2025年社労士試験合格体験記（58）「強制的にテキストを読む仕掛け」

皆さんこんにちは。
金沢博憲（社労士24 担当講師）です。

2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回はユッキーパパ様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記

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プロフィール

40代男性　社会福祉法人の事務職(主に経理、給与計算ほか)　未就学児1人います。

【社労士を目指したきっかけ】

法人の組織強化に伴い、勤怠管理などの労務管理全般の知識を求められることになったため。　

【得点状況】

令和6年
選択　4/4/4/3/3/3/3/4 28
択一　4/6/4/6/3/8/9 40

令和7年
選択　4/4/5/4/3/5/3/3/ 31
択一　7/8/5/4/5/8/9 46

令和6年は年金二科目を理解するのに時間がかかりすぎたため、労働科目まで手が回らずボロボロでした。
令和7年は労働科目の底上げを図るとともに、択一割れした健康保険の対策に努めました。

【利用のコンテンツ】

令和6年　他社通信、秒トレアプリ
令和7年　社労士24+直前対策、トレ問アプリ、秒トレアプリ、労働判例100

【学習計画の立て方】

次の科目の配信までに講義とトレ問を終わらせるようにしました。

【勉強時間の作り方】

フルタイム勤務、子どもの保育園への送迎、家事等々盛りだくさんなので、スキマ時間をとにかく勉強に充てるようにしました。

具体的には、1時間以上時間が取れそうなのであれば、講義を視聴、紙でトレ問。
あとのちょっとした休憩中はアプリでトレ問をやるなど。
テーマパークアトラクション待ちの時間はトレ問がはかどりました笑

【１日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

平日　2時間　直前期3時間
休日　3時間　直前期5時間〜6時間

トータル時間　令和6年〜で1,200時間くらいです。

【回転数】

トレ問択一式　アプリで30,000問くらい　紙で3周〜5周　設問のどこが穴抜きされても答えられるくらいにはやり込みました。
選択式　労一社一　3周　他1周
秒トレアプリ　30,000問くらい　寝てても判例が頭に出てくるくらいは叩き込みました。

テキストは通しで読むことは少なく、問題を解く都度振り返りで確認していたため、何回読んだかは憶えていません。

【一番苦労したことと解決した方法】

選択式対策は、最後まで最適解がなく実際模試でも選択式は基準点割ればっかりだったので、とにかく問題を時間一杯使って読み込み、この解答なら間違っても後々悔いのしない選択をするように努めました。

【選択式の勉強方法】

8月お盆の週に休みを取り、通しでテキストを読み込みました。

特に択一で問われないフレーズ(「賃金が支払われる休暇」等)は、マーキングをして意識するようにしました

。テキストの用語、数字はどこが穴埋めになっても答えられるように、それが出来なかったら実力不足と言い聞かせて、全科目通読しました。

【不合格だった年の原因と今回変えたこと】

問題を解いたあとテキストの振り返りをせず完結してしまったこと。
いわゆる「答えを憶えちゃってる」状態だったので、基本論点でも問い方を変えられると全く対応できなかったこと。

今年は問題を解いたら必ずテキストのどこのことを問われているのか都度確認し、周辺知識も漏れなく押さえるようにしました。

論点の背景や制度趣旨などは当然に押さえた上で、各科目間の微妙な違いを理解するように努めました。

【勉強内容】

・５月まで（直前期の前）　
講義を視聴し、トレ問を紙で解く。一問ごとにテキストの対応する箇所にマーキングをし、余白に問題番号と誤りであれば正しい語句を自分なりにまとめて書き込み。
これを全ての問題で行いました。
時間はかかりましたが、強制的にテキストを読むことになるので択一についてはグンと理解力が高まりました。
トレ問2周目以降は逆に問題集の解答部分に補足を書き込み、テキストとトレ問を有機的に連動するようにしました。

・５月～７月（直前期）　
直前対策の問題を解いてテキストに書き込み。
白書統計は数字を全て覚えるのは不可能と割り切って、相場観を養うようにしました。
7月中に今までに解いた択一式問題(直前対策、模試など)を一問一答で確認しました。

・８月（最直前期）
択一の模試の点数はそれなりに確保できたため、テキスト読みに注力し選択式対策に備えました。

【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】

選択式は必ず知らない問題が出ると割り切った上で臨みました。
今年は労災と労一の問題を見た瞬間3点確保が困難であると判断したため、時間を目一杯使って問題文を読み込み、一つでも手掛かりがないか、今まで学んだ中で何が引っ張って来れる論点はないか頭の中のテキストをフル回転させて解答しました。
私は選択肢を見ないで先に空欄を記述で埋めていくやり方だったので、未知の問題でも自分の解答に最も近いと感じた語句を当てはめていきました。

択一式は、出だしから個数問題だったりといわゆる一本釣りできる問題が少なかったので、早くかつ丁寧に問題文を読み、最低限2択で勝負できるように絞込みを図りました。そ
れでも2時間で確実に解けた問題が半分以下だったため、残り時間で保留していた問題を解答し、ラスト10分でマーク漏れがないか等見直しをしました。

試験終了後はやり切った感が強く、結果がどうであれもう来年やる気力は沸かなかったです笑