皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
今回は”えいちゃんパパ”様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
#社労士24 #社労士合格体験記
合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら
プロフィール
20代後半、男性、既婚(子なし。厳密には受験月に長男誕生。)、化学系メーカー営業職。
最終学歴 4年制大学卒(法学部法律学科)
職歴 総務部 約2年、営業部 約3年。
【社労士を目指したきっかけ】
文系社員として、化学系の営業を今後も続けていくことに、ぼんやりとした不安があったため。
また、社労士のような専門性があり、かつ、どこの会社でも使える知識(資格)を手にした方が、将来困らないだろうと感じたため。
【得点状況】
受験回数 1回目
得点
選択 4/5/5/2/4/5/5/3 計33点
択一 8/7/4/7/4/8/7 計45点
【利用のコンテンツ】
通学(INアドバンス16→合格コース)
社労士24(2月頃に追加)
【学習計画の立て方】
初学者だったので、要領も掴めず、通学先の先生(難波校 山本先生)の言う事を聞き、概ね大原の授業スケジュール通りに進めました。
詳細については、【勉強内容】欄で、後述します。
【勉強時間の作り方】
職種(営業職)や社内制度(フレックス勤務や在宅勤務制度)的にも、勉強時間は作りやすかったように思います。
具体的には、以下の通りです。
①通勤時は、web講義を聞いたり、問題集を解く。
②朝1時間早く出社し、社内の個室(テレキューブ)で1時間勉強。
③昼休みは食事を取らず、丸々1時間勉強時間に充てる。(昼休み以外のデスクワーク時に菓子パン等を食べながら仕事してましたw)
④営業職だったので、出張や外出の移動時は、通勤時同様、勉強。
⑤就業後は、大原自習室等を活用して、可能な限り勉強。
参考にならない点も多々ありそうですが、我ながらかなりストイックにできたと思います。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
勉強時間のカウントはしてませんでしたが、おおよそは以下のイメージです。
年明けまで→平日約2~3時間、休日→約4時間前後
年明け以降→平日約4~5時間、土日約6~10時間
以下年明け以降の平日のイメージ
(平日)
6:30~起床
7:10~通勤(勉強時間 約30分)
8:00~出社(勉強時間 約1時間)
9:00~始業
12:00~昼休み(勉強時間 約1時間)
17:30~退社
18:00~大原自習室着(勉強時間 約3時間)
21:30~下校(勉強時間 約10分)
22:00~夕食、風呂、自由時間
24:00~就寝
※ただし、スマホ依存症予備軍の自覚ありなので、上記勉強時間に8掛けした方が良いかもですw
【回転数】
こちらも正確には数えてません。
が、授業だけではなかなか覚えられないと感じたので、次の授業までの間に復習として、①web講義1.5倍速で1周、②択一トレ問3周、③選択トレ問1~2周はしました。
また、忘却防止の為、全期間を通して、社労士24(視聴のみ)を3~4周程度はしたかと思います。
【一番苦労したことと解決した方法】
web講義でお世話になった石戸先生は、「とにかくゴシック(太字)を暗記して下さい」と仰っていましたが、「とにかく暗記が苦手なんです」と画面越しで異議を唱えておりましたw
また、読書をまったくしない(漫画ですら苦痛なレベル)私は、教科書読みをしていると、気付いたら仕事のことや夕食のことを考えている(酷い時はInstagramを見ている)レベルで集中力がありません。
社労士受験勉強で重要とされる「暗記」と「教科書読み」が苦手な私としては、とにかくweb講義と問題集を回転させ、回数(量)でなんとか克服した(もちろん暗記しようとは試みます)イメージです。
【選択式の勉強方法】
選択式は、大原選択問題集しかやっていません。
というより、択一対策をしていれば、自然となんとかなるかと思います。
【勉強内容】
まずは、確認テストと模試の結果を記憶の範囲で紹介します。
確認テスト
労基安衛 18点、労災雇用 10点、徴収労一 14点、労働中間 17点
健保 15点、国年 17点、厚年 16点、社一17点、社保中間 25点
第1回模試:総合評価Cランク(選択Dランク、択一41点Cランク)
第2回模試:総合評価Cランク(選択Bランク、択一44点Cランク)
・5月まで(直前期の前)
私の場合、INアドバンス16から受講していたので、1年前(2023年)の5月から勉強を開始しました。
5月~12月までは、①web講義1.5倍速で1周、②択一トレ問3周がベースです。
これに加えて、裏の科目(例えば、授業が労基の時は、裏で厚生年金をやるイメージ)の問題集やweb講義視聴もしてました。
1月~5月は、労災雇用の小テストで10点を取ってしまってから、大焦り&自信喪失状態となり、この辺りで、忘却防止目的で社労士24の導入を決断しました。(この辺りから勉強時間が一気に増加したように思います。)
この期間の勉強法は、授業+上述の①web講義1.5倍速で1周、②択一トレ問3周、③選択トレ問1~2周、④授業でやった範囲の社労士24を1周をするようになりました。当然、この期間も裏科目を回します。
加えて、この時期、変に焦ってしまった影響で、書店で他社さんの択一問題集を1冊購入しました。
他社さんの問題集は、正直買わなくても良かったと思いますが、同じ問題集を回転しすぎると飽きてきたり、問題を適当に読んでしまう癖(「あ、これね、はいはい」的な癖)が付きそうだったので、そのような観点からは、購入しても良かったのかなと評価しています。
また、労災雇用の確認テストで落ち込んで以降、確認テスト前の1週間で、web講義を2倍速で1周するようにしました。
・5月~7月(直前期)
この期間は、とにかく忘却しないよう2~3科目を1週間で回していた(web講義+社労士24+問題集)と思います。(確認テストも各科目1~2周くらいはやりました。)
加えて、強化指定選手ならぬ、強化指定科目に、「徴収、健保、厚年、国年」を指定し、「これを得点源にするんだ」という気持ちで、他科目よりも重点的に学習したと思います。(特に年金科目は毎日触れるようにしてました。)
また、試験残り100日くらいから目的条文を毎日3条文を5周程度するようにしました。こちらは、金沢先生の達人ブログの目的条文を活用し、ゴシック中心に暗記するよう頑張りました。
その結果、今年の社一選択は、問題を見た瞬間に「もろたぁぁぁぁ~~~!!!(貰った)」ってなりました。(筆者は関西人です。)
あと、直前期は、一問一答で解くことも継続しつつ、本試験同様の五肢択一で解く練習を始めた方がいいかと思います。
・8月(最直前期)
最直前期は、子供が生まれたということもあり、8/10以降の出社日は全て有休消化し、運よく勉強時間を確保できました。
それらの運もあって、8/5~8/22の期間で、web講義を2倍速で1周しました。
また、各模試の1週間前と本試験の1週間前の計3回、令和3~5年の過去問を実際の試験時間の通りに解きました。
これに加えて、問題集の頻繁に間違える箇所と選択論点(教科書の後ろの方の内容が薄い割に、量が膨大なところ)、毎授業に実施するミニテストを再度1周、直前対策の演習冊子も各1周したと思います。
【受験生の方へのメッセージ】
ここまで長文かつ下手くそな体験記をお読みいただき、ありがとうございます。
受験生へのメッセージということで、選択労一救済で合格を勝ち取った私が偉そうに言うのも凄く気が引けますが、少しだけアドバイスをさせていただきます。
社労士試験は、学習計画も戦略性が大事ですが、試験そのものも戦略性が大事だと思っています。
具体的には、「当日の試験時間の配分」と「自分が各科目何点取るのか」を戦略的に考える必要があると思います。
当日の試験時間配分については、金沢先生が直前期に、XやYouTubeにアップロードしてくださるかと思いますので、説明はそちらに譲ります。(私はその通りにしました。)
また、当日の解く順番ですが、選択式、択一式ともに、「健保→厚年→国年→労災→雇用→労基→一般常識」の順で解きました。
こちらの理由は、得点源としたい社保科目を脳がフレッシュな状態で解きたいと考えた為です。(特に択一式で)
また、一般常識を後回しにした理由は、見たことのない問題でパニックに陥り、その後の問題が解けなくなることを防止する為です。(特に選択式で)
最後にしておけば、パニクってもそれを冷静に対処するだけですからね。
あと、労基も(選択式で)判例が出るので、他の科目より読む時間がかかり、慌ててしまうことを防止する為、後ろから2番目に持ってきました。
次に、「自分が各科目何点取るのか」については、択一式で以下の得点を目標に、直前期の学習計画を立てました。(試験2か月前くらいに立てた目標です。)
労基(安衛)4(1)計5点
労災(徴収)3(3)計6点
雇用(徴収)3(3)計6点
一般常識 計5点(※白書・統計系は捨てて、労一、社一の教科書択一論点での5点を目指しました。)
健保、厚年、国年で計24点(イメージは各科目8点)
合計46点
正直、模試などの点数からも、「受かったとしてもギリギリだろうな」と容易に想像できたので、私は46点を目標としました。科目別の目標点では、とにかく年金科目を得点源にすることが大事だと思います。
そして、労働科目で唯一タイパが良い(というよりも労災/雇用の奇問の保険として重要な)のが、徴収法だと思いますので、徴収法は、是非とも満点目指した方がいいかと思います。(私は6点中3点でしたが。笑)
ここまで長々と書いてきましたが、受験期間で最も大事なのは、「絶対に合格してやる」という強い気持ちだと思います。(ここまで色々書いてきて、結局、根性論かよw)
と自分でツッコミましたが、割と本気でそうだと思ってます。
受験期間中は、「勉強したくないなぁ」って日も当然ありましたけど、結局は、「絶対に合格したい」という強い意思と「おかわり(=不合格)したら、また膨大な時間と十数万円の授業料が飛んでいくぞ俺!」という強いマイナス思考が、勉強を続ける原動力になっていた気がします。
これを見ている受験生の皆さんは、前者の気持ちを持ち続けて、頑張っていただけたら嬉しく思います!
以上が私の合格体験記です。
参考にできる部分があれば幸いです。
【その他ご感想など】
最後に、通学でお世話になった難波校の山本先生、web講義の石戸先生、社労士24と毎朝のX投稿(選択対策)をしていただいた金沢先生、大変お世話になりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
その他の合格体験記
その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。
『資格の大原』ブログ 社労士の「社労士合格体験記」の記事一覧です。「社労士」といえば『資格の大原』。社労士試験の合格率、難易度、勉強方法、勉強時間、独学について、「時間の達人シリーズ社労士24」の評判などをご紹介します。資格の大原 社会保険労務士講座 専任講師 金沢博憲が担当しています。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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