皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
今回はぽてと様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記
合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら
プロフィール
30代後半 男性
人事総務課勤務(3年)
【社労士を目指したきっかけ】
人事総務課に所属していましたが、恥ずかしながら労働保険・社会保険の知識がほぼなかったため、基礎から学びたいと思い勉強を始めました。
また、仕事で関わった複数の社労士の方々の対応が遅かったり不正確だったり、時には態度が悪かったりすることがあり、「自分が社労士になれば、企業にとってより良いサポートができるはずだ」と感じたこともきっかけの一つです。
【得点状況】
今回が初めての受験でした。
選択 5/3/4/2/3/4/3/5 29点 労一救済
択一 7/6/4/7/5/8/7 44点
【利用のコンテンツ】
・社労士合格コース
・『社労士V イラストでわかる労働判例100』(テキスト)
・アプリ「社労士トレ問」
・アプリ「社労士秒トレ」
・YouTube「図解でわかる社労士講座」
【学習計画の立て方】
直前期までは大原の学習計画に沿って進めました。
また週や月で計画を立てても急に予定が入ると崩れてしまうので、一日の中で何を何時間行うかを決めて、それをひたすらこなしていました。
【勉強時間の作り方】
朝は早起きをし、仕事終わりや休日にほとんど予定を入れませんでした。
予定があったとしても、アプリをやるなり、過去問を数ページ解くなり、全く勉強をしない日はほぼありませんでした。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
トータル時間は記録していませんが、おそらく800~900時間程。
試験合格のために必要な勉強時間は800時間以上必要とよく言いますが、通算ではなく「1年で800時間」が必要だと感じました。
<平日> 計3時間
朝出勤前 1時間30分
夜帰宅後 1時間30分
朝、勉強した後にそのまま会社へ行くと、頭が疲れていて仕事に支障をきたしていたので、勉強後に20分程仮眠をとってから家を出ていました。
<休日> 計6時間
午前 1時間30分
午後 3時間
夕食後 1時間30分
【回転数】
講義視聴 1回
選択問題集 4回転
択一問題集 10回転ほど
テキスト 10回転ほど
試験前でも基礎が固まっていないと感じていたので、直前講座の問題は封すら開けませんでした。
落ちたら来年の楽しみにとっておこうと割り切っていました。
【一番苦労したことと解決した方法】
講義が社会保険に入ったあたりで、毎週ついていくことに必死で、理解が追い付かず挫折しかけましたが、講義中の石戸先生の励ましに救われてなんとかしがみつくことができました。ありがとうございました。(ただ終盤に短期合格マウントをとられたことで、なにくそと思い、やる気に火が付いたのも今では良い思い出です)
また、試験一週間前に焦りとプレッシャーで、問題を読んでも全く頭に入ってこず、簡単な問題も解けなくなるという現象に陥りましたが、「今焦ってもしょうがない。この一年間身に着けたことをぶつけよう。それでもダメなら単に勉強が足りなかっただけ」と自分に言い聞かせて、なんとか平常心を取り戻しました。
そう思うことができたのも、勉強するにあたって自分の中でテーマにしていた「焦らず、愚直に、コツコツと」という言葉を一年間続けてきたという自信があったからだと思います。
【選択式の勉強方法】
問題集は選択式対策というよりも、テキスト内容の条文表現の確認に使いました。
理解よりも暗記が重要な箇所が多かったため、問題集の各科目「目的条文+次の1ページ」を書き写すことを直前期に行ったことも、結果的に選択式の得点につながったと感じています。
【勉強内容】
・5月まで(直前期の前)
講義視聴後、次の講義までに以下のことを行いました。
テキスト読み:1回
択一問題集:1~2回
選択問題集:1回
講義が週1ペースの時は前科目の復習もできましたが、週2になってからはついていくのに必死でした。
余裕のある内に労働科目の横断まとめや、判例対策をしていたことが後の復習で役に立ちました。
ちなみに、週2になることを知らなかったので、試験直前までこのペースで講義が続くことを知った時は絶望しました。
・5月~7月(直前期)
一日の内で何を何時間行うかということを以下のように決めて、それを淡々とこなしていました。
「科目ごとに択一問題集を解き、テキストを読む」をページ順に繰り返していました。
社一、労一は手薄になりがちなので、毎日少しずつ解くようにしていました。
1時間30分
15分 統計・判例・目的条文(日ごとに切替)
15分 社一
15分 前日間違えた問題を解く
45分 社会保険科目(択一問題+テキスト読み)
1時間30分
15分 テキスト書き写し(暗記が必要な箇所)
15分 労一
60分 労働保険科目(択一問題+テキスト読み)
※休日は上記各時間を倍にして行う
・8月(最直前期)
基本的な勉強方法は直前期と変わりません。
問題集を、徐々に間違えた問題だけに絞って回転させていく、とよく聞きますが、解かない問題を忘れてしまうことが怖かったので私はできませんでした。
また、社一の各法律で似ている箇所が多く、一向に覚えられなかったので、直前になって社一内での横断まとめをしました。
結果として共通点を見つけ、理解に結びついたので、もっと早くにやっておけばよかったと感じました。
【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】
●集合時間
バスが混雑で乗り切れなかったり、会場が広く、到着してから自分の席に辿り着くまでに更に時間がかかったりしたので、もっと早くに到着するべきでした。
●持ち物
下記問題の対策のための必需品です。
上着:冷房効きすぎ問題
マスク:冷房の風が顔にあたって乾燥する問題
クッション:座面が固すぎてお尻が痛くなる問題
会場によりますが、私はこれらを持っていかなかったら試験に集中できていなかったと思います。
●メンタル
「受からなかったら勉強不足なだけ」と自分に言い聞かせたことで、試験中も落ち着くことができ、ペースを崩しませんでした。
労一の選択が5問中1問しかわかりませんでしたが、こんな難しいならどうせ救済入るし、あと1つでも当たっていれば大丈夫、と試験中に思えたことで焦らずに自分の力を出せました。
【受験生の方へのメッセージ】
社労士試験は、歯を食いしばって続けることができる人だけが合格します。
効率よりも執念です。
途中であれこれ手を出したくなったり、他の人の勉強法が良く見えたりしますが、最後に結果を出すのは、自分が決めたやり方を信じてまっすぐ続けていける人だと思います。
今は、これまで頑張ってよかった、と心から思え、やりきったという自信に満ち溢れています。
それは点数や肩書きよりも、ずっと価値のある本物の自信です。
どうかみなさんも途中で投げ出さずに続けてください。
その努力は、きっと人生を強くしてくれるはずです。
【その他ご感想など】
講師の方々の励ましの言葉があったからこそ、最後まで走り切ることができました。
本当にありがとうございました。大原にしてよかったです。
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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
金沢 博憲 「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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