皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
今回はつる様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記
合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら
プロフィール
40代、会社員、女性(子供2人)
【得点状況】
R6年度…選択25(4/4/4/2/2/3/2/4)、択一39(6/5/5/5/5/5/8)
R7年度…選択33(5/3/4/3/3/5/5/5)、択一48(6/6/6/6/9/7/8)
【利用のコンテンツ】
R6年度…他社通信講座
R7年度…社労士24+直前対策
【学習計画の立て方】
来た物をこなす。
次の教材が来る1週間前までに終わらせる(最後の1週間で1周したかった)。
【勉強時間の作り方】
平日は朝(1~2時間)、昼休み(30分)、通勤(30分)です。
直前期はこれに帰宅後(30分)をプラス。
帰宅後は家事と育児で手一杯→22:00には子供と寝落ちという生活だったので2年目は毎朝3:00~4:00に起きて勉強時間を確保しました。
「朝強いね」とか「私にはムリ~」とか言われたりもしますが、私も決して朝が好きなわけでも得意なわけでもなく、そりゃあもっと寝たかったですが、朝しかまとまった時間が取れなかったので毎朝気合と根性で起きました。
「できる時だけ」とか「無理しない範囲で」だけの勉強では、私には合格は難しかったと思います。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
[~4月] 平日…2.5時間、休日3~4時間、約週20時間[5月~] 平日…3.5時間、休日5~7時間、約週30時間
[合計] 2年目は1,100時間(+聞き流し)くらいだと思います。
【回転数】
[講義] 初回視聴、初回視聴の翌日、次の教材が来る1週間前に各1回で3回転+直前期に3回転。さらに苦手分野は、金沢先生の間の取り方が再現できるくらい聴いたと思います。 [問題集] 択一式トレ問は5~10回転くらい?(アプリ、WEB、紙を気分で使い分けたので合計不明)
選択式トレ問は3回転、自費購入の過去問は2回転。
【一番苦労したことと解決した方法】
メンタルです。
6月以降、不安で、不安で。
成績も上がらず、勉強してもやっぱり不安。
解決できなかったですが、合格はできました。
【選択式の勉強方法】
・秒トレ ・選択式トレ問 ・直前対策講座の選択式対策
直前対策の選択式対策がなかなかの難易度で。
最初の2問で手も足も出ず、それまで心のどこかで「本試験の選択は、自分が知っている範囲からすべて出題されますように!」という淡い期待を抱いていたのですが、これはきっと叶わないのだと思い知らされることになりました。
そこで3問目以降は金沢先生が仰っていた「分からなくても前後の文章が自然に繋がる選択肢を探す」という練習に集中しました。
これは効果があったと思います。
【不合格だった年の原因と今回変えたこと】
2つあります。
1つは講座を「社労士24」に講座を変えたことです。
社労士試験は暗記との闘いですが、暗記するためには ①1回で腹落ちするようなわかりやすい講義 ②語呂合わせ ③繰り返し のいずれかが必要だと思います。
「社労士24」は①②が抜群に優れていて、③が少なくて済みます。
もし③になってもテキストは薄くて講義が短いので繰り返しやすいという最高の教材でした。
もう1つは、1人で勉強することをやめたことです。
1年目は「落ちたら恥ずかしい」と思い誰にも打ち明けず1人で勉強していましたが、自己満足な勉強になりがちでした。
そこで2年目は、職場にも宣言、さらにスタプラ・ⅹ等を活用して人とつながることを意識しました。
結果、勉強から逃げることもなくなり、有益な情報もたくさん得ることができ「合格を常に意識した勉強」にシフトできたと思います。
また、1月からは大原の板垣先生が毎朝無料で開催してくださる「イタチャチャハウス」という朝勉の会に参加しました。
同じ時間に共に頑張る(ときに共に落ち込む)仲間がいることは本当に心強かったし、板垣先生の適度な声掛けに励まされることも多く、本試験までモチベーションと学習習慣の維持ができたのは「イタチャチャハウス」のおかげです。
【勉強内容】
・5月まで(直前期の前)
[教材] ① 教材到着後、視聴(メモする)→択一トレ問→翌朝、同じ範囲を再視聴→次の範囲を視聴…(1周目終了)② 選択式トレ問・過去問
③ 次の教材が来る前にもう1周視聴→択一トレ問
…という感じで各科目回しました。 [その他] 通勤時間に秒トレとトレ問で1周終わった科目を解き、忘却防止に努めました。
私の弱点は社会保険でしたが、苦手意識を助長するので敢えて自分で先に着手せず、先生の講義に信じて配信を待ちました。
逆に、社会保険科目の教材が来たら集中できるように先に勉強した労働科目の忘却防止を意識しました。
・5月~7月(直前期)
全科目の講義視聴と択一トレ問回し。模試の復習と直前対策。
[5月~] 毎日夜に判例読み30分(5個)を開始。 [7月~] ●朝イチで目的条文の音読(15分)と白書・統計のテキスト読みや問題演習を20分。…白書・統計対策は際限がないので広げすぎず、直前対策講座・模試・秒トレの範囲に留めました。
それでも数字を正確に覚えることはできなかったのですが、繰り返すうちに「あれ?似たような問題では“介護”だったのに、こっちは違うのか」とか、そういう違和感のようなものを感じるようになれたと思います。
●テキスト読み重視に切り替え
模試の点が伸び切らず、避けてきたテキスト読みを開始。
私の場合、テキスト読みは繰り返すうちに「わかったつもり」になりそうだったので毎回テーマを決めて取り組みました。
① 隅から隅まで読む(全科目で2週間かかった)→不安な箇所にマーカー
② 余白に書いたメモ + ①のマーカー部分→不安な箇所にマーカー
③ 選択式トレ問と並行して + ②のマーカー部分→不安な箇所にマーカー
④ 講義をまわしつつ全体読み + ①~③のマーカー部分
それぞれでマーカーの色を変え、区別しました。
私の手元にカラフルなテキストが残されたことは言うまでもありません。
ちなみに、最後までテキスト読みは達成感がなかったし、好きにもなれなかったです。
でも、一番力が付いたと思います。
大人になると嫌なことを「やらなくて良い理由」を考えるのがうまくなりますが、私の場合、やっぱりテキスト読みはやらなければならないことだったと思います。
・8月(最直前期)
7月からの学習継続。
敢えて新しいことに手を出さないようにしました。
【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】
普段はのび太より寝入りの早い私ですが、本試験前日は緊張で寝付けず寝不足のまま試験に臨みました。
さらに選択式は4科目で手応えがなく、泣きながら昼食を食べました。
本気で帰ろうかとも思いましたが、以前大原の谷田先生がこんばんはコールで「自分も選択で絶対ダメだと思ったけれど堪えて択一も受けたら合格した。絶対諦めないで」という話をしてくださったことを思い出し、切り替えて午後に臨んだ結果、合格することができました。
諦めないことが大切、という使い古されたメッセージの重要性を体現した1日です。
【受験生の方へのメッセージ】
私は7月中旬まで、模試で思うように点数が取れないことが続きました。加えて、LEC、TACとも大原とも1回目より2回目で成績が下がりました。
このままでは受からないだろうな、と思いました。
7月に1人反省会をしたところ、間違いは ①知らなくて解けない問題 ②ケアレスミス(落ち着いたら解ける問題) ③知識があやふやで落とした問題 の3種類に分けられることに気が付きました。
それまで模試の復習をするたび「テキストに載ってないから解けなかった」とか「ここのミスがなかったらあと○点取れたのに」みたいなことを考えていたのですが、どんなに対策しても減らず、これは本試験でも知らない問題は出るだろうし、ミスもあるのだろうと思えてきました。
それなら、難しくてもミスしても合格できるように ③知識があやふやで落とす問題を減らすしかない、と避けてきたテキスト読みに向き合う腹が決まり、以降、成績が伸びたように思います。
ちなみに本試験でもやっぱりミスでの取りこぼしはありました…
【その他ご感想など】
1年前、「社労士24」だけで合格できるのか正直不安だったのですが、「どんなに学習範囲が広い講座も最近の本試験のすべてには対応できないし、何より消化できないなら意味がない。仕事も育児もあるのに、そんなに勉強時間を捻出できるのか」と合格者の先輩にアドバイスをいただき「社労士24」だけで勉強していくことを決めました。
守備範囲が広げても、落球したり、返球失敗したりするなら意味がないよな、と思えたためです。
テキストをひたすら繰り返す中で、論点がすっきりして、以前は全く解けなかった問題も次第に判断に迷うことがなくなりました。
また、択一トレ問を繰り返すことで正誤の判断をすべき箇所がなんとなく見えるようになってきたと思います(正解に至るとは限らなかったけれど)。
1年間この体験記にたくさんヒントをもらい、励まされました。
来年は自分もいつか書く立場に!と思い続けてきたのでつい長くなりました。すみません。
金沢先生、毎朝の勉強の場を提供してくださったイタチャチャハウスの板垣先生、上間先生、小林先生、一緒に勉強してくださった横森先生、ハウスのみなさん、本当にありがとうございました。
通信生の私ですが、こんなにお礼をお伝えできる方がいて、嬉しいです。ありがとうございました!
その他の合格体験記
その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。
過去にお寄せ頂いた合格体験記です。 2024年対策
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
金沢 博憲 「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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