【社労士24】直前期の勉強方法【直前対策2023】

皆さん、こんにちは。
社労士24」担当講師金沢です。

令和5年度の社労士試験は8月27日(日)に実施されます。

科目別の勉強も終盤に差し掛かり、「直前期にどんな感じで勉強を進めようか」ぼんやりと考え始める時期です。
そのような方向けに、この記事では直前期の勉強方法についてご説明します。

直前対策期にやるべきこと

まず、直前対策期にやるべきことを並べると次の7つです。

  1. 全科目の総復習
  2. 五肢択一で解く練習
  3. 統計・白書などの一般常識対策
  4. 判例や目的条文の選択式対策
  5. 模試受験による場馴れ
  6. 横断学習
  7. テキスト読み込み
  8. 法改正項目の確認

これらの勉強をいつから、どのように進めればよいのか解説します。

直前期の勉強方法

直前期っていつから?

まず「いつからを直前期というのか」。

これは人によって見解が異なると思いますが、自分の考えでは「全科目の一巡が終わった後」です。
例えば、4月までに全科目一巡すれば5月から、5月までに一巡すれば6月からが「直前期」です。

そういう意味での「直前期はいつからか」は、個々の受験生の方の進捗状況によって異なります。
7月までに一巡すれば、8月からが直前期といえます。

一般的には、5月、6月からという方が多いでしょう。
そこで、5月、6月、7月から直前期と考えた場合のスケジュールで話を進めます。

まず全体スケジュールです。

全体スケジュールと基本的スタンス

・社労士24プラス直前対策のカリキュラムが前提
・全科目×全復習が目的。
・4週→4週→4週→2週→1週→1週で全科目6回転
5月からなら6回転6月からなら5回転7月から4回転
・全科目の全教材の回転である必要はなく、例えば、テキストと択一問題集に絞った1回転でもOK。
・択一・テキストは必須。→受かるための勉強。
・択一は五肢択一で解く練習を組み入れる。
・選択・法改正・統計・模試は選択対策→落ちないための勉強。択一の手応えができてから本格着手でOK。
・キホンが大事→知識のドーナツ化現象に注意
・大丈夫な項目はサラリと、苦手な項目はしっかりと、メリハリつける
・毎週、労働科目と社会保険科目に触れるようにする(択一は労働、選択は社保など)
・前半の科目や、科目の前半に偏らないように。後半の科目や科目の後半などもむらなく仕上げる。

動画解説版もあります。
お時間あれば御覧ください。

 

 

教材別のポイント

 直前期が近づくほど教材の種類は増えていく。
「手つかずの教材」は、それだけで心理的負担となる。

しかし、合格の”絶対条件”といえる教材は2つ。
テキストと択一問題集。
これをモノにしないと、勝負の土俵にのれない。
他の教材は、合格可能性を高めるための補強教材。

全部やらなくても、合格できる。

①択一式トレーニング問題集

苦手な問題→解く+テキスト確認。得意な問題→問題・解答を見るだけ。

②テキスト

①論点集約 ②苦手項目の可視化 ③出題周辺論点の確認

③選択式トレーニング問題集

労一・社一・安衛が最優先。時間がなければ「完成文」口パク

④法改正まとめ

選択対策が主。浅く×広く。深入り厳禁。

⑤労働経済・厚生労働白書まとめ

選択対策が主。超浅く×超広く、数字の“相場”押さえる

⑥模擬試験

選択対策が主。択一は他の受験生ができて自分ができなかった問題を復習

⑦横断まとめ

横断まとめも補強教材。
活用方法としては
①各法律の目的条文が収載されているので、
#毎日目的条文 に活用。
②科目別の勉強のときに「あれ、健保にも未支給の規定ってあったっけ?」となったときの辞書的確認用。
③届出期限、時効、不服申立てなど、
横断整理した方が効率がよい項目の学習
などが挙げられる。

法改正、統計対策に時間をかけすぎないように

直前期に入ってはじめてならう法改正や統計はいずれも、「選択式の1点」のための勉強。
でない可能性の方が高いので、深堀りして時間をかけすぎてはいけない。
また、「今年はこれが要注意」というヤマハリも厳禁。

新聞の大見出しになるレベルの情報を、浅く広く習得するスタンスが吉。

選択1点のための情報収集はこちらのブログでどうぞ。

■統計対策(準備中)

 

学習計画の必要性

直前期に入り、試験が近づくほど、不安がどんどん増していきます。

・他の方にくらべて自分は勉強量が足りない
・同じところを何度も間違える
・覚えても覚えてもまた忘れる
・なにから手を付ければよいのか分からない
・自分の勉強の仕方は間違っているのではないか
・あと100日なのにこんなに不安を抱えているのは自分だけ

と、受験生の方が皆、そう思っています。

不安を感じるのは自然なことです。
真剣であるほど。
合格が近づくほど。
そんな不安と向き合いながら、前に進む方が、合格の扉を開きます。

自分を前に進めるための仕掛けが、計画です。
「これをやる」と決めて、機械的に進めていくもの。
自分への予告状。
追いかけるのも自分です。

計画づくりのポイント

  • 「必ずやること」と「できたらやること」で分ける
  • 自身の課題を見極めて、克服できるものにする
  • ベストを狙うと決まらない。ベターでよい。
  • 詳細に決めようとすると時間がかかる。ざっくりでよい。
  • 盛ろうとすると達成困難になる。控えめでよい。

繰り返すのは、苦手科目ではなく、苦手項目

例えば、「徴収法、苦手なんですよ~メリット制とか」
「メリット制以外は?年度更新は?」
「えっ?苦手でもないけど」
「苦手なのメリット制だけじゃん!」
みたいなやり取りがよくあります。

ある苦手項目の存在で、科目全体に苦手意識を感じてしまい、科目全体を総復習するのは非効率。

各科目の苦手項目を見極めて、視聴や復習を重点的にやりましょう。

 

最後はテキスト

もし「試験会場にテキストか問題集のいずれかを持ち込み可」というルールだったら、「テキスト」派が多いででしょう。
そこで、直前期は「論点のテキスト集約化」を進めましょう。

過去問や模試で問われた論点を、テキストの該当箇所に書き込みます。

例えば
・平均賃金の除外期間の「育児休業」箇所に「看護”休暇”は除外されない」と書く。
・選択で抜かれた言葉を赤線で囲むなど。

その結果、

①その作業の過程でテキストへの接触機会が増える
②論点が集約化されたテキスト中心の学習を進めることで、回転速度が高まる
③過去問で出題されていない論点の対策にもなる。

という効用があります。

テキストの読み込みについて、詳しくはこちらのページで解説しています。

 

社労士24仕様 時間の達人 直前対策パック

社労士24仕様のデジタルコンテンツのレクチャーで解説を進める「時間の達人 直前対策パック」がリリース中です。
※「社労士24+直前対策」には当「直前対策パック」が含まれています。

カリキュラム

  • インプット講義→労働経済・厚生労働白書まとめ講義、法改正まとめ講義
  • アウトプット講義→択一式直前対策演習、選択式直前対策演習、直前総合演習
  • 模擬試験→全国統一公開模擬試験Ⅰ、全国統一公開模擬試験Ⅱ 

上記のインプット講義及びアウトプット講義では、社労士24と同じスタイルの映像講義がついています。
模擬試験については、経験者合格コースのスタイルで収録した解説講義がついています。

模擬試験のみの申込みも可能です。

2023年受験対策 社労士 全国統一公開模擬試験Ⅰ・Ⅱセット 自宅受験

このページの下部に体験講義があります。ぜひご視聴ください。

受講料

一般価格:50,000円(税込)
※大原グループの講座(通学・通信)に初めてお申し込みの方は、受講料の他に入学金6,000円(税込)が必要です。

教材発送開始日・Web講義配信開始日

・5/26より順次発送
・6/3より順次配信

時間の達人 直前対策パックWeb通信のお申込み

各講座の概要と体験講義

次に、各講座の概要と体験講義(過年度の映像)をご紹介します。

労働経済・厚生労働白書まとめ

一般常識科目で問われる労働統計や白書、労務管理等を学習します。
各種統計資料や白書の中から重要項目を徹底的に絞り、図解などを用いて分かりやすく解説しています。

社労士24専用法改正まとめ

最新の法改正箇所のまとめ講義です。
改正の背景を含め分かりやすく解説します。法改正対応の予想問題を収載しています。

択一式直前対策演習

五肢択一式の形式で行う問題演習です。
弱点補強+ 解答能力の向上を狙いとする択一式試験形式の問題演習です。

選択式直前対策演習

労働編・社会保険編のそれぞれについての選択式対策の実践的な問題演習です。
出題予想も兼ねた問題演習の実施により応用力の向上を図ります。

全国統一公開模擬試験

本試験と同じ時間・同じ問題数で実施する模擬試験です。
時間配分や五択の練習をします。
過去本試験を徹底分析し予想問題として作成しています。

2回実施するため、1回目にみつかった修正を2回目で試すことができます。

直前総合演習

選択式及び択一式の総まとめの演習です。
本試験前の最終総まとめとなります。

実践感覚を身に着けて、本試験に臨みます。

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「時間の達人シリーズ 社労士24」をお申込み済みの方は、入学金不要です。

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格(旧上級)コース」を担当致しております。
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