社労士24(2020)合格体験記(9)長時間の勉強でも集中力を保つ工夫

皆さんこんにちは。

金沢博憲(社労士24)です。

2020年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

引き続き合格体験記の募集をいたしております。

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長時間の勉強でも集中力を保つ工夫

今回はyabugreen様から頂いたコメントです。

yabugreen様、誠にありがとうございます。

【属性】

男性(妻と長女、3人暮らし) 30代後半
福祉施設事務員 土日祝休みのほぼ完全週休2日制
2019年、2020年と本試験を2度受験し、2020年合格

【利用のコンテンツ】

以下は2020年の本試験に向けて使用したもの
・社労士24+直前対策
・社労士トレ問アプリ
・他校の前年の通学コースで使用していた教科書

【学習計画の立て方】

長期的な目標は立てておらず、約1週間ごとに科目を決めて下記のように取り組みました。

  • 休日 → 教科書読込、社労士24視聴がメイン
  • 平日 → 往復約2時間の通勤時に社労士24を聴く。帰宅後、トレ問アプリを50問~100問、又は選択式トレ問題集を15問~25問を解く。

【勉強時間の作り方】

スマホを有効に利用することが勉強時間の創造につながると思います。
スマホがあれば、場所を選ばず社労士24を視聴し、トレ問アプリを解くことができます。
この二つの教材があればかなり質の高い学習ができます。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

  • 休日 → 5~8時間
  • 平日 → 2.5~3.5時間(往復約2時間の通勤時に社労士24を聴いている時間を含む)

2020年のみであれば900時間程度。不合格であった2019年の時間も加えると2000時間を超えているかもしれません。

【回転数】

社労士24 → 正確なカウントはしていませんが、動画を見ながらしっかり視聴するスタイルで各科目6回転程度。通勤時に音声のみで聞いていた回転数含めると10回転程度になるのではないかと思います。

社労士トレ問アプリ → 労基:5回転 安衛:8回転 労災7回転 雇用:7回転 徴収:5回転 労一:7回転 健保:5回転 国年:11回転 厚年:7回転 (当該アプリは他校生であった当時から2019年度版を使用していましたが、この回転数は2020年版のみのものです。
2019年度版の分も含めるとそれぞれ2倍程度の数字になると思います。
また、全ての問題をこの回転数したわけではなく、苦手な問題や、自分なりに重要な論点であると感じた問題、論点の理解が問題を解くことで固まると感じた問題をアプリの色分け機能を使って重点的に解いていましたので、これらの回転数は各科目の問題で最も多く解いたものとお考え下さい。) 

選択式トレ問題集 → 安衛、労一、社一:4~5回転 その他科目:2回転

他校の前年の通学コースで使用していた教科書 → 2020年のみの回転数で各科目5回転程度

【一番苦労したことと解決した方法】

・休日等、一日に長時間勉強する際、どうしても集中が途切れてしまうことがあります。そんな時でもできるだけ質の高い学習をするために、以下のように取り組みました。

①教科書を読み込む時間
②社労士24の講義を視聴する時間
③トレ問アプリを解く時間

これらを区分し、一日の中で①の集中が切れてきたら②へ、②の集中が切れてきたら③へというように回していく方法です。

感覚的な話ですが、①~③はそれぞれ脳の使う場所が違うのか、切りかえの都度、頭がリフレッシュして集中が持続できた気がしました。

・2019年、択一の問題を読むのがとにかく遅かったこと。
2019年の本試験においては各論点において自信がなかったわけではないものの、とにかく問題を読むのが遅く、本試験においてその知識が活かせませんでした。
2020年は択一トレ問アプリを100問60分以内に解くことを常に意識しました。
また、金沢先生のtwitterから発信される本試験上のテクニック等の情報を多く取り入れ、実践しました。

結果、2020年本試験択一は58点。

模試は大原のものを2回、他社のものを2回の計4回受験し、うち一回は49点があったものの、他3回はいずれも50点代後半で、時間は必ず20分以上見直しの時間を確保できる配分を確立しました。

ちなみに私は2019年の本試験終了まで、全く金沢先生のtwitterの存在を知りませんでした。
今思うと、2019年試験勉強開始時にもしその存在を知っていればギリギリ一回目の本試験に合格できていたのではと思うこともあります。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)

社労士24、教科書、トレ問アプリ、選択問題集をひたすら回していました。(一科目、1週間から2週間位で。)
5月までに基本論点を「当たり前化」しておくこと。これが極めて重要です。

・5月~7月(直前期)

直前対策の教材が届きますので、5月までの学習内容に、法改正、統計・白書の学習、各科目の問題演習、模試を加えていきました。
また択一対策は5月まで、社労士24の確認テスト以外は完全に一問一答形式しかやっていませんでしたが、五肢形式の問題を解く割合を増やしていきました。

・8月(最直前期)

5~7月の学習内容に加えて、各科目教科書の太字、自身の書き込みの部分を中心に「精読かつ速読」(←とても矛盾する造語ですが、この感覚でした。)する割合を増やしました。
加えて、最後の1週間で社労士24を全科目視聴。
また、最後の1週間は体調にも気を配る必要があります。
本試験で最大限のパフォーマンスを発揮するためです。
睡眠時間はしっかり確保、しっかり食事を取り、夕方に本試験の様々な場面をイメージしながら30分程度散歩をしていました。

【2021年受験生の方へのメッセージ】

合格をご報告すると、「yabugreenさんはやっぱり頭がいいね」と言って下さる方がいました。
しかし、私個人に関してはこれは全く当てはまりません。

この試験で最も大事な能力とは「継続的に努力を積み重ねられる能力」と「それを可能にするスケジュール管理能力」です。

これは経験から確信しています。

また、本試験までの約1年間という長い道のり。きっと思い通りにいかないことが多々あります。
しかし、そこで立ち止まるのではなく、その状況下での出来るベストを積み重ねていくこと。
これが極めて大事な試験です。(思いがけない事は起こり得て当然くらいに捉えて、冷静にベストを尽くせるようになること。これの重要性は本試験当日でさえも同じことが言えます。)

この道を進まれる決断に敬意を表します。必ず成し遂げて下さい。

【その他ご感想など】

・私は本試験を2回受験した経験のうち、一年目は他校の通学コースを利用しました。その他校でも私は大変お世話になり、各基本論点についてほとんど「理解」はできていたと思います。(一ヵ月に一回、教室で行われる1科目ごとの確認テストでは毎回、高得点だったのです。)

しかし、「定着」が不十分でした。社労士24はこの「定着」を大きく助けてくれます。

社労士24との出会いは衝撃でした。
初めて労基の教科書が届いた時、びっくりするぐらい薄く、正直、騙されたかなと思いました。
しかし、講義動画を視聴してその考えはすぐに改められました。
これまで見ていた他校のWeb授業の3分の1程度の時間の動画の中に、前年、苦労して何日も何日もかけて読み込んでいた教科書の殆どと、論点によってはそれ以上の情報量が詰まっていたのです。
情報量が十分なのに時間がコンパクトだから繰り返し視聴でき、本当に知識が定着します。

また、うまく言い表せないのですが、社労士24につられて「ああ、こんなスピード感で1科目を回せるものなんだ。」という意識改革みたいなものがあり、前年の他校の教科書の読み込みも明らかに早くなり、かつ要領を得る読み込みになった感覚がありました。

こうした経験から、私は、初学の方はもちろん、少なくとも一年、本気で勉強して社労士試験に挑まれ、惜しくも届かなかった受験生の方にこそ社労士24をお勧めしたいです。

・金沢先生には感謝と敬意しかありません。質の高い講義を提供して頂いた事は勿論、twitter等での情報の的確性、網羅性、サポート力が圧倒的です。

合格してからこれまで、少なからず受験生の方から有難い事に、どのように取り組んだのか?こんな時はどうしたのか?と興味を持って頂いたり、質問を頂いたりすることがありました。

勉強への取組み方、モチベーションの保ち方、問題を解く時のテクニック。

様々ですが、大体の質問は、「それのいい方法は金沢先生がツイートされてるよ。もしくはこれからされるよ。だから大丈夫。」で返答できてしまうのです。受験生の方はフォロー必須です!

金沢 博憲金沢 博憲

yabugreen様。合格に最も大事な能力「継続的に努力を積み重ねられる能力」と「それを可能にするスケジュール管理能力」。まさしくです。

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