2024年社労士試験合格体験記(6)「”基礎ゴリゴリ”に徹する」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2024年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は”おむらいす”様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #社労士合格体験記

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プロフィール

30代男、会社員
都内私大法学部卒

【社労士を目指したきっかけ】

母を在宅で介護していた際に自分自身が医療や介護、障害、休業、福祉・行政サービスの利用手続き等様々な面で苦労をしました。
その際には社労士の存在は意識していなかったのですが、勤務先の人事社員から「社労士受けてみたら?」と提案を受けて調べてみると
まさに自分自身が母の介護を通して困難に直面していたことが直結している資格だとその時に初めて知りました。
自分自身が苦労を味わった経験がいつか母以外の人の役に立てるかもしれない。
そう思って母に対してこの先するはずだった親孝行を人や社会に対してさせていただきたいという思いで社労士を目指しました。

【得点状況】

R5…選択34点(厚年2点)・択一54点で不合格(1回目)
R6…選択38点・択一59点で合格(2回目)
(選択:5/5/5/4/5/5/5/4  択一:8/8/8/8/8/10/9)

【利用のコンテンツ】

R5…社労士24+直前対策(通信)
R6…必勝リスタート講座+経験者合格コース+社労士24(全て通信)+大原トレ問アプリ

【学習計画の立て方】

普段の残業時間等があまり読めなかったためあえてあまり細かく計画は立てませんでした。
計画を細かく立てると出来なかったときにネガティブになるので、日々進めるだけ進もうというスタイルです。

計画ではなく「習慣チェックカレンダー」で実施したものに日々チェックマークを付けていき、
しばらく触れていないものが分かるように見える化していきました。
項目は以下のように設定していました。時間や量に関係なく少しでも触れたら「実施済み」としてチェックを入れていました。
ハードルは低く設定して、「少しでもやろう」という意識を持つ工夫をしていました。

・経験者合格コース視聴
・社労士24視聴
・テキスト読み(精読・速読・音読)
・毎日年金
・毎日災雇徴(最も苦手な3科目いずれかに毎日何かしら触れる)
・白紙トレーニング(主に雇用保険体系図や年金体系図)
・毎日トレ問アプリ10×10(10科目×10問=100問)
・判例白書統計
・選択対策(主に選択トレ問を解く→テキストに戻って周辺論点も含め復習→テキスト一元化)
・択一対策(主に択一トレ問を解く→テキストに戻って周辺論点も含め復習→テキスト一元化)

【勉強時間の作り方】

・平日は通勤時間、会社に早めに出社して社内で勉強、昼休み、ジムで運動しながら等隙間時間を活用
・休日はコワーキングスペースで集中して机に向かって勉強
・ジムで有酸素運動をしながら動画視聴やテキスト読み等「ながら勉強」で時間を捻出

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

・平日…通勤(往復)1時間+会社に早朝出社して休憩室で1時間+昼休み1時間+帰宅後ジムや自宅で2時間=計5時間
・休日…12~16時間(主にコワーキングスペース)
・トータル時間は計算していません。

【回転数】

・基本テキスト…数えきれません(試験中に頭の中でテキストのページがめくれるくらい読み込みました)
・社労士24…数えきれません(試験中に頭の中でスライドと音声が流せるくらいに隙間時間に回転させました)
・択一式トレーニング問題集…8回転以上 
・選択式トレーニング問題集…問題を解いたのは3~4回転(但し、別途複数回完成文音読や完成文赤シートで隠して解く等も複数回実施)
・アプリ版トレーニング問題集…約3万問 ※12月1日から毎日10科目×10問=100問実施

【一番苦労したことと解決した方法】

1年目に選択式のあと1点で落ちた後の「また落ちるのではないか」の不安克服が一番苦労しました。

1年目の反省点は選択式を我流で解いていたこと、基礎基本の徹底が不完全だったことでした。
「自分流でできているからこれでいい」は一切排除して、ゼロベースで金沢先生の助言通りに忠実に勉強して訓練していきました。

「あと1点」を追い求めて範囲を広げるのではなく、
「あと1点」足りなかった要因は一体何だったのかをしっかり分析し、そのうえで対策を講じていきました。

「また落ちるのではないか」という不安が当初はありましたが、
「これだけ先生の助言に沿って基礎基本を徹底して基礎ゴリゴリに仕上げたら不合格になるはずがない」
「幕張メッセにたくさんいる会場の中で自分が一番基礎基本を固めてきたから正々堂々と胸を張る!」
と自信にをもって本試験に臨め、本試験は不安や緊張感は無く普段通りのパフォーマンスを発揮することができました。

【選択式の勉強方法】

・選択肢を見ずに記述式と思ってまずは書き出す
・次に書き出した答えを選択肢の中から正確に選び出す
・選択した語句が本文全体を通して違和感がないかの最終チェック

面倒ですがすべての選択式問題(トレ問、直前対策演習)で上記の3ステップを踏む訓練し、本番も同様に解きました。

初受験の際金沢先生の動画で「最初から語句を見ない」と繰り返し教えていただいたにも関わらず、トレ問でも模試でも語句を見てから正答できていたため我流で語句から当てはめていってしまっていました。

その結果、R5本試験では「財務大臣」というキャッチーな語句が最初に目に入り、次に本文を見てしまったため
本来は全く異なる条文にも関わらず内容(ストーリー)があたかも合致して見えてしまい誤った選択肢を選んでしまうという失敗をしてしまいました。

そのため、時間も労力もかかりますが必ず3ステップを踏み、ひっかけに騙されないように工夫していました。
遠回りなようですが、試験委員の先生方が巧妙に仕掛けたトラップに引っかからないようにするためには選択式も講師の先生の助言を素直に聞いて地道に努力しかないと思い基礎基本に徹していました。

R6選択式本試験問題の40空欄中38空欄が大原教材に掲載有。選択式トレ問からもズバリ的中多数。
選択式対策についても「手を広げたりせずに手元の教材を信じてよかった」というのが率直な感想です。

【勉強内容】

・5月まで(直前期の前)

・講義視聴
・前年社労士24レクチャーテキストから重要事項のの書き写し(作業にならないように復習を意識)
・社労士24を2倍速で視聴して忘却防止
・テキストの耕し、テキストに一元化
・目的条文・判例を前年テキストで強化
・統計は大枠や母数のみ全体像として把握に留める。研究しない
・トレ問(択一・選択)の反復継続→テキストに戻って復習・一元化
・確認テスト→テキストに戻って復習・一元化

・5月~7月(直前期)

・「5月まで」の内容を継続 ※他のものに手を広げないことを意識
・直前対策のカリキュラムに沿って5択で解く解法テクニックや思考手順を確立
・模試の受験はT社1回のみ。時間配分・自分の解放と思考手順に問題がないか実践
・「労働経済・厚生労働白書まとめテキスト」を使って統計・白書対策

・8月(最直前期)

・耕して一元化してきたテキストを使ってテキスト読み9割 ※耕し・一元化も完了しているためインプット・アウトプット全部テキストでできる状態
・択一トレ問や直前演習を使って解く感覚を忘れない訓練が1割
・模試の問題用紙の筆跡を見て解放テクニック・思考手順のシミュレーション ※難問奇問がきてもブレない覚悟を決める

【受験生の方へのメッセージ】

手元にある教材こそが社労士受験のプロが様々な趣向を凝らして作り上げた最高の教材なはずです。
そして講師の先生は真剣に私たち受講生を合格させるためにあらゆるアドバイスをくれるはずです。
合格は斜め上でも無く後ろでも無く、正面ど真ん中にあります。
合格への道の最短距離をナビゲートしてくれるプロを信じて是非まっすぐに合格に向けて突き進んでください。

私自身X(旧Twitter)で毎日のように「基礎ゴリゴリ」とつぶやいていました。
それは誰かに向けたものではなく、自分自身へ言い聞かせる言葉でした。

基礎基本から手を広げないために。
反復継続して密度と確度を高め続けるために。
そして、合格するために自分自身に「基礎ゴリゴリ」とおまじないをかけるような気持ちでいました。

基礎ゴリゴリに徹し、誰よりもひたむきに地道に貪欲に反復継続して積み上げてきた苦労は本試験で必ず成果へと繋がります!
各科目基準点以上・択一50点以上の絶対安全圏内で合格発表日をドキドキワクワクしながら楽しみに待つ体験をするのは、次はあなたの番です!

【その他ご感想など】

1年目に基礎基本を疎かにして失敗したことも、
2年目に基礎基本を誰よりも大切にして成し遂げたことも、
本当に有難い体験をさせていただいたと感謝をしています。

金沢先生、大原の先生方、教材制作等様々な場面でお力添えを頂いた大原の皆様へ心から感謝しています。
成し遂げることができたのは、大原の皆様のお陰です。本当に2年間ありがとうございました。

地元長崎に戻り、地元の人や社会に貢献できるように初心を忘れずこれからも「基礎ゴリゴリ」の精神で精進してまいります。

 

その他の合格体験記

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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