皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。
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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。
①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。
このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。
それでは、今回のお題はこちらです。
出産育児一時金の額(正解率65%)
問題
妊娠4か月以上の被保険者が双児を出産した場合に支給される出産育児一時金の額は、産科医療補償制度の対象出産である場合は、【?】円である。
A 408,000
B 420,000
C 816,000
D 840,000
ついでに見たい
テストでの間違いを、”ケアレスミス”と捉えると、また繰り返す可能性が高い。
”定着不足”と捉え、対策を講じるとより強くなる。
解答・解説
「D 840,000」。
制度対象分娩である×双児→420,000円×2=84,000円。
実力が合格レベルにある方は、こういった問題を見た時に、「結論の分岐点」と「他の結論」を頭に浮かべた上で、正解に辿りつく。
「4か月以上か?」「一児か双児か」「制度対象分娩か否か」
過去問と解くときも、「結論の分岐点」を意識して(または無意識)に覚えている。
一方で、合格しづらい問題の捉え方というのは「結論の分岐点」や「他の結論」を意識せずに、「ああそうなんだ」で終わってしまうこと。
この捉え方だと、分岐が異なる問題が出題されると対応できなくなる。
その状態が「問題集が解けても試験で点が取れない」要因。
以上、今回の問題でした。
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。
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【今日の一言】
漆器は、漆を塗ることで丈夫になる。
1回でもそれなりだが、塗り重ねるほど、どんどん強度とツヤが増す。
社労士試験の勉強も同じ。
何度も回転させることで知識がより強固なものになる。
「基本事項の周回学習」が社労士試験の攻略のキホン。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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