【社労士 選択式】正解率72%!老齢厚生年金の額【厚年】

皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。

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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。

解く際のポイントテキストが入ります。

①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。

このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。

それでは、今回のお題はこちらです。

老齢厚生年金の額(正解率80%)

問題

老齢厚生年金の額は、被保険者であった全期間の平均標準報酬額(被保険者期間の計算の基礎となる各月の標準報酬月額と標準賞与額に【?】を乗じて得た額の総額を、当該被保険者期間の月数で除して得た額)の千分の5.481に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて得た額とする。

A 給付乗率
B 改定率
C 再評価率
D 調整率

 

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解答・解説

”正解はここをクリック”

C 再評価率」。

昭和30年代の初任給は1万~2万程度。
こういった過去の低い標準報酬をそのまま平均すると、年金の実質価値が低くなってしまう。
そこで、過去の標準報酬を現在価値に見直すことを、再評価という。
具体的には、過去の標準報酬に再評価率を乗じる。

再評価率は法律に定められた基準に従って毎年度政令により改定される。
その基準は、原則的には、新規裁定者の場合は、名目手取り賃金変動率に応じて改定し、既裁定者の場合は、物価変動率に応じて改定する。
これに、さらにマクロ経済スライドによる調整が行われる。

・改定率→年金法定額”○○円”に乗じるもの
・再評価率→報酬比例年金の”標準報酬”に乗じるもの
・名目手取り賃金変動率(実賃×物×可)→毎年度の改定のため、改定率や再評価率に乗じるもの
・調整率→マクロ経済スライド発動のため、名目手取り賃金変動率に乗じるもの

以上、今回の問題でした。

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー

過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。

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【今日の一言】

記憶力は才能なのかもしれない。
しかし、覚え直すかは自身の選択だ。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

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