【社労士 大原】模擬試験は必要か?おすすめの回数は?【模試2021】

皆様、こんにちは。
金沢博憲(社労士24)です。

全科目一巡の時期が終わると、直前対策期に突入します。

受験生の皆様は、これまでの学習の総合成果を測るべく模擬試験に挑戦することになります。

という出だしで始まりましたが、まず、そもそも、試験に合格するために模試を受けるということが必要条件なのか?ということについて考えてみます。

そもそも模擬試験を受ける必要はあるのか?

模擬試験は合格可能性を高めるためのもの

結論的には「模試を受けないと合格できない」という必要条件ではありません
模試を受けないまま合格している方もいらっしゃるからです(私自身も模試は受けませんでした)

とはいえ、合格者の方のうち多くは模擬試験を受けているわけですから、用法・用量を守って正しく受ければ、合格可能性を高めることが可能、というのが、模擬試験といえます。

では、模擬試験を受けるとなぜ合格可能性が高めることができるのかご説明します。

合格可能性を高めることができる理由

次の5つの理由をあげることができます。

  1. 全復習のきっかけづくりになる
  2. 時間配分の感覚が身につく
  3. 弱点のあぶり出しができる
  4. 5択の中から正解肢を選び出す訓練
  5. マークシートの練習

全復習のきっかけづくりになる

模擬試験は、本試験と同じく、全科目が出題範囲になりますから、全科目を復習するきっかけにすることができます。
この模試の機会がないと、本番まで全復習のきっかけがなく、「全体をムラなく仕上げる」感覚を身につけることが難しくなります。

時間配分の感覚が身につく

択一の試験時間は3時間半(210分)です。
たっぷりあるような気もしますが、はじめて受けてみると、一般的には時間不足に陥ることが多いです。
前半の問題や難問に時間を取られてしまうのです。
その結果、見直し時間も満足にとれず、とれた問題がとれない、という失敗をします。

模擬試験を受けると、その失敗を踏まえて時間配分を修正することができ、本試験に望むことができます。

弱点のあぶり出しができる

模擬試験を受けると、一般的には「結果表」が配布され、全国順位、得点分布や問題別の正解率を知ることができます。
問題別の正解率をみると、「他の受験生の正解率は高いのに、自分は間違えた問題」を見つけることができます。
これは直前期に重点課題とすべき”伸びしろ”となります。

5択の中から正解肢を選び出す訓練

本試験の択一は五肢択一です。
この五肢をすべて○×つけて正解肢を特定することができる問題は少数派です。
たいてい、五肢の中で、1肢、2肢、それこそ4肢は、見たことも聴いたこともない選択肢、という問題が多いです。

そういう問題でも、既存の知識で正誤判断できる正解肢を選び出すことが、本試験で求められます。

模擬試験も、本試験と同様に、あえて難しい肢を混ぜて作っていますから、その選び出す訓練ができます。

マークシートの練習になる

マークシート試験は学生の時以来、という方も少なくないと思います。
模擬試験で単純なマークミスを防ぐための練習をすることができます。

以上、模試を受けると合格可能性が高まる理由をご紹介しました。

一方で、模試を受ける上でやりがちなNG行動もあります。

模擬試験の5つのNG行動

NG行動は5つあります。

  • 沢山受けすぎる
  • 復習なしで受ける
  • 受けっぱなし(復習しない)
  • 結果に必要以上に落ち込む
  • 枝葉の論点を深堀りする

沢山受けすぎる

模擬試験を1回受けると、試験時間は5時間くらい、終わった後はヘトヘトで1日消えます。
試験まで日が迫る中での貴重な休日が、です。

不必要な回数を受けると、他の大事な勉強ができなくなります。

個人的なおすすめは2回です。
模試1回目で修正点をみつけて、模試2回目で実践、そして本番へという流れです。

なお、すでに沢山申し込んでしまった場合や模試を受ける時間がないという場合は、時短で処理しましょう。
すなわち、解くことをせずに、問題と解答を一緒に”読む”のです。

ちなみに、ツイッターで集計したアンケート(投票数855)では、「2回受ける予定」が最多でした。

模試を何回受ける予定でしょうか?
  • 第1位→2回(49.8%)
  • 第2位→3回以上(23.0%)
  • 第3位→1回(18%)
  • 第4位→受ける予定はない(9.1%)

 

復習なしで受ける

全復習のきっかけづくりが模試を受けるメリットです。
復習無しで受けるのは、そのメリットを消します。

本気の失敗が成長に繋がります

受けっぱなし(復習しない)

せっかく弱点のあぶり出しができたのに、それを放置するのも、また、模試のメリットを受けるメリットを消す行為です。

なぜその解答を選んだのか、記憶が鮮明な受けたその日のうちに復習をしてしまいましょう。

鉄は熱いうちに打てです。

結果に必要以上に落ち込む

結果に対して、いわゆる判定が行われます。
D判定とか書いてあったら落ち込むのは当然ですが、それは現時点での仕上がりに過ぎません。

本番まで2か月~1か月の期間があります。

そのラスト数ヶ月の成長曲線は凄まじいものがあります。

差分を把握し、分析と克服をしていきましょう。

枝葉の論点を深堀りする

模擬試験では、本番と同様に、「未知の論点」の選択肢を混ぜてきています。
それは、出題可能性が高いから出している、というよりは、難問混じりの問題から基本知識で正解肢を選び出す訓練のために出題しているのです。

お手元のテキストに載っていないような問題は、本番では合否を分けません。
そういった問題を深堀りしていくと、真ん中の基本事項がおろそかになる知識のドーナツ化に陥ります。

復習すべきは、テキストにのっているのに間違えてしまった問題です。

以上が5つのNG行動です。

これらを踏まえ、次に、模擬試験の受験をより効果的にするための”心構え”をご紹介します。

模擬試験前中後の心構え

①模擬試験を受ける前

全科目一通り学習してのぞむことが肝要です。
模擬試験の効用は、受けることの他に全科目を復習するきっかけとすることができる点にあります。

時間があまり無い場合は、全科目という学習範囲を固定した上で、「間引き」で調整しましょう。
例えば、全科目の択一トレ問の直近過去5年分のみを復習する、全科目の定例試験のみを復習するという具合です。

②模擬試験を受けているとき

まず、本試験における試験時間や試験科目についてみてみましょう。

 

選択式

・試験時間10:30~11:50(80分)
・1科目5点・8科目40点満点 
 〔問1〕労働基準法・労働安全衛生法
 〔問2〕労働者災害補償保険法
 〔問3〕雇用保険法
 〔問4〕労働に関する一般常識
 〔問5〕社会保険に関する一般常識
 〔問6〕健康保険法
 〔問7〕厚生年金保険法
 〔問8〕国民年金法

択一式

・試験時間13:20~16:50(210分)
・1科目10点・7科目70点満点
  労働基準法・労働安全衛生法/10問
  労働者災害補償保険法・労働保険料徴収法/10問
  雇用保険法・労働保険料徴収法/10問
  一般常識/10問
  健康保険法/10問
  厚生年金保険法/10問
  国民年金法/10問

択一式は1科目30分、1問あたり3分です。
見直しの時間も考えると、最大でも1科目25分以内に収めたいところです。

時間切れにならないための基本中の基本テクは「難しい問題は後回しにする」です。
難しい問題に時間を浪費すると、他の易しい問題に取り組む時間が不足し、取りこぼしの原因となります。
易しい問題を確実に解答した上で余った時間で難しい問題に取り組むようにしましょう。

難しい問題というのは、受験生全体の正答率が低いと思われる問題です。
具体的には次の通りです。
・個数問題
・事例問題
・長文問題
・見たことも聞いたこともない論点

これらの問題は、本試験でも合格基準点をいい感じに6割から7割にするために、「得点させないため」の問題として出題してきます。
難問に時間とスタミナを消費させられた挙句、失点するという事態を避けるために、「華麗にスルーする」のが、正しい対処法なのです。

その他、試験問題の解き方の基本はコチラから

試験の解き方11のキホン

③模擬試験を受け終わった後

模擬試験を復習するにあたっては、優先順位を考えましょう。
最優先すべきなのは、選択式試験問題の復習です。

理由としては、
選択式の訓練をする機会は、択一式に比べ少ないこと、
もし本試験で同じ論点が出題された場合、模擬試験を受けた他の受験生は得点できるのに、自分は得点できないと致命傷となってしまうこと(これは択一式でも同じことですが、選択式と択一式では1点の重みが違うため選択式では特に重要といえます。)、
などです。

次いで、受験者平均の正解率が高いのに間違ってしまった択一式問題、受験者平均の正解率が低く間違ってしまった択一式問題の復習という順をお勧めいたします。

復習の仕方についてはこちらの動画で解説しています。

次に、本番に向けて、模擬試験を通じて確立しておきたい”自分の解き方”を紹介します。

自分の解き方を確立する。

確立しておきたいことは6つあります。

①時間配分
②科目の順番
③マークのタイミング
④個数や事例の対処
⑤見直しの仕方
⑥昼食やトイレタイム

時間配分

択一式210分の使い方。1科目30分かけていたら見直しができない。
長くても25分たったら強制的に次の科目へ。

択一式試験は70問/210分ではなく、10問/25分×7セットの感覚で解き進める。
後半の科目で意識が飛ぶ原因の一つは「焦り」。
スタミナが減っているところに「焦り」が重なると、目が滑りまくり。
最後の科目で60分残っているのと、30分しか残っていないのでは、問題文へのグリップ感が全く異なる。

解く順番

問題の計算順で解くか、得意科目からいくか、などの順番です。
結論的には好みの問題(笑)ですが、事前に確立しておくべきものです。

本試験ではじめて「ちょっと年金からといてみっか!」とぶっつけ本番でいくのはリスクが高すぎます。

詳しくはこちらの記事で紹介します。

 

マークのタイミング

一問ごとか、科目ごとか、全問終了後か。

1問ごとは、無難な方法です。
ただし、解く→塗る→解く、と問題に集中できない感じがあわない場合もあり、また問題を飛ばして解くタイプですと、マークミスのリスクがあります。

全問終了後は、問題を解いてから、最後に全部塗るので、問題に集中、塗ることに集中できるメリットがあります。
しかし、終了ギリギリまで、マークが白紙である不安感が生じる点がデメリットです。

科目毎は、その中間です。

ちなみにアンケート結果では、「1問ごと」が最多となっています

 

 

 

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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