2025年社労士試験合格体験記(26)「テキスト読み中心の学習」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回はひよし様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記

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プロフィール

男性・50代前半、会社員。人事労務の経験はなし。

【社労士を目指したきっかけ】

50代で新しいことにチャレンジしたいと考えていたときに、リスクが少なく起業できる士業が候補にあがりました。そして、士業の中でも、働きながら現実的に合格可能なものの中に、社会保険労務士があることが分かりました。勉強内容も、年金や労災など、実生活に役立つものが多かったこともあり、まずは興味を持ちました。ただ、勉強時間が確保できるか自信がなかったことや、「運の要素もある」とネットで書かれていたこともあり、実際に行動に移すまでに3年かかりました。

【得点状況】

1年目(2024年)は、択一式44点・選択式32点で、労一と健保が基準点割れ、さらに択一の健保も3点で基準点割れとなり、不合格でした。

2年目(2025年)は、択一式47点・選択式35点と、いずれも基準点割れがなく、無事に合格することができました。

【利用のコンテンツ】

1年目はスタディングで学習しましたが、映像講義と過去問の演習中心で、基礎学力を養うことができました。

2年目は大原の「必勝リスタート講座」「社労士経験者合格コース」そして「社労士24」を受講し、テキストの内容を中心に網羅的に学習することができました。

【勉強時間の作り方】

休日は家族のイベントも多く、まとまった勉強時間を取ることは難しかったため、平日・休日を問わず、毎日4時間を目標に、通勤時間、昼休み、仕事後のスキマ時間を積み上げました。

体調がすぐれない日でも、ベッドの上で社労士24を視聴したり、トレ問アプリを数問解いたりと、「完全にゼロの日を作らない」ことを意識しました。

【回転数】

・通常の講義動画:1回転
・社労士24講義:3~4回転
・テキスト読み:6回転
・択一式トレーニング問題アプリ:毎日120問(累計約4万問)
・選択式トレーニング問題集:各科目6回転

【一番苦労したことと解決した方法】

最も苦労したのは、労一と社一でした。

範囲が際限なく、統計や白書、判例など、テキスト外の知識が求められる点が難しかったです。その対策として、毎朝、新聞を読むようにして、時事的なトピックや政策の変化に慣れていきました。

これにより、本試験で出題された「資産所得倍増プラン」などの時事問題にも落ち着いて対応できました。

【選択式の勉強方法】

テキストの読み込みだけでは理解が曖昧になることがあったため、「選択式トレーニング問題集」を中心に、問題を解きながら条文や文脈を確認しました。

各科目を6回転以上回す中で、文章の流れやキーワードを感覚的に捉えられるようになり、選択式の得点が安定して伸びていきました。

【不合格だった年の原因と今回変えたこと】

初年度(2024年)は、トータル得点はクリアしていたものの、択一・選択ともに基準点割れで不合格でした。原因は、過去問演習を中心にしていたため、テキスト読みを一切行わず、知識が断片的だったことです。

2年目は、テキスト読みを中心に学習を進め、その知識を定着させるために「選択式トレーニング問題集」の演習を並行して行い、理解度を常に確認しました。

さらにスキマ時間には社労士24を視聴し、テキストの内容を繰り返し復習することで、知識を確実に定着させることができました。

【勉強内容】

・基礎期(~5月):通常の講義動画・テキスト読み・トレ問アプリ・選択式トレ問で基礎固めを行いました。

・直前期(6月~7月):テキスト読み・トレ問アプリ・選択式トレ問・社労士24を継続し、4週間で全科目を一周するペースで回転。加えて、模試の復習や統計白書の学習を開始しました。

・最直前期(8月):テキスト読み・トレ問アプリ・選択式トレ問・社労士24をさらに短期間(2週間で全科目一周)で繰り返し、模試の復習、目的条文の暗記、統計白書のキーワードや数字の暗記に力を入れました。

【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】

択一式では、個数問題、事例問題は、一旦スルーすることを徹底し、高得点を狙うよりも、「落ちないこと」を最優先に考えました。
また、時間が足りない場合やどうしても分からない問題は、迷わずDを選択するようにしていました(記号は何でもよいですが、試験中に焦らないように事前に決めていました)。

ただし、前年度の試験や模試のときは「15時にトイレ休憩をとる」と決めていましたが、本試験では想定よりも時間が足りないことが分かり、初めてトイレに行かない決断をしました。
その結果、見直しの時間を確保でき、2か所のマークミスを修正することができました。

試験中は何が起こるか分からないので、臨機応変に対応できる心の余裕も必要だと思いました

逆に言えば、事前にルールを決めていたからこそ、その心の余裕が生まれたのだと思います。

【受験生の方へのメッセージ】

勉強のやり方は十人十色です。

特定の人の方法だけを真似するのではなく、自分の特性や置かれている環境も考慮して、最終的に自分に合う勉強方法を見つけることが、合格への近道だと思います。

特に近年、試験傾向が変わってきており、「とにかく過去問だけやれば、なんとかなる」と1年目は信じて学習して失敗したので、同じ轍を踏まないよう、なるべく最新の情報で検討されるのがいいと思います。

【その他ご感想】

約2年間の学習を通して、継続することの大切さを強く実感しました。

そして、それを支えていただいた金沢先生、家族、そしてSNSで励まし合った仲間に心から感謝しています。

今後、この社労士の資格を生かし、新しいキャリアを切り拓いていきたいと考えています。

本当にありがとうございました!!

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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