皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
今回は”弘”様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
#社労士24 #社労士合格体験記
プロフィール
20代 男性 営業(官公庁担当)
【社労士を目指したきっかけ】
元々中小企業に対しての営業を担当していたが、現担当に異動したタイミングで環境が合わず体調を崩したことがスキルアップを考えるきっかけとなりました。
会社の方針により今の会社にいる限りは営業から他の部署に異動できないが、今の仕事が好きになれずこの先何十年と同じ仕事をするのは考えられなかったため、元々大学で人事管理関係のゼミにいたことから人事への興味があったためジョブチェンジを目指そうと考えました。
経営者の意思決定に関われるという部分で中小企業への営業が好きだったため、サラリーマンとしてのキャリアも考える一方で独立したいという考えもありました。
当時宅建も勉強していたので行政書士受験も選択肢にありましたが、ストックビジネスという点で社労士が魅力的に感じ、社労士であればサラリーマンとしてでも使える資格と考えたため社労士受験を決めました。
自身が仕事が影響で体調を崩したこともあって、働きやすい会社づくりに貢献できる社労士になりたいと考えるようになりました。
【得点状況】
R4:選択30点(労災、社一割れ)択一39点
R5:選択34点(割れなし)択一43点
R6:選択36点(割れなし)択一51点
【利用のコンテンツ】
R4:社労士合格コースinアドバンス9+社労士24
R5:経験者合格コース
R6:社労士合格コース+社労士24
【学習計画の立て方】
R4、R5は大原の講義配信スケジュール通りにやっていました。
R6は大原の配信スケジュールの科目をメイン科目として学習し、追加で毎日のルーティンで年金、目的条文、判例、統計白書読みをしていました。
学習初年度は勉強を時間で管理していましたが、当年度の6月に勉強方法があっているか不安で大原にメールで問い合わせたところ、時間で管理ではなく量で管理するよう指摘をいただけました。
そこから試験までの日数を逆算してやりたいと思っている量を日々どれくらいのペースでこなさなければいけないかを割り出し、それをこなすことを目標に学習計画を立てていました。
やりたい量を割り出すと、意外と1日でやらなければならない量が予想以上に膨大な量になるので、早めにやっておくとよかったです。
遅くとも5月半ばにはやっておくといいと思いました。
【勉強時間の作り方】
基本的に残業が少ない会社であったので終業後家に帰ってから19時から22時までを机に向かう時間として習慣化しました。
営業職で車の運転があるので、その際には社労士24を聴きながら運転していました。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
合格した年は平日は3から5時間、休日は6から8時間程度やっていました。
トータルの勉強時間としては
R4:1,900時間
R5:1,000時間
R6:1,400時間
程度ですが、意識が飛んでいた時間も換算しているので実際は上記の3分の2程度が集中していた時間だと思います。
【回転数】
テキストと択一トレ問は基本全科目12から13周しました。年金は10月からテキストとトレ問に毎日触れていたこともあって15から16周していました。
選択トレ問は8周程度やっていました。
【一番苦労したことと解決した方法】
大きく合格につながったと思う2つを挙げます。
①前年度の得点状況から日々のルーティンを組む
R5年度試験は択一の総得点が2点足りずに落ちました。
得点状況で課題と感じたのは徴収法が2/6点、厚年7/10、国年7/10であったことです。
徴収法については知っている数字や知識を問題で問われたときに対応できないのが課題と感じたため、模試で捻った聞かれ方をしてる問題や、計算をさせたりする問題があった際にはテキストに模試の番号をメモして、テキスト読みをする際にそこにあたったときには模試のその問題を解くようにしました。
年金については正直支給要件等も曖昧で完璧な状態で挑めていなかったので、毎日年金(毎日テキスト30から50ページ、対応する択一トレ問30から50問)を10月から翌年の本試験まで毎日解くという物量で解決する作戦にしました。
結果、徴収法は4/6、厚年9/10、国年10/10となり前年比この部分だけで7点アップとなり総合点の底上げにつながりました。
②試験前日のコンデション調整
勉強方法ではないですが、試験前日の過ごし方も前々から考えておくことにしていました。
寝なくても本試験は気合いでいけた、みたいな方もいらっしゃいますが私は根性がないので人より体調が結果に影響しやすい人間でした。
昨年は緊張で4時間しか寝れず、本試験では寝不足特有の火照りがあったり軽い眩暈がしたり、集中力が落ちていて後から見返した際に落ち着いていれば簡単に解けてそうな問題を4問落としていました。(昨年度択一総合点があと2点足りていれば合格でした。)
そこで寝る前の習慣作りをし前日しっかり寝れるような作戦を立てました。
昨年禁酒していたのをやめ、今年は毎日お酒を飲むようにし、寝酒なのであまり良くないですが寝る前の習慣としました。試験前日はドカ食いし血糖値を爆上げさせ、さらにいつもの量飲酒することで緊張を緩和、眠気を促し結果8時間寝られて頭がスッキリした状態でベストコンディションで挑むことができました。
試験地から遠方に住んでいるのでホテルに前泊する影響もあり、いつもと違う環境で前夜を過ごさなければいけないことも相まって昨年はかなり緊張したので前日どうするか、の作戦を前々から考えておいたのは成功でした。
【選択式の勉強方法】
選択式の勉強、と意識してやったことはないですが、大原の労働経済・厚生労働白書まとめは10月から前回試験対策用に配布されていたものを毎日読むようにしていました。
流し読みをしていましたが結局全く頭に入っておらず、択一は3年連続統計問題は1点も取れませんでした。
統計・白書テキストの範囲でR6年度選択で出題された問題は金沢先生の直前のライブで出題予想されていた部分を試験当日朝に見ておいた部分がズバリ出題されたので得点できましたが、毎日読んでいても流し読みしていたためあまり点数には結びついた感覚はありませんでした。
【勉強内容】
合格年度のものを記載します。
・5月まで(直前期の前)
基本大原の講義に沿ったスケジュールで学習を進めていました。
前述しましたが年金を強化することが合格に必須と考え毎日年金の比重を重くする作戦にしました。
自身の毎日やるもの+大原の講義スケジュール科目を学習していました。
●毎日やるもの
①国民年金or厚生年金テキスト20から50ページ+それに対応した択一トレ問約20から50問
②横断まとめの目的条文1ページ(目的条文平均5つ程度)
③判例1から3つ
④労働経済・厚生労働白書まとめ10ページ程度
・5〜7月(直前期)
「5月まで」で記載した毎日やるものを引き続き実施し、並行して全科目のテキストと択一トレ問の回転数を意識して実施しました。平日は2日で1科目、休日は1日で1科目終わらせるように意識しました。
模試は他校のも合わせると合計6回受け、その中で暗記だけで対応できない問題や苦手な論点、間違えた問題をテキストに模試の問題番号をメモしてテキスト読みでそこに当たるたびにその模試の問題を解くようにしていました。
模試は開始時間と終了時間、休憩時間を本試験の時間に合わせるようにして実施しました。
仕事の車での移動中音楽やラジオを聴いていたりしていた時間は全て社労士24の耳学の時間にしました。
・8月(最直前期)
1日1科目ペースで全科目2周しました。
試験前日は全テキストの付箋部分+金沢先生の出題予想を一通りさらいました。
【受験生の方へのメッセージ】
私は暗記科目が特に苦手で高校のセンター試験で私の高校で日本史を受験したものの中で最下位でした。
社労士試験については合格まで3年かかりましたが、勉強方法さえ正しい方法を取っていれば暗記が苦手な人間でも合格のチャンスはある試験だと思いました。
学習方法等はなるべくオリジナリティを出さず先生が指示した勉強方法をとることが重要だと感じました。
SNS上では「問題をたくさん解くことが重要」「労働科目こそ社会保険科目より差がつくから重視すべき」「選択対策こそ重視すべき」のような講師の先生が指示することとは異なる意見がありますが、試験を終えてみてやはり講師の先生がおっしゃる通りテキスト読みが一番重要で社会保険科目(特に年金)で落とさないように得点ですること、基礎論点を完璧にするのを最優先にすることが重要な試験だと思いました。
大原の回し者のような発言になってしまいますが、受験のプロである講師の先生が指示する勉強方法こそが合格への最短ルートであると思います。
また、R4、R5の不合格だった年の本試験受験から得た反省がなければ今年の合格はなかったと思います。
会場の雰囲気はどうなのか、今年自身が用意したものに対して本試験がどのようなものと問うてきて何が足りなかったのか、自身がどんな精神状態に陥るのか、全て貴重な経験でした。事情がある方は仕方ないとは思いますが、点数が届かなさそうでも本試験にはチャレンジして、少しでも反省を持って帰るのが合格への近道であると感じました。
【その他ご感想など】
大原を選んでよかったと思いました。
石戸先生の合格コースの講義、金沢先生の経験者合格コースの講義、社労士24、通信で受講できるものは一通り全部受けさせていただきましたが、どれも本当に素晴らしいものでした。感謝しております。
自身の将来に絶望している日々でしたが、試験合格によって今後に希望を抱くことができています。今後も受験でついた学習習慣を活かして、自身だけでなく人のために、知識をつけていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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