皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
今回はおちあい大山様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記
合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら
プロフィール
30代男性
中小企業の管理部管理職
【社労士を目指したきっかけ】
2年前に経営企画室から管理部に異動となり、社労士先生とお仕事をすることが増え、自身も労務関連の幅広い知識を身に着ける必要があると感じたため。
【得点状況】
令和6年(×) 選択 5/5/5/1/3/3/4/4 択一 7/6/5/5/6/7/9
令和7年(〇) 選択 3/4/3/2/4/5/3/4 択一 4/7/3/9/8/5/9
【利用のコンテンツ】
社労士合格コース(通学/全日コース)、社労士24(25年度から)
【学習計画の立て方】
前年に、労働科目と一般常識の点数が安定しないまま本番を迎え選択労一で1点足りず不合格となった苦い経験から基礎固めを厚くする必要があると判断し25年9月から社労士24の受講を始めました。
膨大な試験範囲の内容を忘れず、どれだけ繰り返せるかに重点を置いて計画を立てつつ、確認テストや模試の悔過を見ながらカスタマイズしていきました。
【勉強時間の作り方】
9月~4月までは、授業と仕事のバランスを見ながら隙間時間を埋めるように柔軟に対応しつつ、5月~8月に有休を多めにとれるよう仕事に重点を置いていました。
5月以降は、勉強の密度を上げるためにシェアラウンジを契約し、平日は就業後の18時から20時の間、休日は9時から行くことを自分の中でルールとして設けました。
また、適宜有給休暇を消化して、模試直前などは本番想定での時間配分での勉強時間としてみる等、工夫しました。
特に自分は家にいる色々な誘惑に負けてしまい良質な勉強ができないと分かっていたので、「勉強時間」と「勉強するしかない環境」をお金で買う戦略は自分には非常に有効な方法だったと今では思います。(値段が高いので、支払ったからには使い倒さないと勿体ない、絶対受かってやると気合が入る効果もありました。)
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
1週間でサイクルを考えており、程度の差はあっても1週間に25~30時間は勉強していたと思います。
概ね
・平日3時間
・土曜日は授業とは別に3時間
・日曜日・有休取った日は、7~10時間
【回転数】
・社労士24 1.0倍以下の速度では3回転
(+苦手な部分を理解できるまで繰り返し聞いたため詳しい回数は不明です)
・択一問題集 8~10回
(Web上で間違えた問題・チェックした問題をランダムに解いていました)
・選択問題集 2回
(本当に7月くらいから取り掛かりましたが、テキスト読みと並行してもう少し早くから実施してもよかったかなと思います。)
【一番苦労したことと解決した方法】
特に直前期の体調管理
睡眠時間の確保/栄養バランスのとれた食事/適度な運動を日課として、体調管理には非常に気を遣いました。
それでも試験日が近づいてくると寝付きが悪くなることが多かったので、市販の睡眠導入剤をいろいろと試したりしてみました。
これという解決方法は正直自分では見つけられなかったのですが、多少の体調不良でも合格できると思えるくらいに勉強するのが一番かと思います。
【選択式の勉強方法】
択一式問題を1問解くごとに「〇」「×」で終わらせるのではなく、記載テキストのページをきちんと開いて指でなぞって読んでいました。
問題順番をランダムにして解いていたので、回答ごとに毎回テキストも引きなおすことになるのですが、7月頃には「何ページあたりに書いてあったな」ということが分かるようになっており、金沢先生の仰る「頭の中にテキスト」に近い状態ができてたのかなと思います。
あと、目的条文は自分には難しい言葉遣いが多く苦手意識があったので、5月頃から毎晩お風呂に入る前に「横断まとめテキスト」の冒頭6ぺージのうちの2ページを読むことを日課としました(本試験までに32回転しました。)。
後は、各科目で特有の固有名詞や数字で特徴的なもので覚えにくいものは、お風呂で使える単語カードを買ってきて、自分用の選択式対策単語カードを作り、お風呂でぼーっと読んでました。
【勉強内容】
・5月まで(直前期の前)
毎週土曜日の通学でペースとモチベーション維持装置として活用し
「毎週の小テストで満点を取ること」/「確認テストで5位以内に入ること」
を目標に(1)社労士24視聴⇒(2)テキスト読込⇒(3)択一問題集を繰り返しました。
・5月~7月(直前期)
目的条文、統計、白書、最高裁判例に毎日触れるようにし、1週間で1週するようにしました(労務管理は日曜日に一気読みする感じでした。)。
また、各科目の内容に触れるために1週間で択一本試験の問題数と同じになるように各科目の択一問題に触れました(労基7安衛3労災7雇用7徴収6労一5社一5健10国10厚10)。
私は労働科目や年金に苦手があったので、各週の間違い数等を見ながら回答する問題数を調整(健保を10⇒13のように)しましたが、
過去問の答えを覚えてしまうことがあったので、意図的に択一は1日90問までにし、また必ずランダムで解くようにしていました。
・8月(最直前期)
基本的には直前期と同じですが、1日のルーティンに選択式問題(各科目1~3題)を追加しました。
選択式はテキストページと連携していないので、根拠が不明確な問題理解にはあまり時間をかけず、確実に3点を取るように本番を想定した解き方をしていました。
【受験生の方へのメッセージ】
私自身が2回目で合格したのですが、1年目より2年目の方が精神的に非常に苦しかったです。
なので、私からは【特に今年不合格となって悔しい思いをしながらも、歯を食いしばって再挑戦を決めた方】に対してメッセージを贈りたいと思います。
厳しいことを言うようですが、「不合格だった悔しい気持ち」は具体的な行動=勉強に昇華させないと全く意味がありません。
SNSで再出発をカッコよく呟いたり来年は必ず合格するなどと発信しても、その行為のみで点数が上がることはないと思っています。
そういう方をたくさん去年も見かけましたが、今年も同じようなことを呟いている方も見かけました。
この方は、来年も同じようなことを呟くのだろうなと思いました。
であれば、その時間で今の自分自身の実力を冷静に見つめなおし、あと1年で必ず合格するために何が必要なのかを冷静に分析し、そのための勉強を今から始めた方がよくないですか?
今年「ギリギリ落ちた」「惜しかった」などとアピールするのではなく、来年「合格できた!成し遂げた!」と高らかに宣言しませんか?
私もそうでしたが、不合格の方は圧倒的に勉強時間が足りないと思っています。
通勤時間やお昼休みにテキストを読む、歯磨き中に壁に貼った目的条文を読む等すれば、意外と勉強時間は創れます。SNSで意味のない宣言をする前にやれることはあると思います。
戦略的に日々の生活の中から合格に必要なもの、不必要なものを取捨選択してこの1年間を泥臭く頑張ってください。
今年不合格で非常に悔しい思いをして、「もう無理だ」と諦めがよぎった人もいるかと思います。
それでもあなたは再び立ち上がって、ここにたどりついてます。
貴方なら必ず合格できます。
自分を見つめ直し具体的な戦略を立てて「受験生最後の1年」として泥臭く勉強しましょう。
再挑戦をするあなたを心から応援しています。
その他の合格体験記
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過去にお寄せ頂いた合格体験記です。 2024年対策
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
金沢 博憲 「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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