社労士(2021)合格体験記(6)『どうせ忘れる。また覚えればいい』気持ちが楽に

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2021年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

合格体験記は11月30日までに募集中です。→こちら

『どうせ忘れる。また覚えればいい』気持ちが楽に

今回は”社労士受験生シゲル”様から頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

【属性】

  • 30代前半 フルタイム勤務 労務等実務経験なし
  • 資格ス◯エアを流し見しただけでR2初受験。このままでは無理だと悟り受験直後から社労士24を受講開始

【利用のコンテンツ】

  • 社労士24+直前対策、トレ問アプリ

Twitterで◯◯対策、などはわからなくて自信をなくすのでほぼやっていません。
ただ、直前期には他の人ができる問題を落としたくないという気持ちで、なるべく見るようにしていました。

【学習計画の立て方】

すべて社労士24の配信・配達スケジュールどおり
直前期は金沢先生が示してくれたスケジュールどおり

【勉強時間の作り方】

6月までは2時間×7日=14時間を週の目標としていました。
平日できなかった分は週末に上乗せする形で調整していましたが、仕事が忙しい時期はなかなか時間を確保することができませんでした。
7月以降は3時間×7日=21時間を週の目標としていましたが、平日3時間は私の生活ではとても無理でした。
足りない分は週末でカバー。
この頃には土日は一日中机に向かっていたので、実際には目標よりも多く勉強していました。

とにかく習慣化することが大事だと思います。
やる気の有無にかかわらず、当たり前のように机に向かえるようになったら、あとは作業です。
朝型にしたいなと思ったこともありますが、早起きが苦手でどうしてもできませんでした。
無理せず自分に合ったスタイルで勉強時間を確保できればそれでいいと思います。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

  • 9月〜12月→50時間/月
  • 1月〜4月→25時間/月
  • 5月〜6月→50時間/月
  • 7月〜8月→100時間/月

→年トータル580時間

通勤時間での講義視聴(1日30〜40分ほど)、昼休みなど隙間時間でのトレ問アプリの時間は含まれていません。スタディプラスという勉強時間管理アプリのストップウォッチを使って記録しており、休憩時間などは含めていません。
このアプリはかなりおすすめです。
日々の目標をクリアできれば小さな達成感が得られますし、自分のサボり具合も一目瞭然です。

【回転数】

  • レクチャー 5周ぐらい(前年度分のレクチャーの視聴も含む)
  • 択一トレ問 6周(×問題は⚪︎になるまで繰り返して1周完了)
  • 選択トレ問 4周(安衛・労一は6周)

以前どなたかの合格体験記にトレ6周などと書いてあるのを見て、「5週とか6周とか無理だろ、よほど暇なんだな」と正直怒りたくなりました。
しかし繰り返すことで解答スピードは指数関数的に上昇しますので案外やれるものです。

私の場合は理解したつもりの問題でもやってみると忘れていることが多々あったので、できているからもうやらない、とはせずとにかく全問を繰り返す方法を取りました。
効率的ではなかったかもしれませんが、どれをやってどれをやらないかの取捨選択をする時間の方がもったいなかったので。

【一番苦労したことと解決した方法】

最も苦労したのは社保科目です。
とにかくボリュームが多く、年金2つは馴染みがない上に似たような制度や仕組みがあってかなり苦しみました。
そうこうしているうちに覚えたはずの労働科目も忘れていきます。

克服するにはやはり繰り返しやることに尽きると思います。
年金を得意科目にしよう!と別の書籍に手を出したこともありましたが、そちらも結構なボリュームだったのですぐに諦めました。
レクチャーを視聴した直後ならそこそこ問題が解けるという状況でしたので、ひたすらにレクチャーとトレ問を繰り返して知識を定着させることに注力しました。

覚えたはずのことをあまりにもすぐに忘れるので、自分ってやつはそんなに賢くないんだな、と認めざるを得ませんでした。
でもそう認めたことで「ばかだからどうせ忘れる。また覚えればいい」とある意味諦めがつき、そこからはだいぶ気持ちが楽になりました。
そうこうしているうちに時々は覚えている問題も出てきて、そういう問題を一つずつ増やしていけばいいのだ、と自分に言い聞かせてどうにかやってきました。
ようやく年金が少しはわかるかも、と手応えを得たのは、2回目の模試が終わった頃でした。

なお、まとめノートなどは学習期間のすべての時期を通して一切作っていません。
テキストへの書き込みのみです。
どうしても覚えられない箇所は大きめの付箋に書いて壁に貼っていました。
付箋に書いたことも忘れて何度も同じ付箋を作っては自分に絶望していましたが、自分でまとめて書き出す作業は記憶の助けになりました。
試験当日はこの付箋をすべてノートに貼って会場に持って行きました。
結局試験前に見ることはありませんでしたが、お守り代わりとして心強かったです。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)

  • メイン科目(労基から配信順に)
  • レクチャー視聴30分→択一トレ問 
  • 最後まで行ったら再び最初からレクチャー視聴30分→選択トレ問

それぞれのトレ問で間違ったところ、知識のあやふやなところはその都度再度テキストに戻ったり、必要があればレクチャーを再視聴したりしました。
早い時期から選択トレ問をやったことは理解の促進に役立ちましたし、後々選択式対策に時間が取られずよかったと思います。
また、この方法だとレクチャー視聴が最低2回はできますので記憶の定着にも役立ちました。

社保科目のレクチャーが始まる前の時期は、サブ科目として社保科目の前年度版レクチャーを視聴し、市販の一問一答式の問題集(択一のツボ)をやっていました。
社保科目がメインになる頃には、労働科目をサブとしてレクチャー&トレ問を回します。

・6月~7月(直前期)

5月までと同じことをやりつつ、法改正・統計白書・模試・直前対策講座など、来たものを順にこなします。
苦手な社保科目に時間がかかり、なかなか統計白書などの時間をとれませんでしたが、少しずつでも読み込むことを意識しました。

・8月(最直前期)

  • レクチャーイッキ見
  • テキスト読み込み
  • 択一トレ問、選択トレ問

 

【2022年受験生の方へのメッセージ】

 今回、私が2回目の挑戦で合格できたのは言うまでもなく運が良かったからです。
選択式の補正に救われました。

一方で、択一式の力を合格レベルまで持っていけたのは、社労士24を信じて浮気せずに淡々と取り組み続けた結果だと思っています。

長い受験生生活ですから、いつも計画通りに勉強が進むとは限りません。
私もそうでしたが、仕事やプライベートで何かしらの変化が起きない人の方がむしろ少ないのではないかと思います。
どうか無理はせず、でも自分を甘やかしすぎず、淡々と、頑張ってください。

【その他ご感想など】

金沢先生、大原の職員の皆様、ありがとうございました。
要領の良い方ではない私でも、社労士24のサポートのおかげで合格することができました。
これからも多くの受験生の心に寄り添い、合格へと導いていただきたいと切に願います。

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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