【社会人】勉強を習慣化する7つのコツ【勉強時間】

社会保険労務士合格を目指す皆様、こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。

社労士試験に難易度が高いといわれる理由の一つとして勉強時間の確保の難しさがある、という記事以前ご紹介しました。

社労士試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に800時間以上と言われています。
もちろんやり方次第で時間数は変わりますが、多くの時間が必要となることに変わりはありません。

一方で、社労士試験を受験される方の多くは、社会人の方といわれています。
実は、合格者の方のうち7割の方は何らかのお仕事をされている方です。

お仕事やご家庭のご用事で勉強時間をなかなか確保できず、社労士試験に勉強を続けられないという方も多数いらっしゃると思います。
ただ逆にいえば、社労士試験とは、何かと両立しながらでも、一定の勉強時間を確保して試験に臨めば、1年間の勉強で十分合格が狙える資格ということです。

この勉強時間を確保するために、「時間ができたら勉強しよう」という意識でいると中々確保することが難しいです。
勉強する時間を作る」という意識が必要です。

「勉強する時間を作る」ためには「勉強を習慣化」することが最適です。
1日のスケジュールに勉強時間を盛り込んでおくのです。

また、習慣化することにより「やる気に依存しない」で学習を進めることも可能です。

社労士受験あるある。
 「やる気MAXは最初の教材が届いた時。」
 だからやる気に依存しない。
 習慣化する。

ある合格者の方が受講中に仰っっていた「私はやる気に依存しません。やる気がでるのを待っていたら前に進めないからです。だから習慣化してます。」というコメントが今でも印象に残っています。

例えば、毎日歯磨きをするとき、「歯を磨くぞー!」やる気が出るのをまって、歯磨きをしていません。
当たり前のように歯を磨いているのです。

「歯を磨くように勉強する」、これが習慣化です。

そこで、今回は、勉強を習慣化するための7つのコツをご紹介します。
特に、勉強という行為を久しくしていない方は必読です。

①毎日の余暇時間を勉強時間に置き換える

忙しくて習慣化できない」といきなり諦めてはいけません。

まずは、ご自身の平日・土日の一日のスケジュールを振り返ってみてください。睡眠、食事、仕事、家事などを除いた余暇の時間(テレビやネット、趣味、スポーツ、付合いなどの時間)が必ずあるはずです。
社会生活基本調査(総務省)をみても、余暇時間は、平日・土日をならして一日平均五時間もあります。年間千八百時間です。
この毎日の余暇時間を勉強時間に置き換えてみましょう
現実に存在していた時間の置き換えなのですから、「忙しくて習慣化できない」という物理的な制限はなくなります。

余暇時間・スキマ時間の活用にはマイクロ・ラーニングの活用がオススメ!

②毎日の日常行為と勉強をセットにする

毎日歯磨きをするのは、「毎日食事をする」こととセットになっています。
この例のように、すでに習慣となっている毎日の日常行為と勉強をセットにしておくと、勉強もつられて習慣化しやすくなります。

例えば、「朝起きたらすぐ」「お手洗い中」「出勤前」「通勤中」「お昼休み中」「コーヒーカフェで一服中」「湯船につかっているとき」とセットにして勉強するなどです。

オススメは、「帰宅して靴下を脱ぐ前に」です。
帰宅して靴下を脱ぐ行為は、ほぼ毎日発生しますので、セットにすれば毎日勉強するチャンスが生まれます。
さらに、靴下を脱ぎ、くつろぎモードに入ったら勉強するのはほぼ不可能となるので、「脱ぐ前のタイミングでなければ勉強できない。」という「今しか」感が、やる気を後押ししてくれます。

③1日の勉強は「まずは一問だけ」から

ランニングをするためには、「着替えて外出する」「走る」というステップを踏みますが、着替える前から「今日は十キロ走ろう」とハードルを高くしすぎると、いろいろ言い訳(雨が降りそうだ等)を考えて、「着替えて外に出る」という最初のステップをクリアできなくなります。
そこで、「まずはウオーキング」とハードルを下げて、とりあえず外出することが大切です。
いざ外出してしまえば「わざわざ着替えて外出した」ことが「走る」ことの後押し材料となります。

勉強でも、この最初のステップが大切です。
勉強では「教材を手に取り開く」「問題を解く」というステップを踏みます。
この「教材を手に取り開く」という最初のステップが、久しく勉強していない方にとって思いの外高い壁になります。
そこで一日の勉強は、「まずは一問だけ」「まずは5分だけ」とハードルを下げ、「教材を手に取り開く」という最初の一歩を踏み出しやすくしましょう。
いざ開いてしまえば、一問だけでは余りにも中途半端なので「このページ分はやるか」「切りの良い番号までやるか」とか続けられることが案外多いものです。

④ある日できなくても翌日に持ち越さない

勉強の予定を立てても、急遽の用事や気が乗らないという理由で、勉強できない日も当然あります。

その日分の勉強はすっぱり諦めることがコツです。

翌日挽回しようと考えてはいけません。
翌日二日分やろうとするとハードルが上がって、「今日は二日分も勉強しなきゃいけないのか・・」と一層腰が重くなり、前述の「教材を手に取り開く」ことが難しくなります。
さらに、「明日やろう」という考えは、「明日やればいいか」という先送りの悪循環に発展する危険をはらみます。
今日分の勉強は今日しかできない」と割り切った方が、締め切り効果が働くので、習慣化に有効です。

⑤勉強した・勉強しなかった記録をする

小学生の夏休みの歯磨き表と同じです。
日々の勉強の有無を毎晩意識することができ、過去の記録を振り返って「ここまで頑張ってきた」という達成感が、その後のやる気を支えます。
記録のポイントは「一覧できること」と「簡単にできること」です。記録すること自体は作業ですから、手間がかからないようにしましょう。
まずは、カレンダーの日付欄に、勉強した日に○、しなかった日に×をつけるだけで効果があります。

⑥勉強の目標を「身近な試験(小さいゴール)」におく

マラソン完走のコツは、四十二キロ先のゴールを目指すのではなく、次の電柱まで、さらに次の電柱までという繰り返しで、小さいゴールを積み重ねて、いつの間にか最終ゴールにたどり着くという意識を持つことだと言われています。

本試験に合格するという最終目標も遠く高いもので、いきなりこれを目指すと、合格に近づいているという実感がなかなか涌かず、いずれやる気が萎えてしまいます。

そこで、まずは身近な「(大原コース生の方なら)定例試験で目標点をとる」ことを目標にしましょう。勉強の成果が早めにみえた方が好循環になりやすいからです。

定例試験に向けて勉強する→良い点を取る→やる気がアップする→もっと勉強する→勉強が得意になる→更に良い点を取れる・・という具合です。
小さい目標達成の積み重ねが、本試験合格という大きい目標達成につながると考えましょう。

⑦まずは無理矢理でも2週間やってみる

最後はこれに尽きます。
体に馴染ませるということです。
最初の頃は、どうしても勉強していることに非日常的な感覚を得ますが、2週間も続けていると、勉強に体が馴染み、勉強しないことに違和感が生じてきます。
そうなると信じて、まずは2週間続けてみましょう

以上、勉強を習慣化するための7つのコツでした。

なお、①でご紹介した余暇時間というは、まとまった時間ではなく、細切れ時間・スキマ時間を通算したものです。
この細切れ時間・スキマ時間の活用方法について次回の記事でご紹介します。

 

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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