みなさん、こんにちは。
金沢博憲(社労士24担当講師)です。
この記事では、
- 社労士試験合格のために必要な勉強時間の目安
- 勉強時間の確保の仕方
についてまとめます。
試験合格に必要な勉強時間は?
勉強時間についてまず言えるのは、この時間を超えたら絶対合格できるとか、超えなかったらできなかったとか、線引がはっきりしているわけではありません。
勉強時間や勉強量に応じて合格可能性が徐々に高まる、ということです。
ですから、短い時間で低い可能性であっても100%合格しない、ということはありませんし、その逆もしかりということです。
その上で、社労士の合格ラインにのるための勉強時間や期間は、一般的は、1年間の勉強で800時間から1000時間といわれています。
1年間→800時間~1,000時間
受験経験の有無や他の資格の勉強の経験などで幅はでてくると思いますので、あくまで目安程度に考えましょう。
私の知る限りは、初受験で2か月で合格という方もいらっしゃいます。
社労士、ギリ合格!!
【道のり】
6月8日・・・社労士の勉強開始
7月下旬・・・模試(爆死)
8月23日・・・本試験日
11月6日・・・合格発表(合格)資格の大原の「社労士24」だけひたすら2ヶ月、短期集中でやりました。金沢先生ありがとう!#社労士試験 #合格 #短期集中 #300時間受験 #社労士24
— noza (@nozaworld0308) November 6, 2020
もちろん、難関国家資格であることが前提ですから、それなりの勉強時間は必要となります。
実際「人生で一番勉強した」という合格者の方の声もよく聞きます。
こちらの合格体験記をご覧いただくと、勉強方法はさまざななれど、勉強時間はやはりある程度必要としたことがわかります。
合格者の数だけ勉強方法があります。 勉強方法に”絶対”はありません。しかし、多くの勉強方法の中には、共通する部分もあります。
それでは勉強時間を800時間と設定した場合の、月当たり、週当たり、1日当たりの勉強時間をみてみましょう。
9月スタートの場合
9月開始~8月試験で考えると、12か月間で800時間です。
単純計算で
- 12か月→800時間
- 1か月→66時間
- 1週間→15時間
となります。
実際、合格者のパターンは、最初は、少なめの勉強時間からスタートして、本試験に向けて勉強時間が増えていくことが多いです。
1週間で15時間とすれば、例えば、お勤めの場合
- 平日→1日2時間(計10時間)
- 土日→1日2.5時間(計5時間)
すれば達成できます。
11月スタートの場合
11月開始~8月試験で考えると、10か月間で800時間です。
単純計算で
- 10か月→800時間
- 1か月→80時間
- 1週間→20時間
となります。
1週間で20時間とすれば、例えば、お勤めの場合
- 平日→1日2時間(計10時間)
- 土日→1日5時間(計10時間)
すれば達成できます。
この時間、ある週において、達成するのは難しくないと思います。
しかし、それは、1年間に渡って、毎週続けるのはとてつもなく難しいです。
普通、1年間の中で、お仕事やご家族のことで、何もアクシデントがない週の方が珍しいですからね。
勉強時間は長いほどよい?
一般的には、勉強時間が長い方が合格可能性は高まるでしょう。
ただ、だからといって、お仕事やご家庭を持たれている方が、平日10時間勉強できるかといえば無理です。
勉強に当てられる可処分時間(自由に使える時間)には限度があります。
その可処分時間のほぼすべてを勉強時間にあてる。
そして、その勉強時間の中で合格できる作戦を立てて、遂行することが大事です。
そのために、ご自身の可処分時間を把握しましょう。
勉強時間を確保するための方法
お仕事や育児、家事と両立して勉強する方が多いのが社労士試験です。
そんな中でも、勉強時間を確保する上で大切なポイントは3つあります。
勉強時間を創る意識
「空き時間できないかな~」とぼんやり思っていても、なかなか見つからないものです。
生活上必要な時間(仕事、家事、食事や睡眠)以外は勉強時間に当てる、という気持ちが必要です。
自身の1日のタイムルケジュールを棚卸しして、勉強が可能な時間を見つけ出しましょう。
スキマ時間の活用
社会人の方は、なかなか「まとまった時間」を確保することは難しいです。
そこで、用事と用事の間にある時間にスキマ時間を活用して勉強時間を作りましょう。
習慣化
1日の中でまとまった時間をとることが難しいため、勉強を、毎日継続的にすすめて勉強時間を確保する必要があります。
机に向かわない勉強
机に向かって勉強する時間を確保することはなかなか難しいです。
勉強は机でするもの、という意識にとらわれると、勉強時間が創れません。
机に向かわないでも勉強できる方法はたくさんあります。
・冷蔵庫やトイレの壁に暗記事項のプリントを貼っておき、ちょくちょくみる。
・移動中やレジ待ちの時間にスマホアプリの問題集を解く
・家事中に講義の音声を聴く
などなどです。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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