2025年社労士試験合格体験記(1)「苦手な雇用保険法に、毎日必ず触れる」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回はshunからお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

合格体験記募集中

合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら

 

【プロフィール】

40代の公務員(男性)です。(妻帯者)

【社労士を目指したきっかけ】

きっかけは、最初に就職したブラック企業を半年で辞め、もっと労働法の知識があれば会社と戦えたのではないかというところから始まりました。

その後、公務員になり平穏に勤務できてはいますが、人事労務業務を希望していても叶わず、今の部署が長くなりそのまま昇進もしていたので、社労士でも取らない限り異動できないと考え、目指す思いが強くなりました。

【得点状況】

R4 選択式21(労一、社一、厚年割れ)、択一式31(雇用、国年割れ)
R5 選択式21 (労災、労一、社一割れ)、択一式38(割れなし)
R6 選択式33(割れなし)、択一式40(雇用割れ)
R7 選択式30(割れなし)、択一式46(割れなし)

【利用のコンテンツ】

R4 社労士24+直前対策、トレ問アプリ
R5 必勝リスタート講座+経験者合格コース、トレ問アプリ
R6 経験者合格コース、トレ問アプリ、過去問ランド、秒トレ、社労士24メルマガ
R7 経験者合格コース+社労士24、過去問ランド、秒トレ、社労士24メルマガ

【学習計画の立て方】

経験者合格コースのスケジュールが基本。
経験者合格コースの教材が届く・配信開始されるまでの繋ぎで社労士24を視聴。
朝起きたら秒トレと過去問ランド、昼休みは社労士24メルマガと社労士24視聴と決め
机に向かえるときを中心に経験者合格コースを進めるようにしていました。

【勉強時間の作り方】

試験勉強に多少慣れていたので、
「勉強時間は作るものではなくて、気がつけばそこにあるもの(ミスチルか)」
「惰性で勉強する」
というのが体に染みついていました。
・朝6時に起きたらスマホを手繰り寄せ25分×2回勉強(イタチャチャハウスを活用)
・昼休みにご飯を食べながらスマホで勉強
・風呂、トイレに入りながらスマホで勉強
・料理を作りながら耳で勉強(私の家事なので)

質はさておき、朝の1時間と昼休みの30分、料理での1時間の勉強が確保できたので、残業せずに帰れる場合に図書館やカフェに寄ったり、夜一人になれる時間があるときに机に向かう勉強時間も確保していました。

机に向かう時間をあまり確保できなくても、社労士24を中心にスマホで勉強が完結できるのは大きいです。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

今年は平日3時間、休日4~5時間
(直前期(8月)は平日5時間、休日10時間)
R4 500時間
R5 700時間
R6 800時間
R7 1,000時間
※他の資格試験勉強も含めての時間なので、純粋に社労士だと50~100時間位少ないかも。

【回転数】

経験者合格コースは1回転。
社労士24は3回転(4月までに1回、8月上旬に1回、試験直前1週間に1回)+スキマ時間
過去問は社労士24についているwebトレ問を講義後1回+過去問ランドで2回。
(択一式)雇用、徴収、健保、国年、厚年、社一は5回。そのうち間違えた問題は10回以上。
(選択式)毎日秒トレで50問正解するまで。(回転数はわかりません)

【一番苦労したことと解決した方法】

人事労務部門の経験がないので、勉強しても具体のイメージが湧かないことは苦労しました。
社労士24や厚労省のHPを見て視覚で覚えたり、金沢先生のゴロを使って力技で覚えました。

択一式の雇用保険法が1年おきに割れていたくらい苦手だったので、毎日過去問で雇用保険法に必ず触れること、きゅうしゅうきょうこ(求、就、教、雇)の表は意識しました。
おかげで試験本番も4/7点で持ちこたえました。

家のことで言うと、妻に社労士試験の勉強を反対されていたのが辛かったです。
行政書士等の試験は家事もちゃんとこなしつつ、気分転換も図りつつ、大変さを見せなかったので許されていましたが、社労士については、直前期は鬼気迫った雰囲気で勉強するし、家事はおざなりになるし、試験後不眠症になるしで、「安定した仕事を得ているのになぜそこまで勉強するのか。もうやめてくれ」と2年連続で言われたので、今年が最後の受験と約束して臨みました。

最後なので、今年は直前期に家事を多目にやってくれたりして、結果的に助けられました。

【選択式の勉強方法】

3年目から本番2年連続で割れなくなったのは、1年365日欠かさず秒トレをやったのが大きいです。
毎日秒トレで50問正解するまで解いていました。目的条文も統計も網羅してくれているし、判例も扱ってくれるし、解いているうちに自然と力がついて、3年目からは模試でも本番でも基準点割れしなくなりました。

秒トレおすすめ。メアド登録すれば毎日届く社労士24メルマガも選択式対策になります。

4年目はそれに加え、講義に合わせて選択式トレ問を1回解いたし、直前期に5年分の過去問を2,3回解きました。あとは直前期のテキスト読みも地味に効きました。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)

経験者合格コースをスケジュール通りにこなす。
社労士24についているwebのトレ問を講義の進捗と並行して解く。
トレ問⇔経験者合格コーステキストの該当部分のチェックの繰り返し。
経験者合格コースのテキストが届くまでの間、社労士24を視聴。
風呂や家事の合間に社労士24を耳勉。
毎日届く社労士24メルマガを読む。

・5月~7月(直前期)

経験者合格コースの直前対策をスケジュール通りにこなす。
模擬試験を毎月1回以上解く。(5月LEC1回、6月LEC1回&クレアール1回、
7月LEC1回&大原2回)模試で出題された内容を経験者合格コースのテキストに転記。
過去問ランドの国年、厚年は1日50問解き、雇用、徴収、健保、社一も20問ずつ解く。

・8月(最直前期)

社労士24を1.5倍速で2周。
350肢チャレンジ(労働編、社会保険編)
過去問ランドの雇用、徴収、健保、国年、厚年を1日50問ずつ解く。
経験者合格コースのテキスト読み。

【受験生の方へのメッセージ】

私は4回目でやっと合格できましたが、受験回数が増えるとだんだん心が削られていくし、自信も奪われていきます。

私が今回社労士試験に合格した時と、3年前に行政書士試験に合格した時には共通点があり、行政書士に合格した時も、前年に落ちたとわかってから他の資格試験を受けて合格し、少し自信を取り戻してから向かいましたが、今回の社労士試験も、前年に落ちたとわかってから他の資格試験を受けて合格し、少し自信を取り戻してから臨みました。

他の試験で合格の感覚を味わって(取り戻して)から社労士試験に臨むこと、遠回りのようでも、特に複数回受験生の方には意外とアリではないかと思っています。

試験はメンタルによるものが大きく、勝てる自信、経験を持って臨まないと辛いです。

年アドや給与計算、衛生管理者、ビジキャリ労務管理であれば社労士試験との親和性もあります。

今年は過去問知識が少なく、また一瞥してすぐ答えがわかるような問題も減り、「過去問ってもう必要じゃないのではないか」「どうやって勉強すれば合格するかわからなくなった」というXのポストも良く見かけましたが、今後の試験がどうなるかわからないからこそ、経験豊富な予備校の先生方が用意したカリキュラムを信じてこなす、テキストを信じて読み込む、問題を解く感覚を身に着けるために過去問を解くということを愚直にやった先に合格があるのではと思っています。

少なくとも私は今年金沢先生が敷いた合格へのレールの上を信じて疑わず無心で走って合格を成し遂げることができたと思っています。信じることができる予備校(講師)探しはこれまでより重要になってくるかも知れません。

【その他ご感想など】

4年弱、資格の大原それも金沢先生の講義をやり続けたので、文字通り金沢先生と心中でした。

正直言うと、初年度社労士24だけで臨み、全科目一周できたという実感だけしかなく試験も散々で、直後の9月から必勝リスタート講座、10月から経験者合格コースと1年やり切ったのに択一式で40点いかず、他の予備校に変えようかな…
とも思いましたが、乗り掛かった船、と覚悟を決め合格まで乗り続けました。

今年の経験者合格コース+社労士24のオプションが結果的に最強の組合せでした。

経験者合格コースのテキストは過去問や模試の重要論点を書き込んで直前期に読むのに必要でしたし、経験者合格コースの講義を複数回回転するのは難しい中で、スキマ時間さえあれば社労士24に触れ、更に8月の2回転も大きかったです。

8月のゴールデンタイムで猛勉強し、知識が定着しつつある中での社労士24を1.5倍速2回転でビッタビタになった気がします。

金沢先生、ありがとうございました!

私は通信で受講していたので、一人と言えば一人ですが、昨年1月の社労士24フェスに参加した際、懇親会でお会いした方々が勧めてくれた、Cチームが用意してくれているイタチャチャハウスに参加しており、孤独を感じることなく走り抜けることができました。

当初はXでも行政書士試験合格同期の受験生がいて励ましあっていたのですが、3年目で皆さん一通り合格し、今年は取り残されてしまいました。その中でイタチャチャハウスの参加者の皆様、板垣先生をはじめとするCチームの先生方に励まされ、踏みとどまって前を向けました。

また(5時からやっていますが)私は6時から1時間毎日参加し、朝勉を定着させることができたのも大きかったです。

リアルイタチャチャなるものがあり、実際に体育館とかに一同に集まって勉強することもあります。

先生や参加者との面識も生まれて、より「一緒に勉強している!同じ方向向いて頑張っている!みんな戦友だ!」という一体感を持つことができました。

受験勉強、一人でコツコツなんてやらなくて良いと思います(それが向いていると自覚している方は貫いてよいと思いますが)。みんなで勉強できるシステムがあって、一人じゃちょっと心細いな…と思うなら、活用しない手はないです。イタチャチャハウス(YouTubeで「Cチーム」を検索すると出てきます)でお待ちしております。

 

 

その他の合格体験記

その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。

 

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
是非Twitterのフォローお願いいたします!

↓ランキングに参加しています。↓

にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ