皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2023年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら
今回は”しお@2023シャロ勉生”様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
プロフィール
1 プロフィール
団体職員 フルタイム勤務・非正規 女性 40代
令和5年、5回目の受験で合格しました。
得点状況
令和元年 通知書を紛失してしまったため不明
令和2年 選択27(社一1点) 択一42
令和3年 選択27(労一0点) 択一50
令和4年 選択28(社一2点) 択一53
令和5年 選択31 択一50
利用のコンテンツ
経験者合格コース10月開講(通学・日曜全日)、社労士24
Twitter(X)
市販の判例集(たまに見る程度)
学習方法
学習計画の立て方
通学だったので、講義スケジュールの通り。授業をきちんとこなすことを最優先しました。
授業はやむを得ない理由以外では欠席しないようにしました。
勉強時間の作り方
通勤時間が片道1時間30分と長いため、その時間を勉強時間にあてていました。
朝、電車に乗っている時間(約40分)でtwitter(X)チェック、択一トレ問(冊子)を解く。
電車を降りてから、駅から職場までの徒歩(約20分)で社労士24のレクチャーを聴く。
社労士24のレクチャーテキストは、持ち運びやすいので職場のロッカーに置いておき、見れるときは昼休みに見ていました。
直前期まで、平日はほぼこの朝と昼の時間しか取れないことが多かったです。
直前期は、上記に加えて、仕事帰りに自習室に寄って1時間ほど勉強して帰っていました。
土曜日はまとまった時間が取れることが多かったため、自習室や図書館に1日こもっていました。
1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間
平日 1~2時間
土日 7~8時間(授業も含む)
トータルは、1,000時間はとっくに超えています(^^;
回転数
択一トレ問 2~3周 選択トレ問 1周
これまでの学習である程度周回はできていると思ったので、トレ問の回転数を増やすことよりも、演習問題など手つかずの教材を発生させないことを優先しました。
一番苦労したことと解決した方法
一番苦労したことは、メンタル面です。直前まで「絶対に合格するんだ」という強い気持ちがもてませんでした。
令和4年の試験は「絶対に今年で決める」と意気込んで挑みましたが、選択社一2点で不合格。ほんの数%の差で基準点補正がかかりませんでした。発表の日、自分の番号がないことを確認した時は、がっくりと肩を落としました。「勢いだけではどうにもならない試験なんだ。」と思いました。
「勉強は続けたい。再受験もする。でも、合否のことは考えないようにしよう。」「淡々と勉強を続けて、その結果合格がついてくればいい。それくらいの気持ちでいこう。」そう思うようになっていきました。
テストの点数にも、あまり一喜一憂しませんでした。
しかし、同じクラスの人たちと分からないことを教え合ったり、不安を共有したりしていくなかで、徐々に前向きになっていきました。
余裕がなくなってきてくじけそうになった時は、協力してくれている家族や職場の人たちのことを思い浮かべて、「あの人たちのために私は合格する責任があるんだ。」と言い聞かせ、自分を奮い立たせることで、厳しい直前期をどうにか乗り切ることができたと思います。
選択式の勉強方法
私の最大の課題は選択式で基準点割れを起こさないことでした。
そのためには選択トレ問の回転数を上げるよりも、直前期に配布される教材(白書まとめ、法改正まとめ、直前対策演習、直前総合演習)をスケジュール通りにひと通りこなし、多種多様な問題に触れておくことが重要だと思ったため、後者を優先しました。
<気をつけていたこと>
・1問10分以内で解くようにする。
・無理に4点目を狙わない。
一番時間を割きたいのは3点確保が厳しい科目。そのため、3点確保できたと確信がもてたら、4,5点目で考え込まずに次の科目へ進む。(総合得点もあるので、もちろん取れるに越したことはないです。)
・「ダブルマーク」や「たすきがけ」と言われるテクニカルな部分(1つの文章の中に2つの空欄があるときなどで、両方とも正解が分からないときに、わざとかみ合わない文章になるようにマークして2点失点を防ぐ方法)は、本試験で突然やるのは大変危険なので、模試や演習の時点で慣れるようにして、万が一の時は躊躇なくできるように備えました。どういう角度から問題が出されても、うろたえずに冷静に対処できるようにしようと思っていました。
勉強内容
<5月まで>
労基~社一
その時授業でやっている科目を勉強していました。
択一トレ問を解き、間違えた箇所は基本テキストで確認。
終了時にトレ問が1周できていなくても、次の科目が始まったら、次の科目のトレ問に移るようにしていました。
<5月~7月 直前対策期>
白書、統計
法改正
択一演習、選択演習
模試(全2回)
この頃からひたすら演習問題を解く、間違えたところはテキストに戻って確認、の繰り返し。問題をこなす中で、「落としてはいけない基本論点」と「取れなくて良い論点」が見極められるようになっていきました。
模試では2回とも選択が割れましたが、そこまで落胆することはなかったです。
去年は模試を受け終わった後は、気力、体力ともに使い果たし、へとへとになっていましたが、今年は落ち着いて受けられるようになっていることに気づきました。
<8月 最直前期>
8月上旬で最後の授業が終わり、本試験までは各自で勉強することになります。
本試験前のラスト1週間、年休を取ることができたので、朝から晩まで自習室にこもり、基本テキストの一気読みをしました。
問題を解く手を止めるのはとても不安でしたが、このおかげで全体像が把握でき、本試験の時に一肢一肢の正誤判断がしっかりとできる気がしました。もっと早くから読み込んでおけばよかったと思いました。でも、それまではずっと演習や模試が続いてそれどころではなかったので(すみません)、このタイミングしかなかったのかなと思います。
メッセージ
【受験生の方へのメッセージ】
受験生だった頃、周りから「勉強続けていて偉いね。」「休みの日にまで学校に通ってほんとすごいね。」と言われることがよく理解できませんでした。「自分がやりたくてやっているだけなのに、どうしてそんなに褒められるんだろう?」と思っていました。
でも、受験から少し離れた今はそれがよく分かります。
あんなに過酷な試験なのに、諦めることだってできるのに、「合格」という目的を達成するために再び立ち上がって挑戦を続けること、本当にすごいことだと思います。
どうか諦めずに、進んでいっていただきたいと思います。
ご自身の受験番号が合格者リストに載る時がきっと来ます。
その時が来ることを祈っています。
【その他感想など】
twitter(X)で、教室で、本当にお世話になりました。
最後の最後まで合格を信じ、伴走してくださり、本当にありがとうございました。
今までの積み重ねの上に、最後にほんの少しだけ運が味方してくれて、合格することができました。
ここで出会った受験生どうしのつながりを大切にして、これからも励んでいきます。
その他の合格体験記
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『資格の大原』ブログ 社労士の「社労士合格体験記」の記事一覧です。「社労士」といえば『資格の大原』。社労士試験の合格率、難易度、勉強方法、勉強時間、独学について、「時間の達人シリーズ社労士24」の評判などをご紹介します。資格の大原 社会保険労務士講座 専任講師 金沢博憲が担当しています。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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