皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。
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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。
①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。
このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。
それでは、今回のお題はこちらです。
死亡一時金の支給額(正解率58%)
問題
死亡日の前日において死亡日の属する月の前月までの第1号被保険者としての被保険者期間が
・保険料納付済期間が410か月
・保険料4分の1免除期間が36か月
・付加保険料の納付月数が120か月
死亡一時金の支給額は?
A 270,000円
B 278,500円
C 320,000円
D 328,500円
「改定率で沼りそう…」という場合は、こちらの動画を御覧ください。
解答・解説
「D 328,500円」。
【基本額】
・保険料納付済期間が410か月
・保険料4分の1免除期間が36か月→36か月×3/4=27か月
・410か月+27か月=437か月→320,000円
【加算額】
・付加保険料の納付月数が120か月→3年以上のため8,500円が加算
結果、320,000円+8,500円=328,500円
計算はほぼ必要なく、”計算式”を思い出せれば解ける問題。
「基本額は420か月以上で32万円。問題では、納付済410+1/4免除36…420は軽く越えるな。32万円と」
「加算額は付加納付済3年以上だからつくな。+8,500円と。Dだな」
本番でも、問われるのは”計算力”ではなく”計算式力”。
自分が受験した年、択一徴収法で計算問題が出題されました。 「よっし!絶対解いてやる!」という意気込みで計算している途中、 掛け算の繰上げで悩んでいるときにふと思いました。 「自分は別に算数のテストを受けにきたわけではない …
以上、今回の問題でした。
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。
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【今日の一言】
質は大事だが、質は一定の量から紡ぎ出されるもの。
まずは一定の量(時間、問題数など)を遂行することを考える。
それが習慣化する過程の中で、質の向上を考える、という順番。
「理想のフォームが見つかるまで走らない」ではなく「走りながら理想のフォームを思考錯誤する」
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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