2023年社労士試験合格体験記(31)「受験生活の緩急」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2023年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら

今回は”大福”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

プロフィール

【プロフィール】

性別:男
年齢:40代半ば
職業:社労士法人を含む士業法人グループの職員

【得点状況】

R3
選択30(労基安衛4、労災4、雇用4、労一2、社一4、健保4、厚年3、国年5)
択一41(労基安衛7、労災1、雇用6、一般5、健保7、厚年6、国年9)
R4
選択32(労基安衛5、労災5、雇用4、労一4、社一1、健保5、厚年4、国年4)
択一52(労基安衛7、労災6、雇用10、一般7、健保7、厚年10、国年5)
R5
選択37(労基安衛4、労災5、雇用4、労一4、社一5、健保5、厚年5、国年5)
択一54(労基安衛7、労災7、雇用7、一般7、健保9、厚年8、国年9)

【利用のコンテンツ】

必勝リスタート+経験者合格コース(R4対策通学)
経験者合格コース(R5対策通信+確認テストや模試は通学)
因みにR3は価格の安い別の通信講座を受けていました。

学習方法

【学習計画の立て方】

基本的には経験者合格コースのカリキュラム通りに行っていました。

【勉強時間の作り方】

平日は通勤電車内とお昼休みは社内の相談ブースか会社近くにスタバがありお昼ご飯食べつつWEB講義やトレ問、テキスト読み等をしていました。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

平日は平均2~3時間
土日祝は5~10時間
年間トータル1000~1100時間程度
(※正確に記録していなかったので大体の目安です)

【回転数】

主要科目テキスト:講義受講後、確認テスト前、模試前、本試験前×2で5回
白書や判例テキスト:本試験前に3~4回程度
択一トレ問:4~5回(前年は7~8回)
選択トレ問:3回

講義についてはずっと受け身で聞いているのが苦手なので、ほぼ1回だけ受講してテキスト読みを重視しました。

【一番苦労したことと解決した方法】

一番苦労したのは試験前日にプレッシャーに負けて睡眠不足の状態で本番に向かうことでした。
これは難波校の山本先生にR5年対策をどうしようか相談した時に教えてもらった①本番1週間前は普通に有給を取らず仕事をする(昨年1週間有給を取っていたのが緊張感を増大させる要因になっていたため)、②寝れなくても暗くして目を瞑って横になる(ぐっすり眠れなくても休息出来るらしいため)、を実践して浅いながらも比較的睡眠が取れた状態で当日を迎えられることが出来ました。
自分にとってはこれが一番の課題だったので、当日クリアできたことで今年は大丈夫かもと思えたことが大きかったです。

あと本番は時間的にも精神的にも体力勝負だと思いジムで筋トレと有酸素運動をして体力を付けて行きました。
3年目ぐらいになってくるとあとは運だけやなぁと思っていたので多少気が紛れる様に気分転換に別のことをやってたことが良かったのかもしれません。

【選択式の勉強方法】

・トレ問
直前期に2回転したこと以外に間違えた問題は本試験1週間前に全て見直して穴をなくすようにしました。

・テキスト読み(直前期)
太字(ゴシック)だけの単語で見ないで一連の文章の流れで捉えるようにしました。判例の様に物語性を持っていたり、2つ3つの文章の組合せで意味が繋がるのを記憶するのが得意な方だったので自分はこのやり方を中心に対策を立てました。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)

経験者合格コースの講義スケジュールを目安として、択一トレ問2回、選択トレ問1回、テキスト読み(この時期はゴシック部分中心)を行ってから確認テストを毎回満点目指して受けに行ってました。
中間テスト前には弱点科目の択一トレ問やテキスト読みを再度行いました。あと週2のジムでの筋トレ。

また、ここまでの時期は択一トレ問で問われる論点の正誤をはっきり認識できることを意識しながら〇(論点と正しい内容を指摘出来る)△(〇×は判定できるが内容は指摘できない)×(論点も内容も指摘できない)と分けて△と×を潰すようにしていました。

・5月~7月(直前期)

1回目の模試までは択一トレ問を各科目1回、雇用保険等の数字の論点が多い科目はテキスト読みをしました。
この時期までは比較的勉強計画もスムーズに進められていて上手くいってましたが6月から7月は仕事で使っている基幹システムの大障害が起こり勉強時間が取れなくなりました。
あまりこの時期にどういう勉強をしていたか記憶があやふやなんですが、通勤時間やお昼休みと夜に自宅に帰ってから経験者合格コースの演習問題やトレ問(多分選択トレ問)をしていたと思います。
2回目の模試でメインの科目だけは点数を確保できるようにと必死だったのだけ覚えています。また、7月後半あたりからは漸く白書・統計と判例にも手を出し始めました。

模試の活用方法ですがどんなに忙しくてもリアル会場受験をお勧めします。
特に択一では1科目25分以内(出来れば20分)で一通り解き終わって、確認に1時間程度取れると余裕が持てて点数が確保しやすくなりました。(特に自分は初見で間違いやすいのでかなりこのやり方は重宝しました。)

・8月(最直前期)

お盆休み前までは仕事が依然厳しい状況でしたが、お盆休みからは有給を含めて勉強時間を取れるようになり選択トレ問をこの時期に2回転+間違えた問題はもう1回転、択一トレ問も×と△(明確に論点がわからなかった問題をそうしていました)がついている問題を総ざらいして過去問の論点の穴は無くすようにしました。
そして最後の2週間はテキスト読み(重要な論点については音読中心)です。
脳が情報量を詰め込み過ぎて爆発しそうでしたが、X(旧Twitter)の社労士24のナウシカの画像を使った投稿(「姫様!無茶だ!頭が爆発しちまう!」 「試験まで持てばいい!」 )を見てその通りやなとブーストをかけました(笑)
そしてこの時期は休みを活かしてジムでの筋トレは週2回ペースで復活し、本番への身体づくりも行いました。

【受験生の方へのメッセージ】

3年目だとまだ少なかった方かもしれないし何言ってんだと言われるかもしれませんが、実力がもう十分ある人は勉強以外の時間(家族のいる人は家族との時間)も少し作ってみて大切にしてみてください。
多年度受験は試験本番のプレッシャーが本当に強くメンタルがやられます。
バランスよく受験生活の緊張感を緩和させていくことが合格の順番が自分に早く巡ってくるコツのように思えました。
来年は少し肩の力を抜いて、でもやるべきことは実直に行い続ければきっと次は皆さんの順番が巡ってきますよ。

【その他ご感想など】

社労士以外で5年、社労士で3年、計8年国家資格の勉強を続けたものの努力が中々実らなくて人生とはとか考え出して結構辛かったんですが、今回社労士に合格したことでやっと自分を褒められるようになり自信もつきました。

負のスパイラルを漸く脱出できたことで漸く次のステップに進めそうです。

本当にありがとうございました。

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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