皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。

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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。

解く際のポイントテキストが入ります。

①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。

このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。

それでは、今回のお題はこちらです。

埋葬料の消滅時効(正解率66%)

問題

埋葬料の消滅時効は【?】から起算して2年。
 
A 死亡の日
B 死亡の日の翌日
C 埋葬を行った日
D 埋葬を行った日の翌日

ついでに見たい

勤続年数が「40年」を超えると「経過的加算」がつかない…

解答・解説

”正解はここをクリック”

B 死亡の日の翌日」。

時効は、支給要件を満たし、権利行使が可能になった日の翌日から進行するのが原則。

・埋葬料→被保険者の死亡が支給要件→死亡した日の翌日から起算
・埋葬に要した費用に相当する額→埋葬を行ったことが支給要件→埋葬を行った日の翌日から起算

「料」の意味。
給料(salary)の語源はラテン語のsal(塩)で、ローマ時代に、兵に「塩を買うためのお金」として払われていたことに由来する(らしい)。 それでいえば、給料は「生活するためのお金」。埋葬料は「埋葬するためのお金」。 すなわち、埋葬する「前」に(被保険者の死亡を事由として)払われる意味になる。

【制度による名称の違い】

健保が「埋葬」なのは、大正時代にできた法律のため。

労災は「葬祭」。
「葬祭を行ったこと」は要件にしていないため「葬祭料」。
複災・通災は、災害補償と前提としない労災独自の給付という位置づけで「給付」強調。

船保は「葬祭」。
健保「埋葬料」に相当するが、海上なので「埋葬」ではない。

以上、今回の問題でした。

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。

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【今日の一言】

社労士試験に合格するためのPDCAサイクル。
P ▶︎ Plan(計画)
D ▶︎ どんだけ~ってくらい回す
C ▶︎ ちゃんと問題を解く
A ▶︎ 飽きてからが本番

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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