2024年社労士試験合格体験記(14)「手帳で勉強の予定を可視化」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は”きなこ”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #社労士合格体験記

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プロフィール

IT企業で労務管理を担当しています。

【得点状況】

選択(R6) 4/5/4/4/4/4/5/4
択一(R6) 8/7/7/8/6/9/9

【利用のコンテンツ】

大原社労士合格コース web通信
社労士24
トレ問アプリ
秒トレ
社労士過去問ランド
社労士V イラストでわかる労働判例100
各予備校模試通算6回分ほど※大原2回分含む
各予備校YouTube&X、社労士受験関連のサイト等
Google アラートに法律の関連ワードを設定

大原を選んだ理由は合格実績とテキストが見やすかったからです。
通学か通信で悩みましたが通うのがきつくなりそうだと思い、通信を選択しました。
模試は本番の感覚を掴みたかったので必要以上に受けてしまいましたが、正直ここまで要らなかったです。
解く科目の順番やペース配分を把握するために、2,3回程度で充分でした。
また、通信のため周りに勉強仲間がおらず、このままでは情報量が不足してしまうと思い、SNS等で情報収集を行っていました。

【学習計画の立て方】

勉強開始が11月だったため、まずは遅れている分の講義に追いつくことから始めました。
手帳を買い、教材発送日や講座開講日、模試の予定等を書き込み今後の予定を可視化しました。
また、大原通学の講義予定日書き込み、通学生に遅れを取らないよう自分に発破を掛けていました。
科目が増えて来ると日毎に何を勉強するか悩んでしまったため、直前期に入るまでは何曜日に何をするか決めて学習をするように心掛けていました。
自分の場合は月国年厚年、火健保社一、水講義徴収、木労災雇用、金労基安衛、土講義+α、日+αといった具合です。土日にはその週に触れられなかった範囲を触ること等をしていました。
直前期は予定を組み換え、全科目を短時間で何回も回すことを意識していました。

【勉強時間の作り方】

通勤中、昼休み、仕事終わり、休日を使いました。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

恐らくトータルは1300~1400時間程度かと思います。
勉強期間が10ヶ月ほどなので1日の平均は4~5hでしょうか。月で見ると勉強初期は80h、直前期はMAXで180hくらいかと思います。
勉強初期の頃はアプリで勉強時間を管理していましたが、だんだん勉強時間を記録するのが目的になっている実感があったため、3月中旬には止め勉強の時間ではなく、その日何ができたかを重視するようにしていました。

【回転数】

テキスト 15~20週?
トレ問 10週※アプリと併せて
社労士24 20週?
テキストと社労士24に関しては正確な数は不明です。
社労士24はどうしてもやる気が出ないけど勉強したい時にも聞いていました。

【一番苦労したことと解決した方法】

やはり模試や演習を通して選択式の点数が安定しないことです。
特に一般常識の対策が難しく、テキストや問題集をある程度やった上で厚生労働省の資料や人事関連の用語等手を広げられるところには手を広げていました。
基礎固めは大原の選択トレ問を読んで行いました。普通に解くと難しく回転数も稼ぎづらいですが、条文集として読むことで何回も触れるようにしました。
また、模試だけでなく問題演習を通して3/5を確実に獲れるようにする練習をしていました。それでも安定しないのですが、知らない論点でも前後の文脈等で正解に辿り着けることもありますし、極限状態で解答を捻りだす練習することで本番でも冷静に問題と向き合うことができました。

【選択式の勉強方法】

・5月まで(直前期の前)
勉強初期の頃、大原からいただく勉強計画表に沿って労基の選択トレ問から始めたのですが、難しすぎて止めました…(笑)
情報収集を通して択一式の点数が伸びるまでは選択式の対策は不要だと知り、他社の5月の模試までは目的条文と判例、秒トレアプリをたまにしていました。

・6月~8月(直前期)

選択式トレ問や統計白書対策を始めました。
トレ問は赤シートを使わず労一、社一、安衛、国年をメインで読んでいました。
また、Xで一般常識の問題をメインで発信してくださっている方がいて、その方が作成された問題を解いていました。一般常識は本当にどこから出るか分からず不安がいっぱいでしたが、この方のおかげで不安が払しょく出来ました。
ラスト数日は、大原等の出題予想の箇所を重点的に回していました。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)
下記の流れで行いました。
①講義を聞く
講義では初めに抑えるべき箇所を言ってくださるので、まずはそこの理解から行いました。

②トレーニング問題集
必ず講義の当日若しくは翌日には解くようにしていました。

③テキスト読み(軽め)
トレーニング問題集に出てくる内容と周辺知識を意識して読んでいました。
読む際には5W1Hを意識して読み、並行してマーカー引きも行いました。
“誰が”や”速やかに””遅滞なく”、義務規定努力規定、”かつ””又は”等を色を分けて塗るようにしていました。例えば厚労大臣ピンク、労働局長緑、職安所長黄、労基署長青といった具合です。
マーカー引きはXで見かけた方法なのですが、記憶の一助になったと同時に、
選択式で迷った際にも最後の最後で捻りだせる可能性も上がったのでやって良かったと思います。
※”速やかに”と”遅滞なく”は分けて覚える必要はないと後で知りました。(笑)

④過去15~20年分過去問(全問最低限1周する)
各科目の講義を聞き終えトレ問を何回かやった後に、過去問ランドの科目毎の全問題(統計白書除く)を解き、必要になりそうな知識や理解の手助けになりそうな知識をテキストに書き込むようにしていました。これは、本番問題の傾向把握やテキストの強化、理解を深めることに繋がりました。
特に勉強段階で一番難しいとされている厚生年金の理解を深めるのに効果があったと思います。

⑤テキスト読み(重め)
社労士試験は、各科目が繋がっており、個別で勉強をしただけでは足りないと感じていたため、
繋がりを意識して考えながら読みました。

⑤問題文を意識
ある程度知識が付いたら○×判断のみではなく、何を聞いているかを意識しながら問題を解きました。
問題文を意識しながら解くことで、知識を引き出す練習になり、長文肢の処理を素早くできるようになりました。

番外編
・年金科目強化
社会保険科目について、年末年始の段階で社労士24とトレ問のアプリを使って触り始めました。
この時点ではちんぷんかんぷんで問題もほとんど解けなかったです。
ただ、講義の際に、初見ではなくなっている分少し頭に入ってきやすい感じがしました。

・社労士24の視聴
社労士24をモチベーションが落ちた際にも聞いていました。社労士24を受けたことにより短期間で択一式の点数を伸ばせたのと、それにより選択式対策の時間を確保できたので本当に取って良かったです。

・判例対策
勉強初期の比較的余裕のある時期から触れるようにしていました。
労基法や労契法の知識がない段階では何を言っているか分からなかったですが、見る回数を増やすことで独特な言い回しに頭を慣らしていきました。これのおかげで、初見の判例でも正解に辿り着けるケースが増えました。

・目的条文
週3,4で音読を行い、秒トレでもブックマークにして対策を行いました。読む際は条文毎のキーワードや似たようなワードを意識しながら読みました。

・合格体験記の閲覧視聴
3月中旬頃に今の勉強で大丈夫か不安になり、各予備校の合格体験記や受験関連のサイトを読みました。
そこで上記の⑤の解き方を見つけ、問題の解き方を変えました。合格体験記については、講座を選ぶ際か勉強初期の段階でしっかりと読んでおくべきでした。

・5月~7月(直前期)
選択式や統計白書に目を向け始めました。主に大原の統計白書のテキストや選択式トレ問を読んでいました。
また、各模試を経て自分に足りないものや本番の課題を洗い出しました。
Xを見ているとどうしても模試で高得点を取っている方の報告が目に入り自信を失いそうになりましたが、本番が全て、自分は自分、他人は他人と言い聞かせました。模試はあくまで自分の立ち位置を知るため、正答率が高いのに自分が間違えてしまう問題をあぶり出すために復習を徹底して行いました。
最後に、問題を解く順番を決めました。選択式は労基から順に後ろへ、択一式は比較的解きやすい国年→類似の厚年健保→労基安衛→徴収(労災)労災→徴収(雇用)雇用→社一労一の順番で決定しました。
得点源となる社会保険科目や徴収で点数を確保してから、労働科目を解くと初っ端に労働科目から始めるより冷静に問題を解くことができました。

・8月(最直前期)
全科目の復習と選択式対策を中心に勉強していました。
全科目の復習は社労士24やテキスト読み、選択式対策では大原の選択演習やトレ問を使用していました。
また、択一式で点数をとらないといけない、徴収、健保、年金2科目の問題演習に特に力を入れていました。

【受験生の方へのメッセージ】

自分は学習を始めるにあたってXで情報収集しつつ、受験仲間を作ろうとしましたが、既に受験経験がある方や勉強進捗が早い方の投稿を見ていると自分のペースが乱れてしまうと感じ、初回の情報収集以降そのアカウントを開くことはなかったです。
結局別のアカウントで情報収集のみを行い、自分のペースを乱すことなく受験に望めました。
社労士試験は突き詰めれば自分との戦いです。
本番までの勉強は長丁場となります。自分を上手くコントロールしつつ本試験に臨みましょう!

【その他ご感想など】

長期間ピリピリしながら勉強したのは初めてですが、試験後は達成感に満ち溢れています。
ここまで連れてきてくださった大原には感謝しかありません。
本当にありがとうございました!!

 

その他の合格体験記

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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