐ確認できるように)」
「文章だけでなくパッと一目でわかる図解」
「テンポ良くサクサク進められるレクチャー」
が不可欠でした。

これら全てを叶えてくれたのが社労士24です。

まだ小さい子どもたちと過ごす貴重な時間を削りたくない、でも勉強時間と質は確保したい、そんなわたしの願望は金沢先生によって叶えていただきました。

抱っこしてあげながら、一緒に遊びながら、コツコツ積み重ねることができました。

勉強スタート時から、「受験は今年が最初で最後」と決めていました。

育児中心の生活の中で勉強を習慣化し、自分のキャパを超えない範囲で、限界まで知識を頭に詰め込むためには、社労士24はまさに最強の武器でした。

金沢先生、本当にありがとうございました!

今後も、合格者フォローでお世話になります!

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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