2024年社労士試験合格体験記(17)「自分の弱点を知る」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は”hato”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #社労士合格体験記

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プロフィール

50代 男 会社員

【社労士を目指したきっかけ】

会社で社労士の先生と仕事をする機会があり、労務や社会保険についてもっと深く学びたい、と思ったことがきっかけです。

【得点状況】

52回(R2)選択30(割れ1科目→補正1科目)  択一35
53回(R3)選択27(割れ2科目→補正1科目)  択一45
54回(R4)選択30(割れ1科目→補正なし)   択一50
55回(R5)選択32(割れ1科目→補正なし)    択一50
56回(R6)選択35(割れ1科目→補正1科目)  択一51
→選択は毎年何らかの科目が基準点割れ、択一は2年目以降は合格点クリア。

【利用のコンテンツ】

1年目:T社(通学)
2年目:経験者合格コース+社労士24(通信)
3年目:社労士24+直対(通信)
4年目:経験者合格コース+社労士24(通信)
5年目:社労士24+直対(通信)
→2年目以降は大原(金沢先生)一筋。社労士24と直前対策は毎年受講し、毎年改訂される細かい変化を楽しんでいました。上記以外で利用したのは、TACとLECの模試、TACとLECと月刊社労士受験の市販模試本です。

【学習計画の立て方】

原則、大原のカリキュラム通りで、直近1ヵ月以外特別なことはしていません。
模試が始まるころ(5月)までは、大原のカリキュラムに沿って学習。
5~7月は、模試と直前対策演習をしながら、統計・判例・法改正に触れていく。
7月後半~8月は、日別の学習計画(何をやるか)を具体的に決め、それに沿って勉強しました。
細かい学習計画を立てるのは、直前1ヵ月のみでした。

【勉強時間の作り方】

週末はカフェや自宅で6~8時間、平日は早朝1時間、会社帰りに1時間 が平均的目安です。
週末は安定して勉強できましたが、平日は仕事の関係でゼロになることも多かったです。
机に向かう紙勉のみです。スマホの細かい字を見るのは疲れるので、私はアプリの類は全く利用していません。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

1年目:1,212時間
2年目:1,207時間 
3年目:933時間
4年目:571時間
5年目:459時間
1~3年目は、1年通じて平日・休日勉強しました。
4,5年目は、春までは休日のみで、GW以降本腰いれて平日・休日勉強しました。

【回転数】

講義視聴は1回のみ。社労士24は4月までに1回、5月頃1回、直前に1回の計3回程度。
択一トレ問:2年目6回、3年目7回、4年目4回、5年目3回  4年で計20回
選択トレ問:2年目1回、3年目3回、4年目3回、5年目3回  4年で計10回
模試と直対:毎年2回

【一番苦労したことと解決した方法】

2年目までは、択一の時間が足りず苦労しました。点数も30台から40前半で不安定でした。
初見の5肢択一が苦手だったので、「練習試合」だと思い3年目に模試・模試本をたくさんやりました(11回)。
そこで間違えた問題の「間違えた原因」を分析し、①知らなかったため、②忘れていたため、③単なる読み間違え・ミス に大別しました。
②と③を徹底的に潰すことで、基本的な問題を落とすことがなくなり、点数が45点を安定して超えられるようになってきました。基本的な問題を落とさなくなったら、不思議と時間が余るようになりました。
※模試受験回数:1年目2回、2年目5回、3年目11回、4年目6回、5年目6回

【選択式の勉強方法】

「選択式トレーニング問題集」をとにかく丁寧やる。穴の空いたところだけを覚えるのではなく、完成文を必ず一読し、法律条文の言い回しに慣れる。
択一トレ問より選択トレ問が厚い科目(安衛、労一、社一)は、特に丁寧にやっていました。
目的条文は、選択トレ問に必ず設問があるので、そこで丁寧に触れるようにしました。
あと、直対の選択問題と受験した模試の選択問題は、しっかり復習しました。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)【弱点の把握、論点の理解】
講義視聴とそれに伴うトレ問、実力テストのみ
→この時期まちがえた論点は、テキストに黄色マーカーし、どういう引っ掛けだったかもメモ。

・5月~7月(直前期)【弱点の把握】
択一トレ問総復習をした後、各社の模試、大原の直前対策を解く。
→ここでまちがえた論点も、テキストに黄色マーカーし、どういう引っ掛けだったかもメモ。
すでに黄色マーカーされている論点を間違えたときは、オレンジマーカーで上塗り。

・8月(最直前期)【弱点の潰しこみ、論点の総整理】
①各社の模試、大原の直前対策の解き直し。→苦手な論点が身についているかの確認
②テキストの通読 →苦手論点は7月まででマーカーされているので、そこを重点的に確認。横断論点は科目比較をしながら読む。「他の科目で似たような規定があったけどなんだっけ」を潰していく。
③どうしても覚えられない論点について、金沢先生の神まとめの表などを利用して、それを自分で書けるようになるように暗記をする。
④かけた勉強時間と試験結果への結びつき効率の悪い「統計」「判例」は眺める程度であまり時間をかけない。
「統計」「判例」に時間をかけるぐらいなら、テキスト内容の苦手論点を完璧にする方がいい、と私は考えていました。(捨てるという意味ではありません。どれだけやっても完璧にはできませんので、全体のバランスでやりすぎないということです。)

【受験生の方へのメッセージ】

もっとも大切なことは、「自分の弱点を知る」ことだと思います。

直前期までに自分の苦手なところを把握(いっぱいトレ問・答練・模試でまちがえておく)しておき、直前期にそれを潰す、を私は意識してきました。不合格であった年も真剣に向き合った苦手論点は、翌年以降得点源となります。結果は不合格であっても、それまで勉強で積み上げたことは決して無駄ではありません。不合格の翌年以降は、前年仕上げられなかった苦手な科目、苦手な論点に向きあうことに時間を使ってみてください。

社労士試験は、「あきらめず正しい努力をすれば必ず受かる試験」と言われますが、それは真実だと思います。

【その他ご感想など】

最後にモチベーションの私の保ち方について触れます。

択一合格点なのに選択1点で落ちると、その理不尽さに苦しみます。
そこで私は選択クリアすることに勉強の目的をおかず、あくまで努力が反映する択一で安定して点を取れることを勉強の目的としました。
選択はどんなに勉強してもダメなときはダメなので、そんなことで必要以上にダメージを受けないようにと考えました。
選択はそのうち順番がまわってくるだろう、そのときに択一で足をすくわれないようにしよう、と常に思っていました。

特に5回目は、「今回もダメでもうかるまで何回でも受ける」ということだけを決め、淡々と挑戦しました。
結果として、一番肩の力の抜けた5回目に合格することができました。

最後に、大原はすべて通信でしたが、X等のSNSで受験生の方を感じて勉強することができました。
1人だけなら5年間継続することはできなかったと思います。
あらためてすばらしい教材を作って頂いた大原の先生方と並走した受験生の皆様に感謝したいと思います。
ありがとうございました。

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

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