皆様こんにちは。
資格の大原 社会保険労務士試験対策講座の金沢です。
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選択式問題を解く際のポイントは次の通りです。
①問題文を見て解答となる語句や数字を思い出す※いきなり語群をみない
②思い出した語句や数字を語群から探す
③ダミーの選択肢と相対評価して解答を確定する
④思い出せなかった場合でも、どういう性質のカテゴリー(行政機関名、給付名称、給付率、届出期限など)かを思い出した上で、語群から探す。選ぶ際も自分なりの根拠を持って選ぶ。
このポイントを意識することで、選択式対応力が上がっていきます。
それでは、今回のお題はこちらです。
複数事業労働者への保険給付(正解率21%)
問題
労働者災害補償保険法。
複数事業労働者が業務上の事由により死亡した場合には、その遺族に、【?】が支給される。
その給付基礎日額は、それぞれの事業場の給付基礎日額相当額を合算した額とする。
A 遺族給付
B 複数事業労働者遺族給付
C 複数事業労働者遺族補償給付
D 遺族補償給付
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解答・解説
「D 遺族補償給付」。
複数業務要因災害は、複数事業労働者でしかおこり得ない。
しかし、「複数事業労働者には複数業務要因災害のみ発生する」は勘違い。
給付の種類は、「だれが」ではなく「保険事故の種類」と紐づいている。
複数事業労働者の事故が
・片方の事業の業務が原因であれば業務災害
・複数の事業の負荷を総合して過労死・精神障害の認定基準に該当すれば、複数業務要因災害。
・通勤によるものであれば通勤災害。
複数事業労働者が
・業務災害で死亡→遺族補償給付を支給。支給額は賃金合算
・複数業務要因災害で死亡→複数事業労働者遺族給付を支給。支給額は賃金合算。
・通勤災害で死亡→遺族給付を支給。支給額は賃金合算
以上、今回の問題でした。
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリー
過去の選択式問題の正解率別・項目別カテゴリーはこちら。
特に、正解率51%~75%、76%~100%の問題は、他の受験生の方も取れる論点となりますので、マスターしたいところです。
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【今日の一言】
11月も下旬に差し掛かる。
12月は年賀状やらの年末のバタバタ、1月は年始の用事、2月は28日しかなく、3月は年度末の忙しさで、気づけば4月を迎え愕然とする。
時の流れのスピートがぐんぐん増す。
「明日から」と思っていると時がどんどん追い越していく。
「今日から」はじめる。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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