皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
今回は鵜野ゆき様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記
合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら
**【プロフィール】**
20代男性 メーカー人事職
**【社労士を目指したきっかけ】**
入社来人事の仕事を続けて数年が過ぎ、漫然と日々の仕事をこなすだけではこの先が無いと感じ、専門性を高めたいと思っていました。
最初に検討していたのはキャリアコンサルタントでしたが、せっかくならば難関資格を取得したいと思い、社労士の勉強を始めました。
**【得点状況】**
R5年 選択23点(3/3/2/3/3/3/2/4)、択一38点(8/5/7/3/7/4/4)
R6年 選択24点(4/5/3/1/3/2/3/3)、択一28点(6/5/2/2/3/3/7)
R7年 選択29点(4/2/5/2/3/5/4/4)、択一44点(5/8/4/6/5/7/9)
**【利用のコンテンツ】**
R5年 独学。市販のテキストのみ
R6年 他社の通信コース
R7年 社労士合格コース(通信)、社労士24、イラストでわかる労働判例100、社労士秒トレアプリ
**【学習計画の立て方】**
KOKUYOの「キャンパススタディプランナー2ウィークス」を利用して、週ごとの計画を立てていました。
同ノートは縦に10欄あり、社労士の科目数と偶然ながら一致しています。
縦欄に科目名を書き込み、科目ごとにいつどれくらい勉強するのかを記載し、クリアしたら線を引くようにしていました。
5月初旬の通常講義が配信されている期間は、配信開始日を記載して、前年の反省から、絶対に遅れないように視聴を進めていました。
通常講義が終了してからは、6月のTAC中間模試、7月初旬の大原第1回公開模試、7月下旬の大原第2回公開模試をターゲットに、全科目1周できるようにスケジュールを立てました。
**【勉強時間の作り方】**
平日:以前は始業少し前に会社に行っていたのですが、始業1時間前に会社に着くようにし、ソロワークブースにこもって勉強してから仕事に取り組むようにしました。
仕事終わりは、とりあえず机に向かい、何かしらは勉強するようにしました。
休日:家にいるとあまり集中できないタイプだったので、外に出てカフェなどで勉強するようにしていました。
その他:時間の浪費の元であったYouTubeアプリをスマホからアンインストールしました。
アンインストールしていても、ブラウザで調べれば、目的条文の読み上げ動画などはすぐに見つかるので、特に困りませんでした。
自分に甘いタイプの方にはおすすめの方法です。
**【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】**
平日:仕事前1時間、仕事終わり後3〜4時間。
休日:朝4時間、昼食後3時間、夕食後3時間くらい。
トータル時間:時間を測って勉強していなかったので不明です。
**【回転数】**
通常講義は1回のみ。石戸先生が仰っていた論点を1つ残らず基本テキストにメモするため、聞き逃したところは繰り返しリピートしながら聞いていました。
1時間の動画を見るのに⒈5〜2時間くらいかかっていました。
中途半端に聞いてしまうと、後から見返す必要が生じ、自分の性格からして面倒くさくなって結局見なくなると思ったので、1回で終わらせるようにしました。
そうすることで、配信された動画は全て見切ったという自信になりました。
択トレは各科目7周。
内訳は、次の講義までに1周、確認テストまでに1周、中間テストまでに2周、第1回公開模試までに1周、第2回公開模試までに1周、夏季休暇中に1周。
選トレは安衛・労一・社一のみ8月に1周。
模試の復習は1回のみ。
時間があればもう1〜2回したかったです。
**【一番苦労したことと解決した方法】**
確認テストや模試の点数がなかなか伸びず、このまま同じ方法を続けていて合格できるのか不安でした。
テストごとに、高得点者の方は手を挙げられますが、数回しか挙げることができず、悔しかったです。
ただ、石戸先生が仰ることを信じて、択トレと基本テキストの反復を繰り返すことで、徐々に点数を上げることができました。
なかなか点数が上がらないと不安は募りますが、大原の先生方・テキストを信じて、勉強を続けることが大切だと感じました。
同じように点数が伸びないで不安になる方がいるかもしれませんので、参考まで、自分の確認テスト(択一のみ)、中間テストの結果も記載します。
こんな結果でも最後は着地できましたので、自信を持って取り組んでください。
確認テスト:労基・安衛15点、労災・雇用10点、徴収・労一16点、健保18点、国年14点、厚年13点、社一16点
中間テスト:労働21点、社保20点
公開模試:第1回全体C・選択27点C・択一40点C、第2回全体C・選択29点B・択一40点C
**【選択式の勉強方法】**
時間の関係であまり力を注げませんでしたが、金沢先生の教え通り、安衛・社一・労一のみ選トレに取り組みました。
7月中旬から、目的条文暗記、判例読み、統計テキスト読み、白書テキスト読みに取り組みました。
**【不合格だった年の原因と今回変えたこと】**
R5年 スタートが11月かつ独学だったので、今考えると記念受検に近かったと思います。
R6年 前年、独学でそこそこの点数が取れたため、もう1年やれば受かるだろうと油断してしまったのが敗因でした。
通信講座をとっていたものの、1度講義スケジュールから遅れてしまった後、ペースを崩してしまい、通信講義を最後まで終わらせることができませんでした。
R7年 R6年試験に惨敗したのが悔しすぎて、R6試験の当日からリスタートし、1年間、1日も欠かすことなく勉強を続けました。
前年の反省を活かし、講義スケジュールから絶対に遅れないように取り組みました。
**【勉強内容】**
・5月まで(直前期の前)**
配信スケジュールに沿って、遅れないように取り組みました。
それ以外に取り組む余裕はありませんでした。
通信の動画は1回につき3本立てですが、平日は1日で3本見るのがきつい時もあったので、その時は2日に分けて、見るようにしていました。
計画を立てる際は、日曜日はバッファとし、土曜日までに終わらなかった分は、日曜日に必ず消化するようにし、翌週に持ち越さないことを意識していました。
**・5月~7月(直前期)**
1週間に3〜4科目ずつ取り組んでいました。
科目ごとに、択トレ解答→該当箇所の基本テキスト読みに取り組みました。
択トレは、全体の問題数を6で割った数を1日の目標数とし、終わらなかった分は日曜日に消化していました。
6月から判例読みに取り組みました。
7月の中旬から、目的条文(毎日横断テキストの見開き1ページの暗誦を目標とし、1週間で2周)、統計(毎日9ページ読みを目標とし、1週間で1周)、白書(毎日4ページ読みを目標とし、1週間で1周)に取り組みました。
**・8月(最直前期)**
夏季休暇の10日間で、全科目1周することを目標にしていましたが、予定通りに進まず、試験3日前にようやく最後の周回が終わりました。
残りの時間で、最後の周回で漏れが判明した論点を片っ端から詰め直しました。
全科目1周と並行して、毎日の判例・目的条文・統計・白書は継続してしました。
勉強時間の観点で言うと、夏季休暇がスタートしてからは、毎日12時間~14時間は勉強していました。
金沢先生が、8月はボーナスタイムと仰っていたので、生活に最低限必要な時間以外は全て勉強に捧げました。
それが試験当日の自信にも繋がりました。
**【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】**
地方住みなので、試験前日の夕方に試験会場近くのホテルに移動しました。
なるだけ荷物は軽くしようと思っていたのですが、結局基本テキスト10冊と判例テキストを持ってきたため、結構な重さでした。
できるなら減らした方がいいと思いますが、自分にとっては1年間一緒に頑張ってきたお守りみたいなものだったので、置いてくることができませんでした。
しばらくホテルの部屋で勉強した後、夕飯を食べに外に出たのですが、食べている間に、急に目眩と頭痛の症状が出始めました。
後から考えると、夏季休暇から試験当日までほとんど外に出ておらず(15日のうち、外に出たのがトータルで5時間ほど)、人の多さに身体がストレスを感じたのかと思います。
風邪を引かないように、なるべく外に出ないようにしていたのですが、良し悪しあると感じました。
21時には床に就きましたが、緊張からか目が冴えて3時くらいまで眠れませんでした。
普段は目をつむれば、10分程度で寝れるので、いつまでも寝れないことにとても焦りました。
試験当日は6時に起きました。
3時間程度しか眠れなかったため、寝起きのコンディションは最悪でしたが、金沢先生が当日朝にアップロードされた動画を見て、「自分の積み重ねたことを信じて、これまでやってきたことを解答用紙に置いてくるだけです」という言葉に力を貰いました。
画面越しに金沢先生とグータッチをし、ホテルをあとにしました。
会場には余裕を持って着き、筆記用具を机の上に出したあとは、パラパラと基本テキストを眺めていました。
試験時間中にトイレに行きたくなっても困るので、時間を見て、トイレにも行きました。
午前の選択式は、労一が3点確保できたか怪しいと思いましたが、悩んでも仕方がないので、部屋から出て、大学構内のベンチで買っておいた昼食を食べて、軽く肩を回しました。
帰りにまたトイレに寄り、机へ戻って、開始まで基本テキストの白書のゴシック数字をパラパラとみました。
午後の択一式は、予定通り最初に一般の統計の3問を解いてから、健保→国年→厚年→労基→労災→雇用→残りの一般の順に解きました。
金沢先生の解き方を参考に、科目ごとに25分を死守し、個数問題は一旦スルーし、肢ごとに⚪︎×?をつけながら解答を進めました。
自信を持って解答できる問が少なく、序盤は25分ペースが遅れそうになりましたが、わからないところで悩んでいても答えは出ないので、一旦パスして、時間の厳守を優先しました。
元々の予定では、社保科目が終わったら、気持ちのリセットのためにトイレに行こうと思っていたのですが、時間が足りなくなりそうだったので、トイレには行かず、そのまま労働科目に取り組みました。
全科目1周した時に残り35分程度だったので、残りの時間で個数問題と一旦パスしていた問題を解き進めました。
個数問題が意外と簡単で、個数問題は捨て問扱いしていたら危なかったです。
最後まで時間が足りなかったですが、1年間の頑張りは全て置いて来れたと言い切れるくらいには戦えたな、と言うのが終わった直後の感想です。
**【受験生の方へのメッセージ】**
自戒なのですが、今年駄目でも来年もあると思ってしまうと、意識せずとも心のどこかで手を抜いてしまい、本気で向き合えませんでした。
自分は楽観的な性格で、すぐ油断してしまうのですが、今回の受検が20代ラストだったので、なんとしても今年合格すると、自らを奮い立たせて1年間毎日欠かすことなく勉強に取り組むことができました。
社労士は1年間毎日勉強して、ようやく合格できるかどうかのラインに立てるという過酷な試験だと感じます。
「なぜ今年社労士試験に受かりたいのか」を自分の中で明確にしていると、易きに流れようとした時に、ふんばることができると思います。
合格までは大変な道のりになるかと思いますが、心から応援しています!
**【その他ご感想など】**
石戸先生、ありがとうございました。「2024年社労士試験再チャレンジセミナー」で石戸先生に厳しいアドバイスを頂き、危機感を感じ、石戸先生についていこうと思って社労士合格コースに申し込んだのですが、大正解でした。
油断しがちな自分に刺さるメッセージを繰り返し発していただき、最後まで走り切ることができました。
こんな自分でも合格できたのは石戸先生のおかげです。
金沢先生、常に受験生に寄り添ったコメントを発していただき、ありがとうございました。
心の支えになっていました。
その他の合格体験記
その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。
過去にお寄せ頂いた合格体験記です。 2024年対策
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
金沢 博憲 「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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