2024年社労士試験合格体験記(3)「計画通り進まないことを悔やまない」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は”Y”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #社労士合格体験記

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プロフィール

女性・30代未婚・大卒(社会学科)
団体職員で総務課勤務(人事労務担当→現在は経理担当)

【社労士を目指したきっかけ】

人事労務の担当をする中で、「こんなに社会保険制度って複雑なの!?」と驚き、その中で
・知識を増やして自信をもって仕事をしたい
・複雑なことを知っているという国からのお墨付きが欲しい
と感じました。
また、
・いつかは転職したいので、資格を取って自信をつけたい
・独身で死ぬまで生きていくためには、何かしらの国家資格は持っていて損はない
・周りが結婚出産して取り残されていく感がすごい…自分も何か「成し遂げた」という自負が欲しい
という気持ちもありました。

【得点状況】

H29 結果は廃棄しましたが、確か択一は20点台でした
H30 前年と同じくです
R5 選択 計26 択一 計38
R6
選択 4 5 5 3 4 4 5 3 計33
択一 6 7 7 8 5 7 9 計49

【利用のコンテンツ】

H29 他の通信教育講座で初受験
H30 前年と同じ通信教育講座

その後、仕事の多忙さやプライベートでいろいろとあり、勉強を中断

R5 再び勉強したいと感じ、H29・H30時とは違う通信教育講座で勉強再開

R6 前年の試験中に、社労士24のまとめ画像などをtwitterで見かけて興味を持ったため、
・経験者合格コース+社労士24
・模試は大原以外にも2つ位受験
・アプリは、大原のトレ問、条文穴埋めが勉強できる某アプリ、忘却対策ができるリマインダー的な某アプリ
という形にしました。

【学習計画の立て方】

講義の中で示されていたスケジュールや、教材に同封されている講義スケジュールに合わせて予定を決めていましたが…。
ムリな計画を立ててしまうことが多く、まったく計画通りには進みませんでした。

特に、2月頃までは勉強にまったく身が入らず、
1か月分の予定を立てる→間に合わないので予定を立て直す→その予定もこなせない
という悪循環でした。

自己嫌悪にも陥りそうでしたが、3月に入ってから、集中力を高めるための本を読んだり、これまで不合格だった理由を振り返る時間を作りました。
その中で、
・忘却曲線を意識して、数日前に間違えたことを思い出す時間を作る
・「勉強は机に向かってしなければいけない」という固定概念を捨て、どんなスタイルでもいいから勉強時間を確保する
・5月中に社一までの講義を見終わる
・予定を立てるのは2週間ごとにして、余裕のあるスケジュールにする
と決めました。
そこからはコツコツ講義を見ていき、社一までは5月中に講義見終わり、トレ問も2周しました。

7・8月頃は、直前対策や白書まとめなどの講義も含めてざっくりと予定を決めていましたが、計画通り進まなくても、「とにかく何かしら勉強する!計画通り進まないことを悔やまない!」とだけ思って勉強していました。

【勉強時間の作り方】

前述したとおり、机に向かうことにこだわらず、体調が悪いときや気分が乗らない時は、ベットのなかでゴロゴロしながらアプリで問題を解く等していました。

また、通勤が車で往復1時間かかるため、週に3日間位は社労士24を聞きながら通勤していました。
・運転しながら、24を音だけ聞く
・音だけ聞いたときにわからなかった箇所を覚えておいて、後で見返す
という感じで、聞き流すだけにならないように意識していました。

また、眠るときのBGMとして、YouTubeに上がっている「目的条文の音読動画」を聞き流していました。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

H29 616時間
H30 663時間
R5 687時間
R6 773時間

R6は6~8月で383時間勉強しました。

【回転数】

経験者合格コースの講義は、基本は1.5倍速で視聴し、苦手な箇所は2回転しました。
トレ問は、冊子のほうは最低3周し、苦手な問題は5周はしました。
トレ問のアプリの方も、各教科2~3周はしました。

【一番苦労したことと解決した方法】

年金はほぼ毎日とりくんでいましたが、年金に時間を費やせば費やすほど、「健保、労災、雇用、社一」が疎かになって点が伸び悩む…という悪循環になっていました。
「健保」「労災・雇用」「社一」として、日ごとに交互に取り組むようにしたのと、リマインダー的なアプリで、数日前にやった苦手な部分を思い出すようにしていました。

また、前述したように、24を通勤中に聞く際「音だけ聞いたときにわからなかった箇所を覚えておいて、後で見返す」ことを心がけていましたが、この「わからない箇所を覚えておく」ことが暗記のきっかけになっていた気がします。

【選択式の勉強方法】

トレ問を解くことと、模試や講義で取り上げられた箇所は復習をしっかりしました。
判例問題については、直前期になって「基礎知識も大事だけど国語力も大事だ」と感じたため、まったく知らない判例が来ても、「国語的にどれが正しそうか?」を意識して解くように気持ちを切り替えました。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)
講義の動画を見切ることと、トレ問を2周ずつすることは決めて取り組みました。

・5月~7月(直前期)
年金を毎日やることと、忘却曲線を意識して、「数日前にやった苦手な部分にも取り組む」ということを意識しました。
また、模試で間違えた箇所とその周辺論点の復習をしっかりと行いました。

・8月(最直前期)
最後の大原の模試が総合D判定で、本当に落ち込んでしまいました。
ただ、選択だけではA判定。択一は一般常識が3点と健保が4点で、そのほかは6点以上は取れていたため、
「一般常識と健保さえなんとかなればいける」
と気持ちを完全に切り替えて、この二教科を中心に勉強しました。

最後の一週間は平日3日間休みをいただいて、勉強時間の確保に努めました。
また、「問題を解いて間違えると自信喪失につながりかねない」と感じたため、問題も多少は解きましたが、社労士24を見ることを優先していました。
特に、最後の4日で24を2周はしました。

【受験生の方へのメッセージ】

「模試がD判定でも受かる人はいる」というようなことは金沢先生も講義でおっしゃっていましたが、本当にそういう人がいることが身をもって体験できました。
あきらめずにやるのみです。

まら、本番中に問題を読んでいると、金沢先生の声が自然と脳内に聞こえてきて、解けた問題が何問もありました。
(例:一般常識 問9の選択肢オ 年金加入期間が通算されないのは遺憾です など)
ついついダラけてしまう人は、隙間時間に動画を流し見すところから始めてみてはいかがでしょうか?

【その他ご感想など】

金沢先生の簡潔な表や図式、わかりやすい語呂や説明は、他の通信講座にはないものだと思います。
大原にして本当によかったです。
合格者フォローのweb通信も申し込んで、お世話になりたいと考えています。
本当にありがとうございました。

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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